POCO F8 Pro徹底レビュー!音質・カメラ・ゲーム性能の進化とデメリット

2026年1月22日に日本で発売された「POCO F8 Pro」。早くもSnapdragon 8 Eliteプロセッサ搭載で、10万円以下でも「ケタ違いに速い」と評判です。

POCOからは2025年3月にPOCO F7 Pro(Snapdragon® 8 Gen 3搭載)が販売されましたが、新モデルはその処理能力がさらに向上。オーディオ性能やカメラ性能などのエンタメ性能も強化されています。

そこで今回のレビューでは、POCO F8 Proが前モデル「POCO F7 Pro」からどのように進化を遂げたのか、その実力と使い勝手を徹底 比較して検証しました。

 実機の背面上部を持っている。

先に結論からお伝えしましょう

POCO F8 Pro の長所(Pros):

  • Snapdragon 8 Elite搭載による圧倒的な処理性能
  • Bose監修サウンドによる上質なオーディオ体験
  • 待望の光学2.5倍望遠カメラ搭載で撮影の幅が拡大
  • HyperRGB技術採用の鮮明で省電力なディスプレイ
  • 6210mAhの超大容量バッテリーと100W急速充電
  • IP68防水防塵対応かつ200gを切る軽量・一体型ガラスボディ

POCO F8 Pro の短所(Cons):

  • FeliCa(おサイフケータイ)およびワイヤレス充電は非対応
  • microSDカードスロットと3.5mmイヤホンジャックなし
  • システム内の一部広告やプリインストールアプリの整理が必要

総合評価:

POCO F8 Proは、Snapdragon 8 Eliteを搭載したハイエンドなスマートフォンです。前モデルのPOCO F7 Proからオーディオ性能、カメラ性能も向上したことで、エンターテインメント性能も充実しています。おサイフケータイやワイヤレス充電に対応していないこと、microSDカードスロットやイヤホンジャックがないことなどデメリットはありますが、最高峰のスペックでゲームも快適に楽しみたいと考えるユーザーにとっては、最高の選択肢となるでしょう。10万円以下で手に入るコスパの高いハイエンド機としておすすめです。

この記事でわかること

  1. デザインと耐久性: 一体型ガラス加工、チタンシルバー、軽量化199g、IP68防水防塵、サイズ比較、ケース、付属品
  2. ディスプレイ: HyperRGB AMOLED、1.5K解像度、3500nits輝度、リフレッシュレート120Hz、アイケア
  3. パフォーマンス: Snapdragon 8 Elite、メモリ、ストレージ、冷却システム
  4. Antutuベンチマーク: Antutuスコア、CPU性能比較(ランキング)
  5. アプリの動作感: LINE、画像編集、動画編集、レスポンス、発熱・排熱
  6. ゲーム性能: 原神、鳴潮、フォートナイト、Call of Duty、フレームレート(fps)
  7. オーディオ性能: Bose監修サウンド、ステレオスピーカー、音質、エフェクト、イコライザー、ハイレゾ、コーデック
  8. カメラ性能: 光学2.5倍望遠、5000万画素、AI機能、動画撮影、フィルムフィルター
  9. バッテリー: 6210mAh大容量、100W急速充電、リバース充電、スマート充電
  10. 通信性能: 5G、eSIM、デュアルSIM、Wi-Fi 7、au、楽天モバイル、ドコモ、Surge T1+チューナー
  11. AI機能: Xiaomi HyperAI、AI通訳、AI音声認識、Gemini連携、かこって検索
  12. OSと機能: Xiaomi HyperOS 3、Android 16、アップデート保証、マイナンバーカード、おサイフケータイ(非対応)、超音波指紋認証
  13. 比較POCO F7 ProPOCO F7 UltraPOCO F7、Xiaomi 15T
  14. スペック:仕様詳細
  15. 評価:5段階評価、総評、最適なユーザー、メリット・デメリット
  16. 価格(値段):購入先、Amazon、楽天、最安値、キャンペーン、セール、中古

この記事を最後まで読むことで、「POCO F8 Pro」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:POCO F8 Pro | Xiaomi 日本 | すべての仕様と機能

デザインと耐久性:POCO F8 Proの洗練されたボディと実用性

POCO F8 Pro 実機 チタンシルバーの背面を手で持っている。

ここでは、POCO F8 Proの「デザインと耐久性」について、実際に手にして感じた質感や携帯性、前モデルからの進化点を中心に書いていきます。

高級感あふれる一体型ガラスデザイン

箱から取り出した瞬間、その洗練された佇まいに息をのみました。特に今回手にした「チタンシルバー」は、まるで液体金属のような光沢と深みがあり、所有欲を強烈に刺激します。背面はPOCO初となる「一体型加工ガラス」が採用されており、カメラ周りの光沢のあるデコレーション部分と、マットな質感の背面カバーが1枚のガラスから削り出されています。

指でなぞると、カメラユニットの段差が驚くほど滑らかで、継ぎ目を感じさせない作り込みに感動しました。指紋も目立ちにくく、サラサラとした手触りはいつまでも触れていたくなるほどです。カメラユニットは背面上部に配置されており、新たに刻印された「Sound by Bose」のロゴが、デザイン上の良いアクセントになっています。

【徹底比較】サイズ・重量・カラーに見る進化と変化

POCO F8 Pro 実機の側面とボタン

ここでは、前モデル「POCO F7 Pro」と新型「POCO F8 Pro」のサイズ、重量、カラーを比較してみましょう。

サイズの違い

  • POCO F8 Pro:高さ157.49mm × 幅75.25mm × 厚さ8.0mm
  • POCO F7 Pro(前モデル):高さ160.26mm × 幅74.95mm × 厚さ8.12mm

重量の違い

  • POCO F8 Pro:199g
  • POCO F7 Pro(前モデル):206g

カラーの違い

  • POCO F8 Pro:「ブラック」「チタンシルバー」「ブルー」
  • POCO F7 Pro(前モデル):「ブルー」「シルバー」「ブラック」

数値を見て分かる通り、POCO F8 Proは前モデルと比較して高さが約2.7mm短くなり、厚さも0.12mm薄型化されています。幅はわずかに0.3mm増していますが、体感できるほどの差ではありません。注目すべきは重量で、ついに200gを切る199gを実現しました。

実際に持ち比べてみると、たった7gの差ですが、長時間片手で操作した際の手首への負担軽減をはっきりと感じます。高さが抑えられたことで、ポケットに入れた際の収まりも良くなり、座った時に太ももに突っ張る感覚が減ったのは嬉しい進化です。カラーについては、F8 Proの「チタンシルバー」はF7 Proのシルバーよりも金属的な質感が強調され、よりプレミアム感が増している印象を受けました。

操作性とインターフェースの配置

POCO F8 Proの底面と接続ポート

側面のメタルフレームはマイクロカーブ加工が施されており、フラットなディスプレイと背面ガラスをスムーズに繋いでいます。これにより、握った時に角が手に刺さる感覚がなく、グリップ感は良好です。ボタン配置は右側面に音量ボタン電源ボタンが集約されており、片手でも親指で自然にアクセスできます。

底面にはUSB Type-CポートマイクSIMスロット、そしてスピーカーが配置されています。スピーカーは本体上部にも搭載されており、横持ちでゲームをする際にも指で塞ぎにくい位置にあるのが好印象でした。ただし、注意点としてmicroSDカードスロットは搭載されていません。大容量データを扱う場合は、購入時に512GBモデルを検討するか、クラウドストレージの活用が必要です。

頼れるIP68防水とウェットタッチ

耐久面では、IP68等級の防塵・防水性能に対応しているため、水回りでも安心して使用できます。実際にキッチンでレシピを見ながら料理をしてみましたが、濡れた手で触れてもしっかり反応する「ウェットタッチディスプレイ2.0」の恩恵を実感しました。F7 Proでも防水性能はありましたが、濡れた状態での誤タッチ防止機能が強化されているようで、水滴がついた状態でもストレスなくスクロールやタップが可能です。ディスプレイ面には耐久性の高い「Corning Gorilla Glass 7i」が採用されており、日常使いでの擦り傷に対する安心感も高まっています。

充実した付属品とケース

POCO F8 Pro 実機 本体と付属のケース

付属品の充実ぶりもPOCO F8 Proの魅力の一つです。最近のフラッグシップ機では省略されがちな充電器ですが、本機には120Wに対応した急速充電器ケーブルが同梱されています(※本体仕様は100W充電対応)。また、専用のソフトケースも付属しており、カメラユニット周りもしっかり保護される形状になっています。

ただし、付属ケースはあくまで最低限の保護といった質感なので、デザインを楽しみたい場合は別途サードパーティ製のケースを探すのも良いでしょう。画面には最初から保護フィルムが貼付されているため、開封直後から傷を気にせず使い始められるのは非常に親切だと感じました。

POCO F8 Proの付属品 一覧

  • スマートフォン本体
  • ACアダプタ(試供品) ※100W充電器
  • USB Type-Cケーブル(試供品)
  • SIM取り出し用ピン(試供品)
  • ソフトケース(試供品)
  • クイックスタートガイド
  • 保護フィルム(試供品 / 貼付済み)

まとめ:デザインと耐久性

  • 全体的な質感:一体型ガラス加工により、継ぎ目のない滑らかで高級感のある仕上がり
  • 携帯性の進化:F7 Proから約7g軽量化し199gを実現、高さも約3mm短くなりポケットへの収まりが向上
  • 持ちやすさ:マイクロカーブのメタルフレームにより、グリップ感が良く手に馴染む 操作性:ボタン配置は標準的で使いやすく、デュアルスピーカーの位置もゲームプレイを阻害しない
  • 拡張性:microSDカードスロットは非搭載のため、ストレージ選びは慎重に行う必要あり
  • 耐久性:IP68防水防塵に対応し、ウェットタッチディスプレイ2.0で水濡れ時の操作性も快適
  • 付属品:100W充電器やケース、保護フィルムが同梱されており、追加出費なしですぐに使える

ディスプレイ:POCO F8 ProのHyperRGBが魅せる次世代の映像美

POCO F8 Proのディスプレイ。画面に山と夕暮れの自然風景。

ここでは、POCO F8 Proのディスプレイ性能について、実際に映像やゲームを楽しんで感じた没入感や視認性、そして前モデルからの変化について書いていきます。

圧倒的な没入感を生む極細ベゼルと鮮やかなAMOLED

POCO F8 Proの画面を初めて点灯させた瞬間、まず目に飛び込んできたのは、その「縁(ふち)」の少なさです。搭載されているのは6.59インチの「アイケアAMOLEDディスプレイ(有機EL)」で、発色は極めて鮮やかかつ黒の締まりも抜群です。ベゼル幅は下部でもわずか1.68mm、サイドに至っては約1.5mmと極限まで削ぎ落とされており、まるで映像そのものを手に持っているかのような錯覚に陥りました。YouTubeで4K HDRの風景動画を再生してみると、色彩のコントラストが強烈で、有機EL特有の深みのある映像美に思わず見入ってしまいました。

【比較検証】サイズと解像度に見る「実用的な進化」

POCO F8 Proのディスプレイ。色鮮やかな映像。

ここでは、前モデル「POCO F7 Pro」と新型「POCO F8 Pro」のディスプレイ仕様を比較し、その違いを検証します。

画面サイズ・解像度の違い

  • POCO F8 Pro:6.59インチ、解像度 2510 × 1156(1.5K)
  • POCO F7 Pro:6.67インチ、解像度 3200 × 1440(2K)

スペック表だけを見ると、前モデルの2K解像度から1.5Kへと数字が下がっており、ダウングレードしたかのように感じるかもしれません。しかし、実際に両機を見比べてみると、F8 Proには新たに「HyperRGBディスプレイ」技術が採用されており、RGBサブピクセルの構造を最適化することで、1.5Kでありながら2K相当のシャープな画質を実現しています。

文字の輪郭を見てもドット感は皆無で、むしろ消費電力が前世代比で約22.3%削減されているというメリットの方が大きく感じられました。サイズもわずかにコンパクトになったことで、片手での親指の届く範囲が広がり、操作性が向上しています。

真昼の屋外でもくっきり見える驚異的な明るさ

POCO F8 Proのディスプレイを屋外で使用。明るく表示されている。

輝度に関しては、POCO F8 Proが確実に進化しています。ピーク輝度は3500nitsに達し、前モデルの3200nitsを上回りました。実際に晴天の昼下がり、屋外で地図アプリを開いてみましたが、直射日光下でも画面が白飛びすることなく、細かい路地までくっきりと視認できました。HBM(高輝度モード)でも2000nitsを確保しており、明るいカフェのテラス席で電子書籍を読んでも、紙の本と同じような感覚で快適に読み進めることができます。

指に吸い付くような操作感とリフレッシュレート

最大120Hzのリフレッシュレートに対応しており、ウェブブラウジング中のスクロールは非常に滑らかです。特に注目すべきはタッチ感度で、ゲームターボモード時には瞬間最大2560Hzのタッチサンプリングレートを発揮します。リズムゲームやFPS(Call of Duty: Mobileなど)をプレイしてみましたが、タップした瞬間に反応する吸い付きの良さは感動的です。遅延を一切感じさせないレスポンスのおかげで、ここぞという瞬間の操作ミスが減り、ゲームのスコアアップにも貢献してくれそうです。

POCO F8 Proのディスプレイ。屋外でゲームをプレイ。

長時間視聴でも目が疲れにくいアイケア性能

夜間に部屋の照明を落として映画を観る際、POCO F8 Proの優しさを実感しました。TÜV認証の低ブルーライト機能に加え、輝度を1nitまで下げられるため、暗所でもまぶしさを感じません。さらに「円偏波テクノロジー2.0」により、液晶画面特有の直線偏光を自然光に近い円偏光に変換してくれるため、長時間の視聴でも目の奥が痛くなるような疲労感が軽減されていると感じました。

POCO F8 Pro ディスプレイ仕様

  • サイズ:6.59インチ
  • パネル種類:アイケアAMOLED(有機EL)
  • 解像度:2510×1156(1.5K)
  • リフレッシュレート:最大120Hz
  • ピーク輝度:3500nits
  • その他機能:HyperRGB、Dolby Vision、HDR10+、TÜV低ブルーライト認証、円偏波テクノロジー2.0

まとめ:ディスプレイ

  • 画質:HyperRGB技術により、1.5K解像度ながら前モデルの2Kと同等の鮮明さを維持しつつ省電力化に成功
  • 没入感:極細ベゼルと6.59インチのサイズ感が絶妙で、画面占有率の高さを実感できる
  • 視認性:ピーク輝度3500nitsにより、直射日光下での視認性は前モデル以上に快適
  • 操作性:最大120Hzの滑らかさと瞬間最大2560Hzのタッチサンプリングレートで、ゲーム操作も極めて快適
  • アイケア:円偏波テクノロジーや1nitの低輝度対応により、長時間の使用でも目への負担が少ない

パフォーマンス

POCO F8 ProのCPU

ここではPOCO F8 Proのパフォーマンスについて、Antutuベンチマーク、アプリの動作感、メモリとストレージの3つにわけて詳細に紹介します。

Antutuベンチマーク

POCO F8 Proは、プロセッサーにQualcommの最新フラッグシップ「Snapdragon 8 Elite」を搭載しています。これは、上位モデルである「POCO F7 Ultra」やハイエンド機の「Xiaomi 15」にも採用されているものと全く同じチップセットです。TSMCの第2世代3nmプロセスで製造され、CPUにはQualcomm独自の「Oryon」アーキテクチャを、GPUには「Adreno 830」を採用しており、圧倒的な処理能力と電力効率を実現しています。

Antutuベンチマークは以下のようになっています。

POCO F8 ProのAntutuベンチマーク。グラフ。

[Antutu バージョン 11]

例: Antutu V11.0.8 総合で「2991400」、CPUで「879435」、GPUで「1107453」、MEMで「395996」、UXで「608516」

総合スコアは約299万点、CPU性能は約87万9千点、GPU性能は約110万点になります。

なお、Antutu V10 ベンチマークに換算すると、約260万点前後になります。

CPU性能を比較

POCO F8 Proが搭載するQualcomm Snapdragon 8 Elite プロセッサと、他のCPUを比較してみました。

POCO F8 Proのグラフ。Antutu 比較 Qualcomm Snapdragon 8 Elite

CPUランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. Snapdragon 8 Elite (POCO F8 Pro/POCO F7 Ultra)・・・Antutu:260万
  2. MediaTek Dimensity 9300+(Xiaomi 14T Pro)・・・Antutu:230万
  3. Snapdragon 8 Gen 3 (POCO F7 Pro)・・・Antutu:200万
  4. MediaTek Dimensity 8400-Ultra (Xiaomi 15T)・・・Antutu:164万
  5. Dimensity 8400 Ultra (POCO X7 Pro)・・・Antutu:156万
  6. Snapdragon 8 Gen 2 (POCO F6 Pro)・・・Antutu:140万
  7. Dimensity 8300 Ultra (POCO X6 Pro)・・・・・・Antutu:140万
  8. Snapdragon 7s Gen 4 (POCO M8 Pro)・・・Antutu:87万
  9. Mediatek Dimensity 7400 Ultra (Redmi Note 15 Pro 5G)・・・Antutu:61万
  10. MediaTek Dimensity 7025 (POCO M7 Pro 5G)・・・Antutu:48万

POCO F7 Proとの比較から分かること

Antutu V10スコアで比較すると、前モデルのPOCO F7 Pro(Snapdragon 8 Gen 3)が約200万点であるのに対し、POCO F8 Pro(Snapdragon 8 Elite)は約260万点を記録しており、スコア上で約60万点もの差がついていることが分かります。これは数値にして約30%の性能向上を意味しており、わずか1世代で処理能力が飛躍的に伸びていると言えます。

他のCPUとの比較から分かること

ランキングにある他のチップセットと比較しても、Snapdragon 8 Eliteの性能は群を抜いています。Xiaomi 14T Proに搭載されている高性能なMediaTek Dimensity 9300+(約230万点)と比較しても約30万点の差をつけてトップに立っており、現行のスマートフォンの中で最高峰の性能水準にあることが分かります。また、POCO X7 Pro(約156万点)やPOCO M8 Pro(約87万点)といったミドルレンジ以下のモデルとは桁違いのスコア差があり、圧倒的なパフォーマンス差があることがデータから読み取れます。

アプリの動作感:POCO F8 Proの爆速処理と驚異の冷却性能を徹底検証

POCO F8 Proの画面とアプリ

ここでは、POCO F8 Proの日常的なアプリ操作から、画像・動画編集といった高負荷作業、そして気になる発熱制御について、実機を使用して検証した結果を書いていきます。

日常使いが「別次元」の快適さへ

まず普段使いで驚かされたのは、UIレスポンスの圧倒的な速さです。Xiaomi HyperOS 3と最新のSnapdragon 8 Eliteの組み合わせに加え、LPDDR5X (9600Mbps)メモリとUFS 4.1ストレージという高速な足回りのおかげで、アプリの起動や切り替えに「待つ」という感覚が一切ありません。LINEやブラウザ、SNSアプリを次々と切り替えても、120Hzリフレッシュレートのディスプレイが指に吸い付くように追従し、ヌルヌルと動きます。

クリエイティブ作業もストレスフリーな処理能力

このスマホの真価は、クリエイティブな作業でこそ発揮されます。Adobe Lightroomで5000万画素の高解像度写真を現像してみましたが、スライダーを動かした瞬間にプレビューが反映され、書き出しもあっという間に終わります。特にXiaomi HyperAIを活用した「AIカットアウト」などのAI編集機能は処理待ち時間がほとんどなく、サクサクと作業が進むため、スマホでの画像編集が楽しくなりました。

動画編集においても、Snapdragon 8 EliteとAdreno GPUのパワーをまざまざと見せつけられました。CapCutで4K動画素材を複数重ねてプレビューしてもカクつきは皆無で、シークバーの操作も滑らかです。1440Pのダイナミックショットを含んだ編集でも、エンコード速度が非常に速く、外出先でVlogを作成してすぐにアップロードするといった使い方も余裕でこなせます。F7 Proと比較しても、特に重いエフェクトをかけた際の処理落ちが劇的に改善されており、もはやPC並みの快適さと言っても過言ではありません。

熱さを感じさせない「3DトリプルレイヤーIceLoopシステム」の進化

POCO F8 Proの冷却システム「3DトリプルレイヤーIceLoopシステム」

ハイエンド機で最も懸念される発熱問題ですが、POCO F8 Proはここでも驚きの進化を見せてくれました。新たに搭載された「3DトリプルレイヤーIceLoopシステム」(冷却システム)は、F7 Proと比較して最大熱伝導率が40%向上しているとのことですが、実際に高負荷なベンチマークアプリや動画書き出しを連続して行っても、本体が「熱い」と感じる不快なレベルまで温度が上がらないのです。

特に感動したのは、長時間ゲームをプレイした際の熱制御です。「WildBoost最適化」のおかげでフレームレートが安定しており、1%低フレームレート指標でも高い数値を維持していました。何より素晴らしいのは、「インテリジェント温度制御」により、手が触れるグリップゾーンへの熱伝導がうまく回避されている点です。内部では熱が発生していても、ユーザーが触れる部分はほんのり温かい程度に保たれており、集中力を削がれることがありませんでした。この「触れた時の不快感のなさ」は、長時間の使用においてスペック表の数値以上に大きなメリットだと感じます。

まとめ:アプリの動作感

  • 日常のレスポンス:Xiaomi HyperOS 3とSnapdragon 8 Eliteにより、アプリ切り替えやスクロールが極めて滑らかで遅延がない
  • 画像編集の快適さ:LPDDR5XメモリとXiaomi HyperAIの恩恵で、高画素データの読み込みやAI編集の待ち時間が劇的に短縮
  • 動画編集のパワー:Adreno GPUの性能が高く、4K素材の編集やエンコードもPC並みの速度で処理可能
  • 冷却システムの進化:3DトリプルレイヤーIceLoopシステムにより、前モデル比で熱伝導率が40%向上し、高負荷時でも安定
  • 発熱の体感:インテリジェント温度制御によりグリップゾーンへの熱流が回避され、長時間持っても不快な熱さを感じない

メモリとストレージ:POCO F8 Proの爆速規格と快適なマルチタスク環境

POCO F8 Proの前面 上部

ここでは、POCO F8 Proの快適な操作性を支えるメモリとストレージ性能について、実際の使用感や規格の進化を交えながら詳しく解説していきます。

爆速9600Mbpsメモリと柔軟な仮想メモリの実力

まず驚かされたのは、標準で12GB搭載されている「LPDDR5Xメモリの圧倒的なスピードです。今回のPOCO F8 Proでは転送速度が最大9600Mbpsに達しており、アプリの起動や切り替えが一瞬で完了します。前モデルのPOCO F7 Proも同じ12GBのLPDDR5Xを搭載していましたが、F8 Proを使っていて感じるのは、重量級ゲームからブラウザに戻り、再びゲームに戻った時の復帰の速さが一段と洗練されている点です。

さらに便利なのが「メモリ拡張」機能です。ストレージの一部を仮想メモリとして割り当てることで、最大12GBを追加し、合計24GB相当のRAMとして運用できます。実際にデフォルトの設定から最大値まで引き上げて使ってみましたが、多数のアプリを裏で立ち上げていてもタスクキル(再読み込み)が発生する頻度が明らかに減りました。これなら、ゲームの周回中に攻略サイトを見たり、SNSをチェックしたりしても、アプリが落ちてイライラすることはありません。まさにフラッグシップ級のバックグラウンド保持能力だと感じました。

UFS 4.1の高速転送と安心のデータ管理

ストレージに関しては、256GBと512GBの2モデルから選べます。どちらも最新規格の「UFS 4.1」を採用しており、PCへのデータ転送や大容量アプリのインストールが非常に高速です。注目したいのは、旧バージョンのUFS 4.1と比較して拡張ファームウェア機能が強化されている点です。これにより、データのセキュリティや例外処理のパフォーマンスが向上しており、大切な写真や動画データを長期間保存する上での安心感が増しました。原神のような数十GBあるゲームデータの読み込みもスムーズで、ロード時間の短縮を肌で感じることができます。

microSD非対応を補うクラウド特典と運用方法

唯一の懸念点は、前モデル同様にmicroSDカードスロットが非搭載であることです。物理的に容量を後から増やせないため、4K動画をたくさん撮る方やゲームを多数インストールする方は、最初から512GBモデルを選ぶのが賢明でしょう。ただ、POCO F8 Proには購入特典として「Google One」のクラウドストレージ(100GB)が6ヶ月間無料で付いてきます。

実際にこの特典を利用して写真や動画のバックアップを自動化してみましたが、スムーズに連携でき、ローカル保存にこだわらなくても快適にデータ管理ができました。物理カードがない分、クラウドやUSB Type-C端子を使ったOTG機能でのデータ退避をうまく活用するのが、この機種とうまく付き合うコツだと感じました。

まとめ:メモリとストレージ

  • メモリ性能:12GBのLPDDR5Xメモリは9600Mbpsの高速転送に対応し、前モデル以上の快適なレスポンスを実現
  • 仮想メモリ:最大12GBの拡張が可能で、マルチタスクや重量級アプリのバックグラウンド保持も安定している
  • ストレージ規格:UFS 4.1を採用し、拡張ファームウェア機能によりデータセキュリティと処理性能が向上
  • 容量選び:microSDカード非対応のため、大容量が必要な場合は512GBモデルの選択が推奨される
  • 代替案:Google Oneの6ヶ月無料特典(100GB)やOTG機能を活用することで、容量不足を補える

ゲーム性能:POCO F8 Proで人気ゲームの動作を検証

POCO F8 Pro 実機で原神をプレイしている

POCO F8 Proに搭載された「Snapdragon 8 Elite」の実力を測るため、負荷が非常に高い人気タイトルを実際にプレイし、その挙動を徹底的に検証しました。結論から言えば、そのパフォーマンスは圧巻の一言。もはや「動く」レベルではなく、「家庭用ゲーム機をポケットに入れて持ち歩く」感覚に近い体験が得られます。以下、具体的なタイトルごとのフレームレートとプレイフィールをレポートします。

原神

まずは、モバイル端末のベンチマークとも言えるオープンワールドアクションRPG「原神」から。設定はもちろん「最高画質」かつ「60 FPS」です。

実際にプレイしてみると、この設定でも驚くほど安定して60 FPSを完璧に維持し続けました。特に負荷が高くなりがちなフォンテーヌでの水中探索や、秘境で複数の敵に対し元素爆発を連発するようなシーンでも、フレームレートの落ち込みは皆無。エフェクトが派手に飛び交う中でも描画が一切乱れず、キャラクターの切り替えも瞬時に行えます。また、Snapdragon 8 Eliteの優れた電力効率のおかげか、長時間の連続プレイでも発熱によるパフォーマンス低下(サーマルスロットリング)を感じることなく、滑らかで精細なグラフィックと快適な操作性が最後まで続きました。

鳴潮 (Wuthering Waves)

POCO F8 Pro 実機で鳴潮 (Wuthering Waves)をプレイ

続いては、スタイリッシュなコンボアクションと高精細なグラフィックが売りの「鳴潮」です。スマートフォン向けタイトルとしては屈指の重さを誇りますが、こちらも最高画質設定で常時60 FPSに張り付くような挙動を見せました。

このゲームの肝である「回避」や「パリィ」、そして空中コンボといった一瞬の判断が求められるアクションにおいて、入力に対する画面の追従性が極めて高く、カクつきによるストレスを一切感じさせません。広大なフィールドを高速でダッシュ移動しても、遠景のテクスチャやオブジェクトの読み込み遅延が発生せず、常にヌルヌルと動く世界で没入感の高い冒険が楽しめます。アクションゲーマーも納得のレスポンスです。

フォートナイト

POCO F8 Pro 実機でフォートナイトをプレイしている

世界中で人気のバトルロイヤル「フォートナイト」では、PC版に肉薄する「最高(Epic)」画質設定で検証を行いました。結果は驚異的で、90 FPSから最大120 FPSというハイフレームレートを叩き出しました。

注目すべきは終盤戦です。安全地帯が狭まり、多くのプレイヤーが入り乱れて建築と破壊を繰り返す最も処理が重い局面でも、強力なGPUパワーが描画を完遂し、フレームレートの急激な低下を防ぎます。遠くにいる敵の視認性が格段に向上するだけでなく、建築編集の操作遅延も極限まで短縮されるため、撃ち合いにおいても建築バトルにおいても、他のプレイヤーに対して圧倒的なアドバンテージを感じながら立ち回ることができました。

Call of Duty: Warzone Mobile

POCO F8 Pro 実機でCall of Duty: Warzone Mobileをプレイしている

最後は、PC・コンソール版のエンジンを移植した超重量級FPS「Call of Duty: Warzone Mobile」です。モバイル端末には過酷すぎる「ピーク(Peak)」グラフィック設定で挑みましたが、ここでも120 FPSの維持を実現しました。

広大なマップに点在する緻密なオブジェクト、実写と見紛うような光と影の処理、そして視界を埋め尽くす激しい爆発エフェクト。これらが重なるカオスな戦場でも描画が淀むことはありません。120 FPSという圧倒的な情報更新頻度は、リコイル制御や瞬時のエイム合わせ(ADS)に直結し、モバイルデバイスであることを忘れるほどの没入感と、競技性の高いFPS体験を提供してくれます。

まとめ:ゲーム性能

検証の結果、POCO F8 Proに搭載されたSnapdragon 8 Eliteは、Antutuベンチマーク300万点に迫るスコアが伊達ではないことを証明しました。「原神」や「鳴潮」といった重量級RPGでは最高画質での安定性を、「フォートナイト」や「Call of Duty: Warzone Mobile」といったシューターでは勝利に直結するハイフレームレートを、それぞれ余裕を持って実現しています。単に数値が高いだけでなく、高負荷な状況下でもそのパフォーマンスを維持し続ける「安定感」こそが、本機が次世代のゲーミングスマートフォンと呼ばれる所以でしょう。

オーディオ性能:POCO F8 Proが奏でるBoseサウンドと没入感

POCO F8 Proのスピーカー

ここでは、POCO F8 Proのオーディオ性能について、新たに搭載されたBose監修サウンドの実力や、前モデルからの進化点、実際の聴こえ方について詳しく見ていきます。

Boseと融合した左右対称ステレオスピーカー

POCO F8 Proの筐体上下には、デュアル1115Fスーパーリニアスピーカーが配置されており、横持ち時には完全な左右対称(シンメトリカル)となる設計です。前モデルのPOCO F7 Proもステレオスピーカーを搭載していましたが、F8 Proでの決定的な違いは、老舗音響メーカー「Bose」との共同チューニングが施されている点です。背面のカメラユニットに刻まれた「Sound by Bose」のロゴは、単なるブランド表示ではありません。Dolby Atmosにも対応しており、本体スピーカーだけで部屋全体を包み込むような立体的な音響空間を作り出します。

「キレイ」に聴かせる、厚みと品格のあるサウンド

POCO F8 Pro 実機で音楽を再生している

実際に映画や音楽を再生して感じたのは、単なる「迫力」とは一線を画す、非常に「上品」で「キレイ」な鳴り方です。一般的なスマートフォンにありがちなシャカシャカとした軽さはなく、Bose監修らしく低音域には確かな厚みがあります。しかし、それが決して過剰に響く「重低音」ではなく、中高音域を支えるように丁寧に鳴る印象を受けました。

おそらく、本体上部に配置されたスピーカーが効果的に機能しており、音が頭上で散らずに整って届くため、全体として解像感の高いクリアな響きにつながっていると感じます。ボーカルやセリフの明瞭度は非常に高く、爆発音などの効果音も「圧」で押すのではなく「質感」で聴かせるタイプです。F7 Proと比較しても、ただ音が大きいだけでなく、音の分離や粒立ちが良く、長時間聴いていても聴き疲れしない「大人のサウンド」に仕上がっています。また、3マイクアレイを搭載しているため、通話や録音時の集音能力も高く、ノイズの少ないクリアな音声を相手に届けることができます。

10バンドEQで自分好みの音を追求

音質のカスタマイズ性も大幅に強化されています。専用のサウンドプロファイルとして、初期設定の「ダイナミック」に加え、より原音に忠実な「バランス」を選択可能です。さらに、シーンに合わせて360度の効果を演出する「イマーシブ」や、ニュースやポッドキャストの聴取に便利な声を強調する「音声」プリセットも用意されています。特に嬉しい機能が、詳細な設定が可能な「10バンドEQ(イコライザー)」です。特定の周波数帯域を細かく調整できるため、Boseのチューニングをベースにしつつ、自分だけの理想的なサウンドバランスを作り上げる楽しみがあります。

最新コーデックを網羅したワイヤレス性能

ワイヤレス環境においても妥協はありません。Hi-ResおよびHi-Res Audio Wireless認定を取得しており、Bluetooth接続時にはLDAC、LHDC 5.0、AptX Adaptive、LC3といった主要な高音質コーデックをほぼ全て網羅しています。対応するワイヤレスイヤホンと接続すれば、ハイレゾ音源の緻密な情報を余すことなく楽しむことができます。

次世代機能への対応とイヤホンジャック

物理的なインターフェースに関しては、POCO F7 Proと同様に3.5mmイヤホンジャックは搭載されていません。有線イヤホンを使用したい場合は、USB Type-Cポートへの変換アダプタが必要です。その代わり、ワイヤレス機能は次世代規格に対応しており、複数のデバイスで音声を共有できる「Auracast」や、補聴器をスマートフォンと直接接続してストリーミングできる「ASHA」もサポートしています。

まとめ:オーディオ性能

  • スピーカー仕様:左右対称の1115Fスーパーリニアスピーカーを搭載し、バランスの取れたステレオ再生を実現
  • 音質の特徴:Bose監修により、過度な迫力よりも「キレイ」で「上品」な音作り。低音に厚みを持たせつつ、クリアで聴き疲れしないサウンド
  • カスタマイズ性:10バンドEQや「イマーシブ」「音声」などのプリセットにより、好みに合わせた詳細な調整が可能
  • ワイヤレス品質:LDACやAptX Adaptive、LHDC 5.0など、最新の高音質コーデックを幅広くサポート
  • 接続性:イヤホンジャックは非搭載だが、AuracastやASHAといった次世代のBluetooth機能に対応

カメラ性能:POCO F8 Proが手に入れた「望遠」という武器とAIの革新

POCO F8 Pro 実機で撮影した写真。超広角15mmで撮影した高層ビル。

ここでは、POCO F8 Proのカメラ性能について、待望の望遠レンズ搭載による撮影体験の変化や、AI機能の実用性、動画撮影の進化など、実機での撮影を通じて感じた魅力を詳しく解説していきます。

(画像上:15mmの超広角で撮影した高層ビル。やや歪みがあるが、非常にシャープに、ダイナミックに撮影できる。)

待望のトリプルカメラ構成とLight Fusion 800の実力

POCO F8 Proのカメラユニットは、広角・望遠・超広角の3眼構成へと進化しました。メインとなる広角カメラには、前モデルF7 Proから引き続き「Light Fusion 800イメージセンサー」を採用。1/1.55インチの大型センサーとf/1.88の明るいレンズ、そしてOIS(光学式手ブレ補正)の組み合わせは、5000万画素の高解像度と13.2EVという驚異的なダイナミックレンジを実現しています。

POCO F8 Pro 実機で撮影した写真。夕暮れ時の歩道。

実際に明暗差の激しい夕暮れの街並みを撮影してみましたが、黒つぶれや白飛びを抑えつつ、見たままの空気感を切り取ることができました。また、800万画素の超広角カメラ(f/2.2、120°)も健在で、広大な風景写真を歪みなく1枚に収める際に重宝します。インカメラも2000万画素を確保しており、パームシャッターなどの便利機能も相まって、自撮りが非常にスムーズに行えます。

(画像上:夕暮れ時に撮影した歩道。暗いシーンでも明るさのバランスを保ちつつ撮影できる。)

F7 Proとの決定的な差:光学2.5倍望遠とロスレス5倍ズーム

POCO F7 Proとの最大の違いにして最大の進化点は、何と言っても「5000万画素の望遠カメラ」が搭載されたことです。F7 Proでは遠くの被写体を撮る際にデジタルズームに頼らざるを得ず、画質の劣化が気になりましたが、F8 Proでは60mm相当の光学2.5倍ズームにより、ポートレート撮影などで被写体をグッと引き寄せても驚くほど鮮明です。

POCO F8 Pro 実機で撮影した写真。左は通常撮影。右は光学ズームで撮影。

(画像右:建物の一部を5倍ズームで撮影。)

さらに、センサーの中央部分を切り出す「5倍センサー内ズーム」を使えば、画質劣化をほとんど感じさせずにさらに遠くを捉えることができます。実際に動物園で遠くの動物を撮影した際、毛並みの一本一本まで解像しているのを確認できたときは感動しました。

日常を映画のように彩るフィルムフィルター

撮影の楽しさを広げてくれるのが、新たに搭載された多彩な「フィルムフィルター」です。特に「クラシックポジティブフィルム」や「クラシックネガフィルム」は、シャッターを切るだけで写真にストーリー性を持たせてくれます。何気ない日常の風景も、これらのフィルターを通すことでノスタルジックで味のある1枚に変わり、SNSへの投稿がより楽しくなりました。

POCO F8 Proのフィルムフィルター

Xiaomi HyperAIが支えるクリエイティブな編集機能

撮影後の楽しみもAIによって強化されています。「AI Creativity Assistant」には、被写体の移動や背景の不要な映り込みを修復する「AIカットアウト」機能があり、集合写真での微調整やコラージュ作成が指先一つで簡単に行えます。また、「AI Beautify」は肌の質感や顔の明るさを自動で自然に調整してくれるため、不自然な加工感を出さずに「盛れる」写真が撮れました。

POCO F8 ProのAIビューティ

さらに、1440Pでの撮影とEIS(電子式手ブレ補正)に対応した「ダイナミックショット」や、動く被写体にピントを合わせ続ける「モーショントラッキングフォーカス」など、失敗写真を減らすための機能も充実しています。

8K対応の動画撮影とプロ仕様の機能群

動画撮影においては、最高で8K 30fps4Kでは60fpsの高画質記録に対応しています。歩き撮りをする際には、強力な手ブレ補正機能「ShootSteady」が威力を発揮し、ジンバルなしでも滑らかな映像を撮ることができました。Vlog撮影に便利な「テレプロンプターモード」や、指定した被写体を自動で追尾する「ソーストラッキング」機能も搭載されており、一人でのコンテンツ制作も快適です。FHD 960fpsのスローモーション撮影も可能で、水しぶきやスポーツの一瞬をドラマチックに残すことができました。

まとめ:カメラ性能

  • メインカメラ:Light Fusion 800センサーとOISにより、明暗差のあるシーンでも高画質でクリアな撮影が可能
  • 望遠性能:F7 Proにはなかった5000万画素の望遠カメラを搭載し、光学2.5倍およびロスレス5倍ズームで遠景も鮮明
  • 表現力:クラシックフィルムフィルターやポートレートモードにより、雰囲気のある写真が手軽に撮れる
  • AI機能:AIカットアウトやAI Beautifyなど、撮影後の編集や補正を強力にサポート
  • 動画機能:8K撮影やShootSteady、テレプロンプターモードなど、クリエイター向けの機能が充実

バッテリー持ちと充電:POCO F8 Proの驚異的なスタミナと100W充電の実力

POCO F8 Proのバッテリーと容量

POCO F8 Proは、薄型ボディにシリーズ最大級の大容量バッテリーと、より高速化した充電技術を搭載しています。ここでは、前モデルからの進化点や実際の電池持ち、充電速度について詳しく解説します。

6210mAhの超大容量と省電力性能の融合

まず注目すべきは、POCO F8 Pro6210mAhという巨大なバッテリーを搭載している点です。前モデルのPOCO F7 Proが6000mAhであったことと比較すると、容量がさらに強化されています。公称値では、連続使用で16時間以上、ビデオ通話で10時間以上、ゲームプレイでも10時間以上という驚異的な駆動時間を謳っています。これを支えているのが、最新のSnapdragon 8 Eliteプロセッサの3nmプロセスによる高い電力効率です。

バッテリーテスト結果によると、Webブラウジングで20時間6分、ビデオ再生で14時間24分、3Dゲームプレイでも13時間37分という記録が出ており、ハイエンド機としてはトップクラスのスタミナ性能を示しています。F7 Proも優秀でしたが、F8 Proはそれを上回る持久力を手に入れたと言えます。

ヘビーユースでも1日余裕で持つ安心感

実際に私が朝から晩まで、写真撮影やSNS、動画視聴を繰り返して使ってみましたが、夜帰宅した時点でもバッテリー残量は40%以上残っていました。特に驚いたのはゲームプレイ時の減りの少なさです。高負荷なオープンワールドRPG「鳴潮」を最高画質設定で20分間プレイしてみたところ、バッテリー消費はわずか8%にとどまりました。

また、ベンチマークアプリ「AnTuTu」を4回連続(約1時間)で回すという過酷なテストを行っても、100%から82%までしか減りませんでした。これだけの負荷をかけても18%しか消費しないというのは、日常的な使用において「バッテリー切れ」の不安から解放されることを意味します。画面オン時間(SoT)も非常に長く伸びており、ライトユーザーなら2日は充電なしで過ごせるポテンシャルを感じました。

100Wハイパーチャージと便利なリバース充電

POCO F8 Proのリバース充電

充電速度も進化しており、POCO F8 Proは最大100Wの「Xiaomiハイパーチャージ」に対応しています。F7 Proの90W からさらに出力が向上し、公称値ではわずか37分で1%から100%までの満充電が可能です。実際に付属の充電器を使って充電してみると、朝の支度をしている短い時間で、1日使えるだけの電力が回復するのは非常に便利でした。また、本機はワイヤレス充電には非対応ですが、代わりに有線での「リバース充電」機能が強力です。最大22.5Wという出力で他のスマートフォンやイヤホンへ給電できるため、モバイルバッテリー代わりとしても十分に実用的です。

長く使えるバッテリー寿命とスマート充電

POCO F8 Proのスマート充電

長く使う上で重要なバッテリーの寿命についても対策が施されています。1600回の充電サイクルを経ても最大容量の80%以上を維持できる設計になっており、長期間メイン機として愛用できる耐久性があります。さらに「スマート充電」機能が搭載されており、充電中の温度やバッテリー残量、アプリの使用状況に応じて充電速度を自動で最適化してくれます。寝ている間の過充電を防いだり、発熱を抑えたりすることで、バッテリーへのダメージを最小限に抑える配慮がなされている点も好印象でした。

まとめ:バッテリー持ちと充電

  • バッテリー容量:F7 Proの6000mAhから増量し、6210mAhの大容量を搭載
  • 実使用時間:高負荷なゲームを1時間プレイしても20%以下の消費に抑える圧倒的なスタミナ
  • 充電速度:100Wハイパーチャージに対応し、約37分で満充電が可能
  • リバース充電:最大22.5Wの出力で、他デバイスへの給電も高速
  • ワイヤレス充電:非対応だが、有線充電の速さとバッテリー持ちでカバー
  • 耐久性:1600回のサイクル後も80%の容量を維持する長寿命設計

通信性能:POCO F8 Proの「繋がる」強さとオフライン通信の衝撃

POCO F8 ProのSIMトレイ

POCO F8 Proは、基礎となる通信品質の向上に加え、eSIMの本格採用や災害時にも役立つユニークな通信機能を搭載し、通信端末としての完成度を一段と高めています。ここでは、実際のキャリア接続テストや新機能の使い勝手、前モデルからの進化点についてレポートします。

国内4キャリア対応と待望のeSIMフルサポート

まずは基本的なネットワーク性能から見ていきましょう。POCO F8 Proは、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルといった国内主要4キャリアのバンドを網羅的にサポートしています。実際に私の手持ちのSIMカードを挿入してみましたが、APN設定もスムーズで、都市部の5Gエリア(n77/n78)では爆速の通信速度を体感できました。

そして、前モデルPOCO F7 Proからの最大の進化点が「eSIM」への柔軟な対応です。F7 Proが物理SIM(nanoSIM)2枚の構成だったのに対し、F8 Proは「nanoSIM + eSIM」だけでなく、「eSIM + eSIM」というデュアルeSIM運用も可能になりました。海外旅行時に現地のデータプランを即座に追加したり、サブ回線をオンラインで契約してすぐに開通させたりと、運用の自由度が格段に上がっています。物理SIMの入れ方は従来通りで、付属のピンでトレイを引き出して装着するタイプですが、eSIMのおかげでその手間すら減らすことができます。

Wi-Fi 7対応と高精度な位置情報

自宅のWi-Fi環境でも進化を感じました。最新規格「Wi-Fi 7」に対応しており、対応ルーターと接続した際のダウンロード速度や低遅延性は圧巻です。Bluetoothもバージョン5.4となり、ワイヤレスイヤホン接続時の安定性が向上しています。また、GPSはL1+L5のデュアルバンドに対応。ビルが立ち並ぶ都市部でナビを使用しても、自車位置が飛びにくく、正確なルート案内が可能でした。なお、NFCは搭載されていますが、おサイフケータイ(FeliCa)には非対応である点は、購入前に留意しておく必要があります。

信号を増幅する「Surge T1+」と革命的な「オフライン通信」

POCO F8 Proの通信チップ「Xiaomi Surge T1+チューナー」

目に見えない部分ですが、確実に効果を感じたのがXiaomi独自の通信チップ「Xiaomi Surge T1+チューナー」の存在です。地下鉄や商業施設の奥まった場所など、以前使っていた機種では電波が不安定になりがちだったエリアでも、F8 Proは粘り強くアンテナピクトを維持してくれます。公式データによると、モバイル通信性能が最大42%、Wi-Fi/Bluetooth性能が最大31%向上しているとのことですが、この「繋がりの良さ」は日常的なストレス軽減に直結しています。

さらに驚いたのが新機能「Xiaomiオフライン通信」です。これは携帯電話のネットワーク圏外であっても、最大1km(障害物がなければそれ以上)の距離で、デバイス同士が直接通信して音声通話ができるというものです。実際に友人のXiaomi端末と試してみましたが、Wi-Fiもモバイル通信も切った状態でクリアに会話ができた時は、トランシーバーのような感覚で感動しました。アウトドアや災害時の緊急連絡手段として、非常に頼もしい機能です。

POCO F8 Proの「Xiaomiオフライン通信」

クリアな通話品質とAIによるサポート

通話品質に関しても、本体に搭載された「3マイクアレイ」が周囲の雑音を効果的にカットしてくれるため、騒がしい駅のホームでもこちらの声が相手にクリアに伝わります。また、Xiaomi HyperOS 3の機能として「AI通訳」も利用でき、通話中にリアルタイムで翻訳を表示してくれる機能は、海外とのやり取りがあるビジネスシーンなどで強力な武器になると感じました。

まとめ:通信性能

  • 対応バンド:国内4キャリアの主要バンド(5G/4G)を網羅し、接続性は良好
  • SIM仕様:F7 ProにはなかったeSIMをサポートし、デュアルeSIM運用も可能な柔軟性
  • ワイヤレス規格:Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4に対応し、高速かつ安定した接続を実現
  • 信号強度:独自チップ「Surge T1+チューナー」により、電波の入りにくい場所でも通信が安定
  • オフライン機能:圏外でも最大1kmの通話が可能な「Xiaomiオフライン通信」を搭載
  • 通話品質:3マイクアレイによるノイズキャンセリングで、クリアな音声を届けられる
  • 注意点:NFC対応だが、FeliCa(おサイフケータイ)は非搭載

AI機能:POCO F8 Proが切り拓く知性、Xiaomi HyperAIとGeminiが織りなす次世代の利便性

POCO F8 Proの「AIダイナミック壁紙

POCO F8 Proは、単なる処理性能の向上にとどまらず、最新のSnapdragon 8 Eliteが持つ強力なNPUを活かしたAI機能の統合において、劇的な進化を遂げています。ここでは、システム全体を司るXiaomi HyperAIの実力から、生産性を高めるツール、そして検索体験を変えるGoogle Geminiとの連携まで、実際に使って感じたその「賢さ」について詳しくレポートします。

Xiaomi HyperAIがもたらすシステム最適化と視覚的な楽しさ

POCO F8 Proを使い始めてすぐに感じるのは、システム全体の挙動が驚くほど最適化されていることです。これを支えているのが「Xiaomi HyperAI」です。テキスト、音声、画像を横断的に処理するマルチモーダル機能がOSレベルで深く統合されており、アプリの立ち上げ予測やバッテリー管理が前モデルのPOCO F7 Proと比較しても明らかに洗練されています。

F7 Proも十分に賢い端末でしたが、F8 Proはユーザーの行動を先読みしているかのようなスムーズさがあり、裏側でAIが常に働いている頼もしさを感じます。視覚的な遊び心として搭載された「AIダイナミック壁紙」もユニークです。単なる静止画ではなく、その時の気分やコンテキストに合わせて生成される壁紙はクオリティが高く、毎日画面を見るのが楽しみになるような新鮮な体験を提供してくれます。

ビジネスを加速させるAI音声認識と通訳機能

POCO F8 ProのAI音声認識と通訳機能

生産性向上ツールとしてのAI機能は、ビジネスシーンで即戦力となります。特に「AI音声認識」の精度には驚かされました。実際の会議で録音を試みたところ、複数の話者がいる状況でも的確に声を拾い分け、リアルタイムで文字起こしを行ってくれます。多言語対応の正確さも向上しており、あとで議事録を作成する手間が大幅に省けました。

また、「AIライティング」機能を使えば、箇条書きのメモから丁寧なメールの下書きを作成したり、文章のトーンを「カジュアル」から「プロフェッショナル」へ瞬時に変更したりすることが可能です。さらに「AI通訳」は、通話中や対面での会話をリアルタイムで翻訳してくれます。F7 Proでは翻訳までのタイムラグが気になる場面もありましたが、F8 Proでは処理速度が向上しており、会話のテンポを崩さずにコミュニケーションが取れる実用的なレベルに達しています。

直感的な「かこって検索」と進化したAI検索

POCO F8 Proの、「AI検索」

検索体験においては、「AI検索」と「かこって検索」の利便性が際立っています。AI検索はデバイス内のファイル、設定、ウェブ情報を横断して検索できる機能で、曖昧なキーワードでも関連性の高い情報を提示してくれる賢さがあります。そして何より便利なのが「かこって検索 (Circle to Search)」です。

YouTubeで動画を見ている最中やSNSをチェックしている時に、気になったアイテムや言葉を画面上で丸く囲むだけで、アプリを切り替えることなく即座に検索結果が表示されます。これまではスクリーンショットを撮って画像検索にかけていた手間が指先一つで完結するため、情報収集のスピードが格段に上がりました。

Google Geminiとのシームレスな連携

最後に、GoogleのAI「Gemini連携」についても触れておきます。POCO F8 ProはGeminiとの統合が進んでおり、アシスタントとして呼び出すことで、自然な対話形式での情報検索やタスク処理が可能です。「Gemini Live」を使えば、まるで人と話しているかのような感覚で複雑な質問にも答えてくれますし、Xiaomi純正アプリとの連携操作もスムーズに行えます。AIが単なるツールから、頼れるパートナーへと進化したことを実感できる機能です。

まとめ:AI機能

  • システム統合:Xiaomi HyperAIにより、システム全体の動作やリソース管理が前モデル以上に最適化されている
  • 視覚体験:AIダイナミック壁紙が、ユーザーの好みに合わせた高品質なビジュアルを生成
  • 音声・翻訳:AI音声認識とAI通訳の処理速度が向上し、ビジネスや異文化コミュニケーションでの実用性が高い
  • 文章作成:AIライティングによるトーン変更や要約機能が、メール作成などの作業効率を大幅にアップ
  • 検索の革新:かこって検索により、アプリを行き来することなく直感的な情報収集が可能
  • アシスタント:Geminiとの深い連携により、対話型AIを活用したスムーズな操作体験を実現

OSと機能:POCO F8 ProのHyperOS 3と進化した使い勝手

POCO F8 ProのXiaomi HyperOS 3

ここでは、POCO F8 Proに搭載された最新のOSやユーザーインターフェース、生体認証の精度、そして日本国内での利用において気になる決済機能について、実機での操作感を交えて解説していきます。

滑らかさが際立つXiaomi HyperOS 3とAndroid 16

POCO F8 Proは、最新のAndroid 16をベースにした「Xiaomi HyperOS 3」をプリインストールしています。前モデルのPOCO F7 ProがAndroid 15ベースのHyperOS 2であったことと比較すると、OSの世代が新しくなり、システム全体の挙動がさらに洗練されました。実際に操作してみると、アプリの起動や切り替え時のアニメーションが非常に滑らかで、120Hzのリフレッシュレートと相まって指に吸い付くような心地よさがあります。通知パネルのデザインや設定メニューも直感的で分かりやすく、カスタマイズ性も高いため、自分好みの使いやすい環境をすぐに構築できました。

安心の長期アップデート保証

POCO F8 ProのUI画面

長く端末を使いたいユーザーにとって朗報なのが、アップデート保証期間の延長です。POCO F8 Proは、4世代のOSアップグレードと6年間のセキュリティ修正が約束されています。F7 ProではOSアップデートが3回、セキュリティパッチが4年間だったため、サポート期間が大幅に強化されました。これにより、最新の機能を長く楽しみつつ、セキュリティ面でも安心して使い続けることができます。

おサイフケータイ非対応と代替案

日本国内での利用において最大の注意点は、F7 Pro同様にFeliCaおサイフケータイ)が非搭載であることです。SuicaやiD、QUICPayなどをスマートフォン単体で利用することはできません。ただし、NFC自体は搭載されているため、Visaのタッチ決済などは利用可能です。

私はこの点をカバーするために、手首にPixel Watchなどのスマートウォッチを装着して決済を行ったり、PayPayなどのQRコード決済を積極的に活用したりすることで、不便さを感じることなく過ごせました。マイナンバーカード機能(スマホ用電子証明書)についても、FeliCa非搭載機では利用できないケースが一般的ですが、NFC読み取り機能を使ったマイナポータルアプリでのカード読み取り自体は可能な場合があります。

爆速の超音波指紋認証とAI顔認証

POCO F8 Proの「超音波ディスプレイ内指紋センサー」

生体認証は、前モデルから引き続き「超音波ディスプレイ内指紋センサー」を採用していますが、その性能はさらに進化しています。新たに「プレスアンドスライド」による指紋登録機能が搭載され、登録の手間が減っただけでなく、ロック解除の所要時間が83%も短縮されました。実際に濡れた手で触っても瞬時にロックが解除されるため、キッチンで料理中や洗顔直後でもストレスフリーです。AI顔認証も搭載されており、マスクをしていない自宅などでは画面を見るだけで即座にホーム画面が開きます。

便利さを加速するHyperIslandと定番機能

独自機能として注目したいのが、画面上部のパンチホールカメラ周辺を活用した「HyperIsland」です。音楽再生中のコントロールやタイマーのカウントダウンなどがここに表示され、他のアプリを使用中でもワンタップで操作パネルを展開できます。わざわざ通知センターを下ろしたりアプリを切り替えたりする必要がなく、マルチタスクが非常に捗りました。

また、Xiaomi端末でおなじみの「赤外線ブラスター」も健在で、エアコンやテレビのリモコンとして使えるのは地味ながら非常に便利です。X軸リニア振動モーターによる触覚フィードバックも心地よく、操作のたびに上質なコツコツとした感触が返ってきます。

まとめ:OSと機能

  • OSとUI:Android 16ベースのHyperOS 3により、滑らかで直感的な操作感を実現
  • サポート:4世代のOS更新と6年間のセキュリティ保証により、F7 Proよりも長く安心して使える
  • 決済機能:FeliCa(おサイフケータイ)は非対応のため、スマートウォッチやQR決済との併用が推奨される
  • 生体認証:超音波指紋センサーが高速化し、濡れた手でも快適にロック解除が可能
  • 便利機能:HyperIslandによる通知管理や赤外線リモコンなど、実用的な独自機能が充実

検証してわかったPOCO F8 Proのメリット・デメリット

POCO F8 Pro 実機が机の上に置かれている。

POCO F8 Proを実際に使用し、スペックや機能を細部まで検証した結果見えてきたメリットとデメリットをまとめました。前モデルであるPOCO F7 Proから劇的に進化したポイントがある一方で、一部の仕様は据え置きとなっている点や、用途によっては不便に感じる部分も存在します。購入を検討する上で重要な判断材料となるポイントを、比較を交えて解説します。

メリット(長所、利点)

メリット1:Snapdragon 8 Elite搭載による圧倒的な処理性能(F7 Proは8 Gen 3)

最大のメリットは、最新のフラッグシップチップ「Snapdragon 8 Elite」を搭載している点です。前モデルのPOCO F7 Proに搭載されていた「Snapdragon 8 Gen 3」も高性能でしたが、F8 Proはそこからさらに処理能力と電力効率が向上しています。

特に高負荷なゲームプレイ時の安定感は別次元で、「原神」や「鳴潮」といった重量級タイトルでも最高画質設定でフレームレートが安定し続けます。日常動作のレスポンスも極めて高速で、今後数年間は性能不足を感じることなく快適に使用できるポテンシャルを持っています。

メリット2:Bose監修サウンドによる上質な音響体験(F7 Proは非対応)

オーディオ面では、老舗音響メーカー「Bose」との共同チューニングが施されたスピーカーが魅力です。POCO F7 Proもステレオスピーカーでしたが、F8 Proは「Sound by Bose」により、低音の厚みや音の分離感が向上し、より上品で聴き心地の良いサウンドに仕上がっています。

スマートフォン単体で映画や音楽を楽しむ際、音が割れることなくクリアに響くため、没入感が一段と高まります。10バンドのイコライザーで好みの音質に細かく調整できる点も、音にこだわるユーザーには嬉しいポイントです。

メリット3:待望の光学2.5倍望遠カメラを搭載(F7 Proは望遠非搭載)

カメラ機能における最大の進化点は、5000万画素の望遠カメラが新たに追加されたことです。POCO F7 Proは広角と超広角の構成で、ズーム撮影はデジタルズームに頼らざるを得ず画質が劣化しがちでしたが、F8 Proでは光学2.5倍、さらにロスレス5倍ズームが可能になりました。

これにより、ポートレート撮影や少し離れた被写体の撮影でも、解像感を保ったままクリアな写真を撮ることができます。メインカメラだけでなく望遠レンズも高画素センサーを採用しているため、撮影の幅が大きく広がりました。

メリット4:HyperRGB技術による効率的で鮮明なディスプレイ(F7 Proは通常の2K)

ディスプレイはPOCO F8 Proの大きな進化点の一つです。解像度こそF7 Proの2Kから1.5Kに変更されていますが、新たに採用された「HyperRGB」技術により、肉眼では2Kと同等の精細さを感じます。文字の輪郭もくっきりとしており、さらに消費電力が約22%削減されている点は、バッテリー持ちの良さに直結する大きなメリットです。

輝度もF7 Proの3200nitsから3500nitsへと向上しており、直射日光下での視認性が抜群です。また、「円偏波テクノロジー」により、液晶特有の光を自然光に近づけてくれるため、長時間動画を観ていても目の疲れが軽減されているのを実感できました。

メリット5:6210mAhの超大容量バッテリーと100W充電(F7 Proは6000mAh/90W)

バッテリー容量は6210mAhへと増量されました。POCO F7 Proの6000mAhも大容量でしたが、さらに容量が増えたことで、長時間の外出やヘビーな使用でもバッテリー切れの不安が軽減されています。SoCの省電力性と相まって、実使用時間は非常に長いです。

充電速度も進化しており、最大100Wの「Xiaomiハイパーチャージ」に対応しました。F7 Proの90W充電から出力が上がり、わずか37分で満充電が可能です。朝の短時間で1日分の電力を確保できる利便性は、一度体験すると戻れない快適さがあります。

メリット6:IP68防水防塵と軽量化されたボディ(F7 Proは206g)

ハイエンド級の性能を持ちながら、重量が約199gに抑えられている点も大きなメリットです。POCO F7 Proの約206gから軽量化され、さらに高さもコンパクトになったため、片手での持ちやすさが向上しています。

耐久性に関してもIP68等級の防水・防塵性能を備えており、水回りやアウトドアでも安心して使用できます。また、「ウェットタッチディスプレイ2.0」により、画面が濡れた状態でも誤操作が少なく、快適に操作できる点は実用面で非常に助かります。

メリット7:一体型ガラス加工による洗練されたプレミアムデザイン(F7 Proは従来デザイン)

デザインの質感は、間違いなく歴代POCOシリーズで最高傑作です。背面には「一体型加工ガラス」が採用されており、カメラユニットの隆起部分までが1枚のガラスから滑らかに削り出されています。F7 Proではカメラ部分が別パーツのような印象でしたが、F8 Proは継ぎ目がなく、指で触れた時の滑らかさが段違いです。

特に新色の「チタンシルバー」は、液体金属のような深い光沢があり、所有欲を強く満たしてくれます。安っぽさが一切なく、ケースを付けずに持ち歩きたくなるほどの美しさは、これまでのコスパ重視のイメージを覆す高級感があります。

デメリット(短所、欠点)

デメリット1:FeliCa(おサイフケータイ)非対応(F7 Proも非対応)

日本国内での利用において大きなハードルとなるのが、FeliCa(おサイフケータイ)に対応していない点です。NFCは搭載されておりVisaのタッチ決済などは利用可能ですが、SuicaやiD、QUICPayなどはスマートフォン単体では利用できません。

改札を通る際やコンビニでの支払いにスマホを使いたい場合は、別途FeliCa対応のスマートウォッチを用意するか、QRコード決済を活用するなどの工夫が必要です。これがメイン機としての採用を見送る理由になるユーザーも少なくないでしょう。

デメリット2:ワイヤレス充電は非対応(F7 Proも非対応)

ハイスペックな構成ですが、ワイヤレス充電(Qi)には対応していません。これは前モデルのPOCO F7 Proと同様です。デスクワーク中に置くだけで充電するといった使い方ができないため、ケーブル接続が必須となります。

100Wの有線充電が非常に高速であるため、充電の手間自体は少ないものの、ワイヤレス充電の利便性に慣れているユーザーにとっては、明確なデメリットとなります。また、上位モデルの「POCO F7 Ultra」はワイヤレス充電に対応していたため、Proシリーズとしての差別化ポイントでもあります。

デメリット3:microSDカードスロット非搭載(F7 Proも非搭載)

外部ストレージとしてのmicroSDカードスロットは搭載されていません。これもPOCO F7 Proから続く仕様です。写真や動画を大量に撮影するユーザーや、ゲームを多数インストールするユーザーは、本体のストレージ容量(256GBまたは512GB)だけでやりくりする必要があります。

容量不足になった場合は、クラウドストレージを利用するか、USB Type-C端子に外部SSDなどを接続してデータを退避させる必要があります。購入時に必要な容量を慎重に選ぶ必要があります。

デメリット4:超広角カメラの画素数は800万画素のまま(F7 Proも800万画素)

メインカメラと望遠カメラが5000万画素の高解像度センサーを採用しているのに対し、超広角カメラは800万画素にとどまっています。これはPOCO F7 Proからスペック上の変化がありません。

日中の風景撮影などでは十分に綺麗に撮れますが、メインカメラと比較すると解像感や暗所でのノイズ耐性で見劣りする場合があります。3つのカメラすべてに最高画質を求めるユーザーにとっては、少し物足りなさを感じる部分かもしれません。

デメリット5:3.5mmイヤホンジャック非搭載(F7 Proも非搭載)

POCO F8 Proには、3.5mmイヤホンジャックが搭載されていません。これは前モデルのPOCO F7 Proも同様の仕様ですが、有線イヤホンを愛用するユーザーにとっては引き続き不便な点です。

USB Type-Cからの変換アダプタを使用するか、ワイヤレスイヤホンに移行する必要があります。特に音ゲーなど、わずかな遅延も許されないゲームをプレイする場合、充電しながら有線イヤホンを使うには分岐アダプタなどの追加アクセサリーが必要になるため、煩わしさを感じる場面があるでしょう。

デメリット6:ソフトウェアの広告とプリインストールアプリ(F7 Proも同様)

OSであるHyperOS 3は洗練されていますが、システムの一部に広告が表示される箇所が残っています。また、初期設定の段階で、使用しないサードパーティ製のゲームやツール系アプリが複数プリロードされている点も気になりました。

これらのアプリは手動でアンインストール可能ですが、ハイエンド端末としてはユーザー体験を少し損なう要素です。POCO F7 Proでも同様の傾向がありましたが、クリーンな環境で使用し始めるまでに、不要なアプリを削除する手間が発生するのは明確なデメリットと言えます。

まとめ:検証してわかったメリット・デメリット

POCO F8 Proは、最新のSoCによる圧倒的な処理性能や、待望の望遠カメラ搭載、Bose監修サウンドなど、基本性能の部分でPOCO F7 Proから確実な進化を遂げています。加えて、HyperRGB技術による美しいディスプレイや、一体型ガラス加工による高級感あふれるデザインも大きな魅力です。

一方で、ワイヤレス充電やmicroSDカードスロット、イヤホンジャック、そして日本市場で需要の高いFeliCa(おサイフケータイ)が非対応である点は、前モデルから変わらぬ弱点と言えます。また、ソフトウェア面に残る広告や不要アプリの存在も、人によっては気になる要素でしょう。これらの非対応機能や仕様を自身のライフスタイルで許容できるかどうかが、本機を選ぶ上での最大の分かれ道となります。

POCO F8 Proのスペック(仕様)

  • ディスプレイ: 6.59インチ HyperRGB AMOLED (2510×1156, 120Hz, 最大3500nits)
  • CPU: Snapdragon 8 Elite (3nmプロセス, オクタコア, 最大4.32GHz)
  • GPU: Qualcomm Adreno GPU
  • RAM(メモリ): 12GB LPDDR5X (9600Mbps)
  • ストレージ: 256GB / 512GB UFS 4.1
  • バッテリー: 6210mAh (typ)
  • 駆動時間: ビデオ再生14時間以上、日常使用16時間以上
  • 充電: 100W Xiaomiハイパーチャージ (約37分で満充電) ※ワイヤレス非対応
  • 背面カメラ: 50MP広角(OIS) + 50MP望遠(光学2.5倍) + 8MP超広角
  • 前面カメラ: 20MP (f/2.0)
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 7 (802.11be), Bluetooth 5.4
  • GPS: デュアルバンドL1+L5 (GPS, GLONASS, Beidou, Galileo, QZSS, NavIC)
  • NFC: 対応 (※FeliCa/おサイフケータイは非対応)
  • インターフェース: USB Type-C (OTG対応) ※3.5mmイヤホンジャック非搭載
  • センサー: 超音波指紋, 近接, 環境光, 加速度, ジャイロ, コンパス, 赤外線, 気圧
  • スピーカー: ステレオスピーカー (Sound by Bose, Dolby Atmos対応)
  • 機能: Xiaomi HyperAI, ハイレゾ各種認証, ウェットタッチディスプレイ2.0
  • 防水防塵: IP68
  • 冷却システム: 3DトリプルレイヤーIceLoopシステム
  • 生体認証: 画面内超音波指紋認証, AI顔認証
  • OS: Xiaomi HyperOS 3 (Android 16ベース)
  • サイズ: 高さ157.49mm x 幅75.25mm x 厚さ8.0mm
  • 重量: 199g
  • カラー: ブラック、チタンシルバー、ブルー
  • 付属品: 100W充電器, USBケーブル, 保護ケース, SIMピン, ガイド
  • モバイル通信(5G/4G/3G): 5G NSA+SA, 4G LTE, 3G WCDMA
  • SIMカード: デュアルSIM (nano SIM + eSIM または eSIM + eSIM)
  • 対応バンド:
    5G: n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/48/66/75/77/78
    4G: B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28/66/38/40/41/42/48
    3G: B1/2/4/5/6/8/19
    2G: GSM 850/900/1800/1900MHz

POCO F8 Proの評価

POCO F8 Pro 実機と箱

8つの評価基準で「POCO F8 Pro」を5段階で評価してみました。

項目別評価

ディスプレイ:★★★★★

HyperRGB技術により省電力と2K並みの高画質を両立し、3500nitsの輝度で屋外での視認性も抜群です。

パフォーマンス:★★★★★

最新のSnapdragon 8 Eliteを搭載し、Antutuスコア約300万点を記録。あらゆるゲームが最高設定で快適に動作します。

耐久性:★★★★★

IP68等級の防水・防塵性能に加え、堅牢なガラス素材を採用しており、日常使用における安心感が高いです。

デザイン:★★★★★

継ぎ目のない一体型ガラス加工が美しく、前モデルから軽量化されて200gを切ったことで携帯性が向上しています。

通信・接続性:★★★★☆

Wi-Fi 7やeSIM、通信安定化チップなど先進的ですが、おサイフケータイ(FeliCa)非対応なのが唯一の弱点です。

機能:★★★★☆

100W急速充電やAI機能は強力ですが、ワイヤレス充電、microSDスロット、イヤホンジャックが非搭載です。

使いやすさ:★★★★☆

HyperOS 3は非常に滑らかですが、システム内の広告や不要なプリインストールアプリの整理が必要です。

コストパフォーマンス:★★★★★

最新フラッグシップ性能と光学望遠カメラを備えながら、10万円を切る価格設定は他社を圧倒しています。

総合評価:★★★★★

【総評】圧倒的な処理能力とスタミナの両立

POCO F8 Proの最大の魅力は、何と言ってもその突き抜けた基本性能の高さです。Snapdragon 8 Eliteプロセッサは、前モデルのF7 Proと比較しても別次元の処理能力を発揮し、原神や鳴潮といった重量級ゲームでもフレームレートが張り付く安定感を見せました。

さらに、HyperRGB技術を採用したディスプレイは非常に鮮やかで、6210mAhという巨大なバッテリーと相まって、1日中ハードに使っても充電切れの心配がほとんどありません。万が一バッテリーが減っても、100Wの急速充電を使えば朝の支度時間だけで満充電にできるため、運用におけるストレスが極限まで排除されています。

オーディオとカメラの飛躍的進化

これまで「処理性能特化」のイメージが強かったPOCOシリーズですが、F8 Proではエンターテインメント性能も大きく向上しています。Bose監修のスピーカーは、単に音が大きいだけでなく、音の分離が良く上品なサウンドを奏でてくれます。

カメラに関しても、待望の光学2.5倍望遠レンズが搭載されたことで、撮影の自由度が劇的に広がりました。AI機能による編集も実用的で、記録用としてだけでなく、作品作りを楽しめるレベルに達しています。一体型ガラスボディの質感も所有欲を満たすに十分なクオリティです。

購入前に確認すべき「割り切り」ポイント

一方で、購入に際してはいくつかの明確な「割り切り」が必要です。日本国内で需要の高いFeliCa(おサイフケータイ)には対応していないため、改札やコンビニ決済をスマホ1台で完結させたい人には不向きです。

また、ワイヤレス充電やmicroSDカードスロット、イヤホンジャックも非搭載です。これらの機能が日々の生活に必須である場合、不便さを感じる場面が出てくるでしょう。初期設定時のプリインストールアプリの多さや広告表示など、ソフトウェア面でのひと手間が必要な点も留意しておくべきです。

結論:究極のコスパを求めるゲーマーとパワーユーザーへ

総じて、POCO F8 Proは「必要な機能には最高峰のスペックを、不要な機能は潔くカット」というコンセプトを極めた一台です。おサイフケータイやワイヤレス充電にこだわりがなく、とにかく「ゲームを快適に遊びたい」「最高の処理性能を安く手に入れたい」というユーザーにとっては、間違いなく2026年のベストバイ候補となるでしょう。10万円以下でこの体験が得られることは、驚異的と言わざるを得ません。

Xiaomi POCO F8 Pro 12GB+256GB 日本語版 Simフリー スマートフォン Snapdragon 8 Elite搭載 6.59インチ120Hz Hyper RGB有EL(AMOLED)ディスプレイ 6210mAhバッテリー 100Wハイパーチャージ 左右対称ステレオスピーカー

POCO F8 Proの価格・購入先

POCO F8 Proのブラックとブルー

※価格は2026/01/31に調査したものです。価格は変動します。

シャオミ オンラインストア

  • 12GB+256GBで89,980円(税込)、
  • 12GB+512GBで99,980円(税込)、

で販売されています。

シャオミ オンラインストアで「POCO F8 Pro」をチェックする

ECサイト

  • Amazonで74,980円(税込)、
  • 楽天市場で74,980円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで88,980円、
  • AliExpressで86,843円、
  • 米国 Amazon.comで$679.99、

で販売されています。

Amazonで「POCO F8 Pro」をチェックする

楽天市場で「POCO F8 Pro」をチェックする

ヤフーショッピングで「POCO F8 Pro」をチェックする

AliExpressで「POCO F8 Pro」をチェックする

米国 Amazon.comで「POCO F8 Pro」をチェックする

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POCO F8 Proのキャンペーン・セール情報

POCO F8 Proの発売を記念したキャンペーンが開催されています。詳細はこちら→ POCO F8 Pro 事前登録キャンペーン

1. 早割キャンペーン(15,000円オフ)

  • 発売を記念して、2026年1月22日(木)から2月4日(水)までの期間限定で、市場想定価格から15,000円引きで購入できる早割キャンペーンが実施されています。
  • 12GB + 256GBモデル:通常価格 89,980円が、早割価格 74,980円(税込)で購入可能です。
  • 12GB + 512GBモデル:通常価格 99,980円が、早割価格 84,980円(税込)で購入可能です。

2. デジタルコンテンツ・クラウド特典(X3特典)

  • 製品を購入すると、以下の3つのサービスが無料体験できる特典が付帯しています。
  • YouTube Premium:3ヶ月間の無料トライアルが提供されます。
  • Spotify Premium:3ヶ月間の無料トライアルが提供されます。
  • Google One:100GBのクラウドストレージが6ヶ月間無料で利用可能です。

3. Xiaomi公式サイト(mi.com)限定特典

公式サイトで購入する場合、さらに以下の特典やオプションが用意されています。

  • ダブルMiポイント:注文金額100円につき、通常の2倍となる2 Miポイントが進呈されます。
  • 分割払いキャンペーン:アトカラ会員限定で、分割手数料無料で最大36回までの後払いが可能です。
  • 先着・事前登録プレゼント:購入先着50名に5,000円分のGoogle Play ギフトコードが贈られます。抽選で250名に最大2,000円分のGoogle Play ギフトコード、または抽選で50名にPOCOスペシャルノベルティ(Tシャツやバッグ)が当たります。

4. アフターサービス特典

  • 6ヶ月以内の無料画面修理:購入から6ヶ月以内に万が一画面が破損した場合、1回に限り無料で画面修理を受けることができます。
  • 早割キャンペーンの期限は2月4日までとなっておりますので、購入を検討されている場合はこの期間内が非常にお得です。

おすすめのライバル機種と価格を比較

POCO F8 Pro」に似た性能をもつスマートフォンも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

POCO F7 Pro

POCOから発売された6.67インチのスマートフォンです(2025年3月27日発売)。

Xiaomi HyperOS 2 (Android 15ベース)、Snapdragon® 8 Gen 3 Mobile Platform、12GB LPDDR5Xメモリ、3200 x 1440ピクセルの有機EL(AMOLED)ディスプレイ、256GBまたは512GB UFS 4.1ストレージ、6000mAhバッテリー、背面50MP(メイン)+8MP(超広角)の2眼カメラ、前面20MPのフロントカメラを搭載しています。

また、IP68防水防塵、NFC、90Wハイパーチャージ、超音波ディスプレイ内指紋センサー、AI顔認証、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4に対応しています。

✅価格は、Amazonで59,980円(税込)、楽天市場で58,980円(中古・送料無料)、ヤフーショッピングで59,980円(中古)、です。

👉関連記事:POCO F7 Ultra/Pro徹底比較レビュー!7つの違いと買うべきか解説

Amazonで「POCO F7 Pro」をチェックする

POCO F7 Ultra

POCOから発売された6.67インチのスマートフォンです(2025年3月27日発売)。

Xiaomi HyperOS 2 (Android 15ベース)、Snapdragon 8 Elite Mobile Platform、12GBまたは16GB LPDDR5Xメモリ、3200 x 1440ピクセルのFlow AMOLEDドットディスプレイ、256GBまたは512GB UFS 4.1ストレージ、5300mAhバッテリー、背面50MP(メイン)+50MP(望遠)+32MP(超広角)の3眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。

また、IP68防水防塵、NFC、120Wハイパーチャージ(ワイヤレス充電対応)、画面内超音波指紋センサー、AI顔認証、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0に対応しています。

✅価格は、Amazonで79,800円(税込)、楽天市場で76,980円(中古・送料無料)、ヤフーショッピングで76,980円、です。

Amazonで「POCO F7 Ultra」をチェックする

POCO F7

POCOから発売された6.83インチの5Gスマートフォンです(2025年7月8日発売)。

Android 15ベースのXiaomi HyperOS 2、Snapdragon 8s Gen 4、12GBメモリ、2772 x 1280 pxの有機ELディスプレイ、256GB / 512GBストレージ、16時間以上(継続使用時)駆動する6500 mAhバッテリー、背面約5000万画素+約800万画素の2眼カメラ、前面約2000万画素のフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能(AI反射除去、AIビューティーモード、AI消しゴムPro、AIライティング、AI音声認識、AI通訳、AI検索、Gemini連携)、ゲーム機能(WildBoost Optimization 4.0、ゲームオーディオ、ゲームターボ)、IP68防水防塵、冷却システム「6000mm² 3DデュアルチャネルIceLoopシステム」に対応。

リフレッシュレート 最大120Hz、タッチサンプリングレート 最大480Hz(瞬間最大2560Hz)、ウェットタッチディスプレイ2.0、TÜV Rheinland認証ブルーライト低減、、90Wハイパーチャージ、22.5Wリバース充電、画面内指紋認証、AI顔認証、USB Type-C、NFC、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0、GPSにも対応しています。

✅価格は、Amazonで49,980円、楽天市場で54,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで45,980円、です。

👉関連記事:POCO F7 徹底レビュー!F6 Proからの進化点と欠点を評価

Amazonで「POCO F7」をチェックする

Xiaomi 15T

Xiaomiから発売された6.83インチの5Gスマートフォンです(2025年9月26日発売)。

Android 15 (Xiaomi HyperOS 2)、MediaTek Dimensity 8400-Ultra、12GBメモリ、2772×1280 pxの有機EL液晶、256GB / 512GBストレージ、最大13.19時間(連続使用時)駆動する5,500mAhバッテリー、背面50MP+50MP+12MPのライカ監修3眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能(Xiaomi HyperAI、AI文章生成、AI音声認識、AI通訳、AI検索、AIダイナミック壁紙、Google Gemini)、AIディスプレイ機能、リフレッシュレート:最大120Hz、カメラの新センサー「Light Fusion 800」、光学2倍ズーム、動画プロモード(Log撮影、LUTインポート対応)、ShootSteady(動画手ブレ補正)、Xiaomi 3D IceLoop冷却システムに対応しています。

また、67W急速充電、画面内指紋認証、AI顔認証、IP68防水防塵、NFC、X軸リニア振動モーター、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 6E、Bluetooth 6.0、GPS (L1+L5)にも対応しています。

✅価格は、Amazonで64,800円(税込・15T)、楽天市場で64,980円(送料無料・15T)、ヤフーショッピングで64,800円、です。

👉関連記事:Xiaomi 15T 徹底レビュー!6万円台ライカ機のコスパを14T比較で評価

Amazonで「Xiaomi 15T」をチェックする

motorola edge 60 pro

motorolaから発売された6.7インチの5Gスマートフォンです(2025年7月4日発売)。

Android 15、MediaTek Dimensity 8350 Extreme、12GBメモリ、2712 x 1220 pxのpOLED、256GBストレージ、5000 mAhバッテリー、背面50MP+50MP(超広角)+10MP(望遠)のトリプルカメラ、前面50MPのフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能「Moto AI」(AIキーで呼び出し、Catch Me Up、Pay Attention、など)、カメラ機能(アクションショット、グループショット、Photo Enhancement Engineなど)、デバイス連携機能「Smart Connect」、Gemini、

125W TurboPower充電、15Wワイヤレス充電、5Wパワーシェアリング、Dolby Atmos対応ステレオスピーカー、「Smart Antenna」技術、IP68/IP69防水防塵、MIL-STD-810H、おサイフケータイ (Felica)、指紋認証、顔認証、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。

✅価格は、Amazonで55,620円、楽天市場で63,456円(送料無料)、ヤフーショッピングで63,456円、です。

👉関連記事:motorola edge 60 proレビュー!前モデルとの違いと進化点は?

Amazonで「motorola edge 60 pro」をチェックする

他のPOCOスマホと比較

他にもPOCOやシャオミのスマートフォンが販売されています。ぜひ比較してみてください。

POCOスマホ完全ガイド!魅力/シリーズ比較/選び方/最新機種まで徹底解説

その他のおすすめAndroidスマホを紹介

その他のおすすめAndroidスマホは以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。

5万円台のハイスペックスマホ ラインナップ 機種 一覧

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注文殺到で売れまくり! 3万円台で買えるハイスペックスマホ まとめ

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この記事を書いた人:秋葉原ぶらり

ガジェットブロガー / 動画クリエイター。2014年からブログを開始。以来、Android端末やWindowsデバイス、ゲーム製品、Apple製品、PC周辺機器などのレビューを発信し続けている。目標は東京「秋葉原」をぶらぶらと探索する楽しさを、そのままネット上で体験できるようにすること。趣味は、写真、プログラミング、読書、小説やエッセイの文筆、デザイン制作など多岐にわたる。最新の更新情報はX:旧Twitter(URL:https://x.com/akiba_burari)やThread(URL:https://www.threads.com/@akibaburari)、でも発信中。
動画はYouTubeで(https://www.youtube.com/@秋葉原ぶらり)公開中。

DeskMini B860とCore Ultra 200Sで組む最強ミニPC

2026年1月30日、ASRockから最新ベアボーンPC「DESKMINI B860/B/BB/BOX/JP」が発売されます。

ASRockといえば、これまでDeskMini X600(Ryzen 8000 / 7000シリーズ対応)や、DeskMini B760(第12~第14世代インテル Core プロセッサ対応)を発売し、いずれもコスパの高いミニPCを自作できることで人気を博してきました。

ASRock DESKMINI B860 前面の外観

今回の最新モデル「B860」は、その高い信頼性を引き継ぎつつ、ついに高いAI性能を発揮するNPU搭載の「Core Ultra 200S」シリーズに対応。ソケットがLGA1851へと刷新されたほか、Thunderbolt 4ポートやDDR5-7200MHzメモリ、4画面出力などに対応するなど、これまでの製品とは一線を画すほど大きな進化を遂げています。

そこで今回はDESKMINI B860の特徴やスペックを紹介しつつ、何が必要で、どのように組み立てるのか、を丁寧に解説。ベアボーンPCをまだ使ったことのない初心者でもすぐに使えるようにまとめました。

この記事でわかること

  1. DESKMINI B860の特徴(完成イメージ)
  2. スペック(仕様詳細)
  3. 自作用のおすすめパーツ(CPU、メモリ、ストレージ、OS、クーラー、Wi-Fiキット、参考価格)
  4. DESKMINI B860の組み立ての手順とセットアップ(OS・ドライバー・BIOS設定)
  5. 合計の金額(予算シミュレーション)
  6. 価格・購入先(Amazon、楽天市場、ヤフー)
  7. 比較:DESKMEET X600、DESKMEET B660、DeskMeet X300

この記事を最後まで読むことで、ASRockDESKMINI B860」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク

公式ページ:ASRock > DeskMini B860 Series

ASRock DESKMINI B860の特徴(完成したらこんなミニPCになります)

ASRock DESKMINI B860 実機を手に持っている。大きさがわかる。

「このサイズで、まさかここまで動くとは」ASRock DESKMINI B860を組むと、そんな驚きの「Core Ultra搭載ミニPC」が完成します。片手で持てる1.92Lのボディに、最新のAI性能と拡張性を凝縮。ただ小さいだけじゃない、ロマンの詰まった一台になります。

1. お弁当箱サイズに「未来」を凝縮。AIもいける

まず驚くのがこのサイズ感。1.92Lといえば、ちょっと大きめのお弁当箱くらいです。ここにNPU(AI処理チップ)内蔵の「Intel Core Ultra (Series 2)」が入ります。このNPUが肝で、最近流行りの生成AIや大規模言語モデル(LLM)をローカル環境で動かすのに最適化されています。クラウドを使わないからプライバシーも安心だし、何よりレスポンスが高速。自分専用のAIチャットボットを育てたり、画像生成AIを試したり。この小ささで、最先端の「AI実験室」が手に入ります。

2. デスクトップ級のパワー。Core Ultraが描く驚異の性能

「小さいから遅い」はもう過去の話です。前世代のCPUと比べても、その性能差は歴然。メーカー公表のベンチマーク(PASSMARK)を見ると、本機対応の「Core Ultra 9 285」は、前世代のハイエンド「Core i9-14900」を大きく上回っています。

ASRock DESKMINI B860のCPUのグラフ。Passmarkスコアで比較。

PASSMARKスコア比較

  • i9-14900: 45,621
  • Core Ultra 9 285: 56,327 (約23.47%向上)

つまり、「去年のハイエンド・フルタワーPCよりも、この弁当箱の方が処理が速い」ということです。動画のエンコードや大量のファイル処理など、パワーごり押しの作業でも、もう巨大なPCを用意する必要はありません。

そして、もっと劇的なのがグラフィック性能(内蔵GPU)です。

ASRock DESKMINI B860のGPUのグラフ。3DMARK Time Spyで比較

3DMARK Time Spyスコア比較

  • Intel Core i7-14700: 778
  • Intel Core Ultra 9 285: 2201 (最大2.82倍)

スコアが約3倍になるということは、体験が別物に変わることを意味します。これまでのIntel内蔵GPUは「映ればOK」でしたが、2000点超えなら「PCゲームが遊べる」レベル。わざわざグラフィックボードを買わなくても、人気FPSタイトルをカジュアルに楽しんだり、動画編集のプレビューもカクつかずに動かせたりします。

3. Thunderbolt™ 4 標準搭載。このサイズで拡張性がバケモノ級

ASRock DESKMINI B860の背面のインターフェース

まず声を大にして言いたいのが、このサイズで「Thunderbolt™ 4」を標準搭載していることです。最大転送速度は40Gbps。これがあるだけで、PCの使い方が劇的に変わります。例えば、ドッキングステーションを繋いで配線を一本にまとめたり、超高速な外付けストレージで動画素材を管理したり。何なら、将来的にグラフィック性能が足りなくなっても、外付けGPUボックス(eGPU)を繋いで性能を底上げする、なんてロマンあふれる使い方も視野に入ります。

そして、映像出力も強烈です。このThunderbolt 4を含めて、DisplayPort 1.4が2つ、HDMI 2.1が1つ。これらを全部使うと、最大4画面の同時出力ができます。ゲーム、攻略サイト、動画編集のタイムライン、プレビュー画面。これらを全部出しっぱなしにできるので、「ウィンドウを最小化して、探して…」というあの無駄な時間から解放されます。

ASRock DESKMINI B860の4画面出力。

もちろん、フロントには「USB 3.2 Gen2x2 Type-C(20Gbps)」もしっかり完備。手元でスマホのデータを移したり、SDカードリーダーを繋ぐのも爆速。「小さいから端子が足りない」なんて言わせない、妥協ゼロの構成です。

4. メモリは7200MHz超えの世界へ。ストレージは驚異の4基搭載

メモリは最新の「DDR5 SO-DIMM」に対応しているほか、なんとオーバークロックに特化した「CSODIMM」までサポートしています。通常のDDR5メモリでも最大5600MHzで動作しますが、CSODIMMを使ってオーバークロック(OC)すれば、最大7200MHzという異次元のスピードを叩き出せます。容量も最大128GBまで積めるので、メモリ食いの生成AIや大規模言語モデル(LLM)を動かす際も、速度と安定性が段違いです。

そしてストレージの拡張性も、このサイズでは驚異的。わずか1.92Lの筐体に合計4台ものドライブを搭載可能です。

  • 1本目: 最新の「M.2 PCIe Gen5x4」。現在の最速規格で、OSやアプリの起動は爆速に。
  • 2本目: 定番の「M.2 PCIe Gen4x4」。ゲームや作業データの保存に最適。
  • 3, 4本目: 裏面に「2.5インチ SATA3」を2台。余っているSSDや大容量HDDをデータ倉庫として活用可能。

『小さいから何かを諦める』必要はありません。超高速メモリやGen5 SSDを凝縮した、妥協なき最強のメインマシンが完成します。

5. 2.5G LANで爆速ネット。スマホ並みの起動速度

ASRock DESKMINI B860の通信性能。

毎日使うPCだからこそ、足回りの通信性能にはこだわりたいところ。DeskMini B860はその点も抜かりありません。有線LANは標準で「2.5ギガビット(2.5GbE)」に対応しています。一般的な1GbEの2.5倍のスピードが出るので、家庭内NASへのデータ転送や、巨大なゲームのダウンロード待ち時間がグッと短縮されます。もちろん、Wi-Fi派の人のために「M.2 Wi-Fiスロット」も完備。オプションのWi-Fiキットを組み込めば、ケーブルレスでスッキリしたデスク環境が作れます。

そして、日々の使い勝手を変えるのが「モダンスタンバイ(Modern Standby)」への対応です。スマホのように、スリープから一瞬で復帰してすぐに作業を再開できます。バックグラウンドでメール受信やアップデートをこなしつつ、使いたい時は待たせない。小さいけれど、毎日を快適にする機能が詰まっています。

さらに、自作ユーザーに地味に嬉しいのが「BIOS Flashback」機能です。これがあれば、CPUやメモリを挿していなくても、電源とUSBメモリだけでBIOSのアップデートが可能。「新しいCPUを買ったけど、BIOSが古くて起動しない…」なんていう自作PCあるあるのトラブルも、ボタン一つで回避できる安心感があります。

ASRock DESKMINI B860のスペック(仕様)

  • 型番: DESKMINI B860/B/BB/BOX/JP
  • プロセッサ: Intel Core Ultra プロセッサ (シリーズ2) 対応 (LGA1851, 最大65W) ※別売
  • GPU: Intel Graphics (CPUに統合)
  • RAM: デュアルチャネル DDR5 SO-DIMM x2 (最大128GB, 5600MHz / OC 7200MHz対応)
  • ストレージ: 1 x M.2 (PCIe Gen5x4), 1 x M.2 (PCIe Gen4x4) ※別売
  • 拡張ストレージ: 2 x 2.5インチ SATA 6Gb/s SSD/HDD ※別売
  • 電源: 120W / 19V ACアダプター(付属)
  • ワイヤレス通信: M.2 Key E 2230スロット x1 (モジュールは別売)
  • 有線LAN: 2.5ギガビットLAN (Realtek RTL8125BG)
  • 前面インターフェース: USB 3.2 Gen2x2 Type-C x1, USB 3.2 Gen2 Type-A x1, ヘッドホン/マイク端子
  • 背面インターフェース: Thunderbolt 4 x1, USB 3.2 Gen2 Type-A x1, USB 3.2 Gen1 Type-A x1, DC-In
  • 映像出力: HDMI 2.1 x1, DisplayPort 1.4 x2, Thunderbolt 4 x1 (最大4画面出力)
  • 冷却システム: Intel CPUクーラー対応 (高さ47mm以下)
  • 消費電力: 最大120W (付属ACアダプターの容量として)
  • VESAマウント: 対応 (別売のマウントキットが必要)
  • OS: Microsoft Windows 11 64-bit 対応 ※別売
  • サイズ: 155 x 155 x 80 mm (1.92L)
  • 重量: 公式情報なし (参考: 過去モデルは約1.4kg前後)
  • カラー: ブラック
  • 付属品: ACアダプター, 電源ケーブル, SATAケーブル x2, M.2用ネジ, ゴム足

ASRock DESKMINI B860を自作するのに必要なパーツ

ASRock DESKMINI B860 実機 本体 ブラック

DeskMini B860は「ベアボーンキット」と呼ばれる、いわば「半完成品」のパソコンです。箱に入っているのは、基本となる「ケース」「マザーボード」「電源(ACアダプタ)」の3点セットだけ。これだけではパソコンとして動かないので、残りのパーツ(CPUやメモリなど)は自分で選んで用意する必要があります。

「自分で選ぶの?」と身構える必要はありません。むしろ、自分の用途に合わせて「ここは最強スペックで」「ここは安く済ませよう」と自由にカスタマイズできるのが、このキットの醍醐味。プラモデル感覚で組み立てるために必要な「材料リスト」をまとめました。

ASRock DESKMINI B860を自作するのに必要なパーツ 一覧

  • CPU:Intel Core Ultra プロセッサー (Series 2) / LGA1851 ※TDP 65Wまでのモデルに対応
  • CPUクーラー:全高47mm以下のロープロファイル対応モデル
  • メモリ:DDR5 SO-DIMM × 2枚(ノートPC用規格) ※デスクトップ用の長いメモリは挿さりません
  • ストレージ:M.2 SSD(Gen5/Gen4) または 2.5インチSSD/HDD
  • Wi-Fiキット:M.2 Wi-Fiモジュール + アンテナケーブル ※無線で使いたい場合は必須です(本体には付属しません)
  • OS:Windows 11 Home / Pro など
  • (必要な場合)Wi-Fiキット:無線LANを使いたい場合に用意

CPUを選ぶ:最新のCore Ultra (Series 2)から選ぶ

ASRock DESKMINI B860のCore Ultra (Series 2)プロセッサ

まずはパソコンの頭脳となるCPU選びです。DeskMini B860は、最新のIntel B860チップセットを搭載しており、ソケット形状はLGA1851を採用しています。ここには、AI処理が得意な「Intel Core Ultra プロセッサー (Series 2)」を取り付けることができます。

ただ、CPU選びには「絶対に守らなければならないルール」が1つだけあります。これを知らずに買うと、起動しなかったり、性能が出なかったりして泣くことになるので、ここだけは注意してください。

「TDP 65W」までのモデルを選ぶ(「K」付きは避ける!)
DeskMini B860が対応しているCPUは、消費電力の目安となるTDPが「65Wまで」のモデルです。

お店のランキングで上位にいるような、型番の末尾に「K」がついているモデル(例:Core Ultra 9 285K など)は、TDPが125Wもあり、この小さなボディには熱すぎて使えません。無理に乗せても動かないか、性能が大幅に制限されてしまいます。

また、型番の末尾に「F」がついているモデル(例:Core Ultra 5 225F)も要注意。これには映像を出力する機能(Intel Graphics)が入っていないため、画面が映らなくなります。

おすすめのCPU候補 5選(価格・性能・用途別)

ASRock DESKMINI B860のCPU。Core Ultra 9 285のパッケージ。

DeskMini B860で使える「TDP 65W」のルールを守りつつ、予算や用途に合わせて選べるおすすめのCPUを5つピックアップしました。

Core Ultra 9 285、Core Ultra 7 265、Core Ultra 5 235、Core Ultra 5 225、Core Ultra 5 245K

特に今回は、市場価格の「逆転現象」を利用した裏技的な候補も入れているので、ぜひ参考にしてください。

※価格は2026年1月時点の目安です。変動しやすいため、購入時に必ず再確認してください。

1. 【最強スペック】Intel Core Ultra 9 285

  • 価格帯:約88,000円
  • スペック:24コア(8P+16E)/ 最大 5.7GHz
  • こんな人におすすめ:
  • 動画編集、RAW現像、3Dレンダリングなど、重い作業をガッツリやりたい人。
  • 「小さいけど最強のPC」というロマンを追求したい人。

解説: TDP 65Wの制限内で、現時点で載せられる最も性能が高いCPUです。前世代のCore i9を超える処理能力を持っているので、クリエイティブな用途でもストレスなく作業できます。ただし価格も最強クラスなので、予算に余裕がある方向けです。

2. 【バランスの王道】Intel Core Ultra 7 265

  • 価格帯:約57,000円
  • スペック:20コア(8P+12E)/ 最大 5.3GHz
  • こんな人におすすめ:
  • 長く快適に使いたい人。
  • ゲームも仕事もマルチにこなしたい人。

解説: 性能と価格のバランスが最も優れた「優等生」です。Core Ultra 9ほどの価格を出さなくても、20コアという十分すぎるスペックで大抵のことは快適にこなせます。迷ったらこれを選んでおけば間違いありません。

3. 【コスパ最強のエントリー】Intel Core Ultra 5 225

  • 価格帯:約28,000円
  • スペック:10コア(6P+4E)/ 最大 4.9GHz
  • こんな人におすすめ:
  • 予算を抑えてPCを組みたい人。
  • 事務作業、ブラウジング、動画視聴がメインの人。

解説: 3万円を切る価格で最新のCore Ultraが手に入ります。10コアあれば日常使いで困ることはまずありません。浮いた予算をメモリやSSDの増設に回せば、全体的な使い勝手は上位モデルにも負けないサクサクPCになります。

CPU Core Ultra 5 プロセッサー 225 intel BX80768225

4. 【堅実なミドルレンジ】Intel Core Ultra 5 235

  • 価格帯:約43,000円
  • スペック:14コア(6P+8E)/ 最大 5.0GHz
  • こんな人におすすめ:
  • 225だと少し性能が不安だが、7までは必要ない人。

解説: 225からコア数が4つ増えて14コアになり、マルチタスク性能が向上しています。ただ、後述する「245K」の価格下落により、現状では少し立ち位置が難しいモデルかもしれません。価格をよく比較して選ぶのがポイントです。

INTEL CPU Core Ultra5 235 Processor (24M Cache, 5.00GHz)FCLGA18W 14c(6P+8E) BX80768235/AZ 

5. 【裏技・上級者向け】Intel Core Ultra 5 245K

  • 価格帯:約35,000円(※価格逆転中!)
  • スペック:14コア(6P+8E)/ 最大 5.2GHz
  • 注意点:本来は非推奨(TDP 125Wのため)

解説: 通常、末尾に「K」がつくモデルは発熱がすごくDeskMiniには向きませんが、現在なぜか下位モデルの「235」より安く売られていることがあります。BIOS設定で電力制限(PL1/PL2を65W等に設定)を自分でかけられる自信がある方にとっては、安くて高性能な「掘り出し物」になります。※そのままポン付けすると熱暴走の危険があるため、必ず設定ができる方のみ選んでください。

INTEL Core Ultra5 245K プロセッサー BX80768245K/AZ (24M Cache, 4.20GHz) LGA1851

まとめ:どれを選ぶ?

  • 迷ったら安定の Core Ultra 7 265
  • 安く組むなら Core Ultra 5 225
  • 設定に自信があるなら高コスパな Core Ultra 5 245K(自己責任で!)
  • 予算シミュレーションの際は、これらのCPU価格にベアボーン本体(約3.6万円)などのパーツ代を足して計算してみてください。

メモリを選ぶ:ノートパソコン用のSO-DIMM規格

ASRock DESKMINI B860の内部にあるメモリスロット

CPUの次はメモリです。ここも非常に重要なポイントがあります。DeskMini B860はデスクトップPCのような性能を持っていますが、マザーボードが超小型なため、メモリは「ノートパソコン用(SO-DIMM)」しか使えません。デスクトップ用の長いメモリ(DIMM)や、古い規格の「DDR4」は物理的に刺さらないので、間違って買わないように注意してください。

代表的なDDR5規格(スピード別)

「DDR5-xxxx」という数字は速度を表します。数字が大きいほど高速です。

DDR5-4800 (PC5-38400)

  • 立ち位置:DDR5の「初期標準」。
  • 導入初期のPCや、安定性重視のビジネスPCでよく使われます。価格は安いですが、Core Ultraの性能をフルに引き出すには少し物足りないかもしれません。

DDR5-5200 (PC5-41600)

  • 立ち位置:少し速い標準。
  • 第13世代Intel Coreプロセッサの標準サポート速度です。

DDR5-5600 (PC5-44800)

  • 立ち位置:現在の「新・標準」。
  • 第14世代やCore Ultra 200Sなど、最新CPUの定格(標準)速度として最も普及しています。基本的にはこれを選ぶのがおすすめです。

DDR5-6000 (PC5-48000)

  • 立ち位置:「コスパ最強」の高速メモリ。
  • 自作ユーザーが「せっかくなら速いものを」と選ぶ、ゲーミングPCの定番です。

DDR5-6400 / 7200以上

  • 立ち位置:「ハイエンド・オーバークロック(OC)」領域。
  • DeskMini B860が対応しているのはここ。「とにかく1秒でも速く、ロマンを求めたい」ユーザー向けの超高速規格です。

厳選!DeskMini B860で使えるおすすめメモリ

ASRock DESKMINI B860のDDR5メモリ。

お店のランキングには「デスクトップ用(DIMM)」と「ノート用(SO-DIMM)」が混ざっています。間違わずに買えるよう、DeskMini B860で使える「SO-DIMM」だけをピックアップしました。価格は2026年1月時点の目安です。

1. 【迷ったらコレ】標準的な16GBモデル(DDR5-5600) CFD D5N5600CS-16GC46

価格目安:約38,380円(1枚あたり)最新の標準規格である「5600MHz」に対応したメモリです。16GBあれば、事務作業から軽めのゲームまで快適にこなせます。(※1枚売りなので、32GBにしたい場合は2枚購入してください。2枚で約76,760円になります)

CFD D5N5600CS-16GC46

2. 【大容量コスパ】64GBを一気に積む(DDR5-4800) Corsair CMSX64GX5M2A4800C40

価格目安:約99,000円(2枚セット) 速度は「4800MHz」と標準的ですが、32GB×2枚の合計64GBセットです。動画編集などで「とにかく容量がたくさん欲しい!」という方に最適です。1枚あたりの単価で見るとかなりお買い得です。

Corsair CMSX64GX5M2A4800C40

3. 【最強・最大容量】ロマンの128GBキット(DDR5-5600) Crucial CT2K64G56C46S5

価格目安:約189,800円(2枚セット) この小さな筐体に詰め込める最大容量、128GB(64GB×2枚)のキットです。しかも速度は妥協なしの「5600MHz」。ローカルAIや仮想マシンをバリバリ動かす「変態スペック」を目指すならこれ一択です。価格もPC本体より高くなりますが、それだけの価値があるモンスターメモリです。

Crucial CT2K64G56C46S5

ストレージを選ぶ:Gen5の爆速と、最大4台の「全部入り」

ASRock DESKMINI B860に搭載できるストレージ

DeskMini B860のストレージ拡張性は、はっきり言って異常(褒め言葉)です。1.92Lのこの小さな箱の中に、なんと合計4台ものストレージを飲み込みます。「とにかく速いメイン」と「安くて大容量のサブ」を使い分けるのが賢い構成です。

1. メイン:M.2 NVMe SSD(爆速のGen5対応!)

OSやアプリを入れる「メインドライブ」には、M.2 NVMe SSDを選びます。DeskMini B860の最大のウリは、最新かつ最強の「PCIe Gen5 x4」に対応していること。従来のGen4よりもさらに倍近く高速で、Windowsの起動もゲームのロードも「瞬殺」レベルになります。

重要:熱対策について】 ただし、Gen5 SSDはものすごく発熱します。何も対策しないと熱で性能が落ちたり(サーマルスロットリング)、最悪故障の原因になります。Gen5を選ぶ場合は、「ヒートシンク付き」のモデルを選ぶか、DeskMini内部のエアフローをしっかり確保するように意識してください。

ASRock DESKMINI B860に対応するM.2 SSD

Gen5の最高峰(ロマン枠)

Samsung 9100 PRO MZ-VAP1T0B-IT 最新のGen5に対応したサムスンのフラッグシップモデルです。Gen4の限界を突破する圧倒的な速度(読み込み最大10,000MB/sクラス)を体験したいならこれ。価格も3万円を切るショップが出てきており、Gen5の中では手が出しやすい「現実的なロマン」になっています。

現実的な最適解(Gen4)

WD_Black SN850X WDS100T2X0E 「Gen5は熱が怖いし、まだ高い…」という方は、一つ前の世代である「Gen4」のハイエンドモデルが正解です。このSN850Xは、ゲーマーやクリエイターに絶大な人気を誇る定番モデル。速度は最大7,300MB/sと十分すぎるほど爆速で、価格もこなれてきています。ランキングでも常に上位にいる、間違いのない選択肢です。

2. サブ:2.5インチ SATA SSD/HDD(最大2基)

「M.2だけじゃ容量が足りない」「動画データの倉庫が欲しい」そんな時は、マザーボードの背面に隠された2.5インチスロットの出番です。ここには、安価で大容量な2.5インチSSDやHDDを最大2台まで増設できます。

「ケーブルは買わなくていいの?」安心してください。専用の接続ケーブルが本体に2本付属しています。このケーブルを使って、背面にペタッと貼り付けるように設置します。「OSは爆速M.2、データ保存は高コスパなSATA SSD」という完璧な使い分けが可能です。

ここに入れるべき、おすすめの2.5インチSSDを3つ厳選しました。

ASRock DESKMINI B860に対応する2.5inch HDD

コスパ最強のデータ倉庫 Crucial BX500 Series

「とにかく安く容量を増やしたい」ならこれが鉄板です。1TBで1万円台後半、2TBでも3万円台半ばという圧倒的なコストパフォーマンスが魅力。速度はM.2に劣りますが、写真や動画の保存場所としては十分すぎます。「とりあえず付けておく」のに最適な一台です。

信頼性と価格のバランス WD Blue SA510 SATA Series

HDD時代からの王道、Western Digitalの「Blue」シリーズです。Crucial BX500と価格帯は近いですが、こちらは信頼性やコントローラーの安定性に定評があります。「安すぎるのは不安だけど、高いのはちょっと…」という方にぴったりの優等生モデルです。

24時間稼働・サーバー用途なら WD Red SA500 NAS SATA Series

もしDeskMiniを「常時起動のファイルサーバー」や「録画マシン」として使うなら、この「Red」一択です。本来はNAS(ネットワークHDD)向けに設計されており、24時間365日の連続稼働を想定した高耐久モデルです。4TBの大容量モデルもラインナップされており、2台積めばこの小さな箱で「8TB」という驚異的な容量を実現できます。

3. 合計4台の拡張性

まとめると、以下の構成が可能です。

  • M.2 (Gen5):OS・ゲーム用(爆速)
  • M.2 (Gen4):サブの高速作業領域
  • 2.5インチ SSD:データ倉庫1
  • 2.5インチ SSD:データ倉庫2

わずか1.92Lの弁当箱サイズにこれだけ詰め込めるのは、まさに「全部入り」の変態仕様。最初は1枚だけ挿して、あとから買い足していくのも自作の楽しみ方です。

OS・ドライバーのインストールとBIOS(Windows 11必須!)

ASRock DESKMINI B860のBIOS設定画面

組み立てが終わっても、まだ終わりじゃありません。ここからのセットアップが、このモンスターマシンの性能を引き出せるかどうかの分かれ道です。「BIOSとか難しそう…」と思うかもしれませんが、やることはシンプルなので安心してください。

BIOS設定:まずは「XMP」をONにせよ

電源を入れて画面がついたら、まずはBIOS画面(設定画面)に入ります。CPUやメモリが正しく認識されているかを確認したら、一つだけ絶対にやってほしい設定があります。それは、メモリの「XMP」または「EXPO」設定を有効にすることです。

せっかく高いお金を出して「DDR5-5600」や「7200」などの高速メモリを買っても、この設定をONにしないと、安全策として低い速度(4800MHzなど)で動いてしまいます。スポーツカーを買って、制限速度40kmで走るようなものです。もったいない! クリック一つで本来の速度が出るので、忘れずに設定しましょう。

OS:Core Ultraを使うなら「Windows 11」一択

インストールするOSは、必ず「Windows 11」を選んでください。今回のCPU「Core Ultra」は、性能重視のPコアと省エネ重視のEコアという2種類の頭脳を持っています。これを賢く使い分ける機能がWindows 11に最適化されているため、Windows 10だとせっかくの性能が出し切れないことがあります。インストール用のUSBメモリは、あらかじめ別のPCで作っておきましょう。

ドライバー:魔法のツール「ADI」と、転ばぬ先の杖

Windowsのインストールが終わったら、ドライバー(PCのパーツを動かすソフト)を入れます。ここでのASRockの強い味方が「Auto Driver Installer (ADI)」です。ネットさえ繋がれば、必要なドライバーを全自動で検知してインストールしてくれる魔法のような機能です。特に「Thunderbolt 4」などの重要機能も、これにお任せすればOK。

【※超重要:ここだけ注意!】ただし、発売されたばかりの最新パーツなので、Windows 11を入れた直後の状態では「Wi-Fiも有線LANも認識せず、ネットに繋がらない」というトラブルが起きがちです。ネットに繋がらないと、頼みの綱のADIも動きません。なので、念のため別のPCで公式サイトから「LANドライバー」と「Wi-Fiドライバー」だけはダウンロードしてUSBメモリに入れておくことを強くおすすめします。これさえあれば、「ネットに繋がらないからドライバーが入らない、ドライバーがないからネットに繋がらない」という無限ループを回避できます。

CPUクーラー(全高47mm以下)

ASRock DESKMINI B860に対応するCPUクーラー

ここがDeskMini B860の自作で最も「罠」にかかりやすいポイントです。ランキング上位のCPUクーラーを買うと、蓋が閉まらずに絶望します。DeskMiniのケース内部は非常に狭く、CPUクーラーの高さには「絶対的な壁」があります。

1. 「全高47mm以下」の絶対ルール

売れ筋ランキングの上位にいる「DEEPCOOL AK400」や「虎徹」のような、背の高い「サイドフロー型」は100%入りません。必ず「トップフロー型(ロープロファイル)」と呼ばれる、背の低い薄型クーラーを選んでください。限界の高さは47mmです。これより1mmでも高いとケースに入りません。

2. ソケット「LGA1851」への対応

Core Ultra (Series 2)から、CPUのソケット形状が「LGA1851」に変わりました。幸い、ネジ穴の位置は前世代の「LGA1700」と同じため、多くのLGA1700用クーラーがそのまま使えますが、念のためメーカーが「LGA1851対応」と明記しているものを選ぶのが確実です。

厳選!DeskMini B860で使える「高さ47mm以下」のクーラー

ランキング上位のほとんどはケースに入りません。この狭いケースに入る、数少ない「正解」クーラーを3つ紹介します。

1. 【ド定番・安心】Noctua NH-L9i-17xx Noctua NH-L9i-17xx

  • 高さ:37mm(余裕で入ります)
  • 価格目安:約8,000円

特徴:自作PC界のベンツこと「Noctua(ノクチュア)」の超定番モデル。静音性が非常に高く、取り付けも簡単。高さも37mmと余裕があるため、風切り音(ファンの風がケース蓋に当たって鳴る音)もしにくい設計です。「迷ったらこれを買っておけば絶対に失敗しない」と言える信頼の一品です。

2. 【冷却性能・最強】Thermalright AXP90-X47 FULL COPPER

  • 高さ:47mm(限界ギリギリのジャストサイズ!)
  • 価格目安:約6,000円〜8,000円

特徴:全身が銅(カッパー)でできた、冷却性能特化モデルです。高さ47mmというDeskMiniの限界を攻めた設計で、Core Ultraの高負荷時でもしっかり冷やしたい人向け。ただし、ケースのメッシュとファンが極端に近くなるため、高回転時に少し風切り音が鳴る場合があります。

3. 【コスパ重視】ID-COOLING IS-40X-V3

  • 高さ:45mm
  • 価格目安:約3,000円

特徴:ユーザーランキングにも唯一ランクイン(17位)していた、安くて使える薄型クーラーです。NoctuaやThermalrightに比べると冷却性能や静音性は劣りますが、Core Ultra 5 225などの発熱が控えめなCPUであれば十分冷やせます。「予算を抑えてとにかく組みたい」という方に最適です。

Wi-Fi・Bluetooth:実は「別売り」です。要注意!

ASRock DESKMINI B860のASRock純正 M.2 Wi-Fi 6E Kit

ここで多くの人が陥る「罠」があります。DeskMini B860は、標準の状態ではWi-FiもBluetoothも使えません(有線LANのみです)。箱を開けてから「ネットに繋げない!」とパニックにならないよう、無線で使いたい人は必ず「Wi-Fiキット」を一緒に買ってください。

逆に言えば、「家では絶対有線しか使わない」という硬派な方は、無駄なパーツ代を削ってコストダウンできるメリットでもあります。

迷ったらこれ!選ぶべき2つの選択肢

お店のランキングを見ると、大きなアンテナがついたボード(PCI Express接続)が並んでいますが、DeskMini B860には大きすぎて物理的に入りません。必ず、以下のどちらかを選んでください。

A. 【絶対安心】ASRock純正 M.2 Wi-Fi 6E Kit

「自作は初めて」「細かい部品を探すのが面倒」という方は、迷わずこれを選んでください。ASRock純正のキットなら、Wi-Fiカード本体だけでなく、ケースにピッタリ合う「専用のアンテナケーブル」と「アンテナ」が全部セットになっています。最新のWi-Fi 6Eに対応しており、速度も十分。何より「絶対に付く」という安心感が違います。

価格は5,980~7379円。

詳細はこちら→ M.2 WiFi 6E kit R2.0 | ASRock Wi-Fiキット | 株式会社アスク

B. 【上級者向け】Intel Wi-Fi 7 BE200(カード単体)

「どうしても最新のWi-Fi 7が使いたい!」「少しでも安く済ませたい」という自作慣れした方向けです。最新のIntel BE200チップなどを単体で買う方法ですが、注意点があります。カード単体にはアンテナ線が付いてきません。そのため、別途「MHF4」という極小コネクタに対応したアンテナケーブルと、外付けアンテナを自分で探して買う必要があります。手間はかかりますが、最新スペックを追求できるロマンがあります。

価格は5,280~7379円。

プロからの助言:取り付ける「タイミング」が命

最後に、経験者からの重要なアドバイスを一つ。Wi-Fiキットは、「マザーボードをケースに入れる前」に取り付けてください。もっと言えば、CPUやメモリを挿すのと同じタイミング、一番最初にやるのが鉄則です。ケースに入れた後だと、手が入らずに極小のアンテナ端子を付けるのが「地獄の作業」になります。ここだけはテストに出るレベルで重要です!

組み立ての手順とセットアップ

失敗しない「黄金ルート」

ASRock DESKMINI B860 実機からマザーボードを引き出しているところ

パーツが揃ったら、いよいよ組み立てです。DeskMini B860の自作は、複雑なケーブル配線がほとんどないため、一般的なパソコン自作よりもずっと簡単。「大人のプラモデル」感覚で楽しめます。ただし、小型ゆえに「取り付ける順番」を間違えると、後で全部バラす羽目になることも。最短ルートで完成させるための「黄金ルート」を紹介します。

【前半】ハードウェアの組み立て(物理的な作業)

Step 1:マザーボードを引き出す

まずは箱から本体を取り出し、背面のネジを外します。取っ手を持って「ズズズッ」とトレイを引き出すと、小さなマザーボードが姿を現します。これが今回の作業台です。

Step 2:【最重要】最初に「Wi-Fiカード」を取り付ける

ここが最大の分岐点です。CPUやメモリを付けたくなりますが、グッと我慢してください。Wi-Fiキットを買った人は、一番最初にWi-FiカードをM.2スロット(一番下の層)に取り付けます。他のパーツを付けてからだと、指が入らずにアンテナ線を付けるのが「無理ゲー」になります。「Wi-Fiが先!」これだけは覚えておいてください。

Step 3:CPUとクーラーを装着

次にプロセッサーのCPUを「LGA1851」ソケットに乗せます。向きを合わせて静かに置くだけ。ピンを曲げないように慎重に。その上からグリスを塗り、用意した「全高47mm以下」のCPUクーラーを固定します。純正クーラー(リテールクーラー)を使う場合は、そのまま押し込むだけでOKです。

Step 4:メモリとSSDをサクッと挿す

ASRock DESKMINI B860の内部。

メモリはノートPC用なので、斜めから差し込んで「カチッ」と音がするまで倒します。2枚挿すのが基本です。SSD(M.2)も同様にスロットに差し込んでネジ止め。もしGen5 SSDにヒートシンクを付ける場合は、周りのパーツに干渉しないか確認しながら取り付けましょう。

Step 5:ケースに戻して完成

全てのパーツが付いたら、トレイを元のケースに戻します。この時、Wi-Fiのアンテナ線などが挟まらないように注意しながら、スライドさせて収納。背面のネジを締めれば、ハードウェアの完成です!

【後半】セットアップ(命を吹き込む)

Step 6:BIOSで「XMP」をONにする

電源ケーブルとモニター、キーボードを繋いでスイッチON。画面にロゴが出たら、キーボードの「Delete」キー(またはF2)を連打してBIOS画面に入ります。ここでCPUやメモリが正しく認識されているかチェック。そして、忘れずにメモリの「XMP(またはEXPO)」設定を「Enabled(有効)」に切り替えます。これをやらないと、せっかくの高速メモリが本気を出せません。

Step 7:Windows 11をインストール

用意しておいたインストール用USBメモリを挿して再起動。画面の指示に従ってWindows 11を入れていきます。Core Ultraの性能をフルに引き出すためにも、必ずWindows 11を選びましょう。

Step 8:魔法のツール「ADI」でドライバー一括導入

Windowsが立ち上がっても、最初は画面がカクついたりネットが不安定かもしれません。でも大丈夫。ネットに繋がると、ASRock独自の「Auto Driver Installer (ADI)」という画面が自動で出てきます。これを使えば、チップセット、オーディオ、LAN、Thunderbolt 4など、必要なドライバーを全自動でダウンロード&インストールしてくれます。コーヒーを飲んで待っているだけで、最強のCore Ultraマシンが実戦配備完了です。

組み立てでかかる合計の金額(予算シミュレーション)

ASRock DESKMINI B860がオフィスの机の上に置かれている。

「結局、全部でいくらかかるの?」 パーツを一つずつ選ぶ自作PCだからこそ、合計金額は気になるところです。 OS(Windows 11 Home)の価格(約1.5万円)を含めた、現実的な予算プランを3つのパターンでシミュレーションしました。

1. 「松」:ロマン追求!爆速クリエイター構成

最新規格をフルに活かした、DeskMini B860の真価を味わう構成です。 Core Ultra 7のパワーと、爆速のGen5 SSDを組み合わせることで、動画編集からAI処理までこなす「手のひらサイズのスーパーコンピューター」になります。

  • ベアボーン本体:約36,000円
  • CPU:Core Ultra 7 265(約52,000円)
  • メモリ:DDR5-5600 64GB(32GB×2)(約26,000円)
  • ストレージ:Gen5 SSD 2TB(約60,000円)
  • CPUクーラー:Noctua NH-L9i-17xx(約8,000円)
  • Wi-Fiキット:Wi-Fi 6E純正キット(約4,000円)
  • OS:Windows 11 Home(約15,000円)

【合計目安:約 201,000円】 (パーツ価格変動により、18万円〜22万円程度)

一言: 「4K動画編集や重い処理も涼しい顔でこなす、最強のロマン仕様です。数年は買い替え不要の相棒になります。」

2. 「竹」:一番人気!バランス重視構成(おすすめ)

快適さと価格のバランスが最も取れた、多くの人にとっての「正解」構成です。メモリは32GBを確保しつつ、CPUやストレージはコスパの良いモデルをチョイス。普段使いで不満が出ることはまずありません。

  • ベアボーン本体:約36,000円
  • CPU:Core Ultra 5 245K(約35,000円)
  • ※TDP設定ができる前提のコスパ重視チョイス。不安な方は「Core Ultra 5 225」でもOK。
  • メモリ:DDR5-5600 32GB(16GB×2)(約15,000円)
  • ストレージ:Gen4 SSD 1TB(約15,000円)
  • CPUクーラー:ID-COOLING IS-40X(約3,000円)
  • Wi-Fiキット:Wi-Fi 6E純正キット(約4,000円)
  • OS:Windows 11 Home(約15,000円)

【合計目安:約 123,000円】 (11万円〜13万円程度)

一言: 「ビジネス、エンタメ、写真編集まで。何をやらせても快適な『ちょうどいい』ハイスペック機です。」

3. 「梅」:とにかく安く!最新世代入門構成

「予算は抑えたいけど、最新のThunderbolt 4やCore Ultraは使いたい」という方向け。最小限の構成ですが、それでも数年前のPCより遥かに高速です。

  • ベアボーン本体:約36,000円
  • CPU:Core Ultra 5 225(約28,500円)
  • メモリ:DDR5-4800 16GB(8GB×2)(約8,000円)
  • ストレージ:Gen4 SSD 500GB(約8,000円)
  • CPUクーラー:ID-COOLING IS-40X(約3,000円)
  • Wi-Fiキット:なし(有線運用)
  • OS:Windows 11 Home(約15,000円)

【合計目安:約 98,500円】 (9万円〜11万円程度)

一言: 「10万円を切る予算で最新環境が手に入ります。古いPCからの買い替えなら、この『梅』構成でも感動レベルの速さです。」

まとめ:DeskMini B860は「買い」なのか?

ASRock DESKMINI B860 実機の背面

長々と解説してきましたが、結論から言うと「このサイズにロマンを感じるなら、間違いなく買い」です。最後に、DeskMini B860の魅力を3つのポイントで振り返りましょう。

  • 待望の「Core Ultra」対応: 最新のAI対応CPUをこのサイズで回せる喜び。性能は前世代のハイエンド並みです。
  • 優れた拡張性: Thunderbolt 4、Gen5 SSD、そしてストレージ最大4基。小さいのに「全部入り」です。
  • 1.92Lの凝縮感: 机の上を占領せず、それでいて中身はモンスタースペック。

特にこんな人には強くおすすめします

  • 最新スペックのPCは欲しいけど、デカいタワーを置く場所はないという人
  • 重い3Dゲームはしないけど、動画編集や仕事はサクサクこなしたいという人
  • プラモデル感覚で、自分だけの最強ミニPCを組み上げたいという人

DeskMini B860は、最新のCore Ultra 200Sシリーズの性能を、わずか1.92Lのサイズで最大限に引き出せるベアボーンPCです。最新規格の性能と圧倒的なストレージ拡張性を、この最小構成で実現したい方は、ぜひ自作に挑戦してみてください。

ASRock DESKMINI B860の価格・購入先

ASRock DESKMINI B860の外観、正面

※価格は2026/01/28に調査したものです。価格は変動します。

ECサイト(Amazon、楽天、ヤフーなど)

  • 楽天市場で36,311円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで35,981円、

で販売されています。

Amazonで「ASRock DESKMINI B860」をチェックする

楽天市場で「ASRock DESKMINI B860」をチェックする

ヤフーショッピングで「ASRock DESKMINI B860」をチェックする

米国 Amazon.comで「ASRock DESKMINI B860」をチェックする

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DESKMEET X600

ASRockから発売されたAMD AM4/AM5 ソケット対応のベアボーンPCです(2024年4月19日 発売)。

500W 電源、Wi-Fiモジュール用のM.2スロットを搭載しています。

また、AMD Ryzen 8000 / 7000 シリーズのプロセッサ、DDR5 メモリ (最大 256GB)、SSD SATA3 6.0Gb/s もしくはM.2 2280 Gen5x4 / Gen4x4 ストレージを搭載可能。

最大20cmのグラフィックボードの追加、54mmまでのCPUクーラー、専用 MOSFET ヒートシンク、効率的なエアフロー設計、USB 3.2 Gen1 Type-A x2、USB 2.0 Type-A x2、DisplayPort 1.4 x2、HDMI x1、USB 3.2 Gen1 Type-C x1、USB 3.2 Gen1 Type-A x2、USB 2.0 Type-A x2、2.5Gbpsのギガビット有線LANにも対応しています。

✅価格は、Amazonで34,509円、楽天市場で37,136円(送料無料)、ヤフーショッピングで36,801円、です。

👉関連記事:ベアボーン「DESKMEET X600」でAIに強いPCを自作する方法を解説 – 秋葉原ぶらり https://akiba.jpn.org/?p=105164

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DESKMEET B660

ASRockから発売されたIntel LGA1700 ソケット対応のベアボーンPCです(2022年6月24日 発売)。

500W 電源 (80+ Bronze)、Wi-Fiモジュール用のM.2スロットを搭載しています。

また、第14/13/12世代 Intel Core プロセッサ、DDR4 メモリ (最大 128GB)、3つのSATA3 ポートおよび2つのHyper M.2 スロット (PCIe Gen4 x4) を介したストレージを搭載可能。

最大20cmのグラフィックボードの追加、54mmまでのCPUクーラー、専用 MOSFET ヒートシンク、効率的なエアフロー設計、USB 3.2 Gen1 Type-C x1、USB 3.2 Gen1 Type-A x4、USB 2.0 Type-A x4、DisplayPort x1、HDMI x1、D-Sub x1、ギガビット有線LANにも対応しています。

✅価格は、Amazonで30,376円、楽天市場で23,980円(送料無料・中古)、ヤフーショッピングで16,980円(中古)、です。

👉関連記事:ASRock DeskMeet B660レビュー!CPUやグラボのパーツ選び

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DESKMEET X300

ASRockから発売されたAMD AM4 ソケット対応のベアボーンPCです(2022年6月24日 発売)。

500W 電源 (80+ Bronze)、Wi-Fiモジュール用のM.2スロットを搭載しています。

また、AMD Ryzen 5000 / 4000 G / 3000 / 2000 シリーズデスクトッププロセッサ (最大 65W)、DDR4 メモリ (最大 128GB)、2つのSATA3 ポートおよび1つのUltra M.2 スロット (PCIe Gen3 x4) を介したストレージを搭載可能。

最大20cmのグラフィックボードの追加、54mmまでのCPUクーラー、専用 MOSFET ヒートシンク、効率的なエアフロー設計、USB 3.2 Gen1 Type-C x1、USB 3.2 Gen1 Type-A x4、USB 2.0 Type-A x4、DisplayPort x1、HDMI x1、D-Sub x1、ギガビット有線LANにも対応しています。

✅価格は、Amazonで25,082円、楽天市場で27,590円、ヤフーショッピングで27,590円、です。

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この記事を書いた人:秋葉原ぶらり

ガジェットブロガー / 動画クリエイター。2014年からブログを開始。以来、Android端末やWindowsデバイス、ゲーム製品、Apple製品、PC周辺機器などのレビューを発信し続けている。目標は東京「秋葉原」をぶらぶらと探索する楽しさを、そのままネット上で体験できるようにすること。趣味は、写真、プログラミング、読書、小説やエッセイの文筆、デザイン制作など多岐にわたる。最新の更新情報はX:旧Twitter(URL:https://x.com/akiba_burari)やThread(URL:https://www.threads.com/@akibaburari)、でも発信中。
動画はYouTubeで(https://www.youtube.com/@秋葉原ぶらり)公開中。

POCO Pad M1 徹底レビュー!先代と比較して何が違う?進化点と欠点

2026年1月22日に発売された「POCO Pad M1」。シャオミからは多数のタブレットが販売されていますが、POCOブランドからはこれで2台目になります。先代「POCO Pad」(2024年6月に発売)は、手頃な価格ながら大画面でエンタメを楽しめるコストパフォーマンスの高さで人気がありました。

今回発売された「POCO Pad M1」はその後継モデルで、性能も大幅にグレードアップ!専用のペンキーボードも用意されていることで、大きな注目を集めています。

そこで今回のレビューでは、POCO Pad M1が前モデル「POCO Pad」からどれほど進化し、何が違うのか、欠点は何か、その実力と使い勝手を徹底的に比較・検証しました。

POCO Pad M1 実機の画面

先に結論からお伝えしましょう

POCO Pad M1の長所(Pros):

  • 12,000mAhの超大容量バッテリーとリバース充電機能による安心のスタミナ
  • Snapdragon 7s Gen 4搭載でAntutu約73万点を記録した優れたパフォーマンス
  • Dolby Atmos対応クアッドスピーカーと3.5mmイヤホンジャックによる充実のオーディオ環境
  • 純正ペンやキーボードに対応した高い拡張性
  • Xiaomi HyperOS 2による強力なスマホ連携機能

POCO Pad M1の短所(Cons):

  • 重量が610gに増加し、片手での長時間の使用は厳しい
  • 日本版は充電器が別売りで、33W急速充電にはPD充電器の準備が必要
  • GPSと指紋認証センサーが非搭載で、ナビ利用やロック解除に制限がある
  • USB Type-Cポートが映像出力に対応していない

総合評価:

POCO Pad M1は、特に「動画をバッテリー切れを気にすることなく楽しみたい人」や、「ペンやキーボードを使って資料を作成したい人」には最適です。12,000mAhという圧倒的なスタミナと12.1インチの2.5K大画面、そして優れたオーディオ性能は、長時間の移動中や外出先でも、電池残量を気にせず動画に没頭させてくれます。

また、高速なSnapdragon 7s Gen 4に専用のペンやキーボードを組み合わせることで、場所を選ばずスムーズに資料作成をこなせるでしょう。動画視聴から日常のタスクまで、これ一台でバランスよくこなしたいユーザーにとって、非常にコストパフォーマンスの高い選択肢となるはずです。

この記事で分かること

  1. デザインと耐久性: メタルユニボディの質感、サイズ、重量、カラー、指紋汚れ、インターフェース配置、ウェットタッチテクノロジー、ケース、付属品
  2. ディスプレイ: 12.1インチ 2.5K解像度、120Hzリフレッシュレート、Dolby Vision、IPS液晶、輝度600nits、読書モード、TÜV Rheinland認証
  3. ベンチマーク: Antutuベンチマークスコア、Snapdragon 7s Gen 4、Redmi Pad 2 ProやPOCO Pad X1とのCPU性能比較、GPU性能
  4. 動作感:ゲーム性能、原神、鳴潮、フレームレート(FPS)、メモリ、仮想メモリ、ストレージ、アプリ(LINE、Office、Ecel)、マルチタスク、発熱、動画編集
  5. ペンとキーボード: POCO Smart Pen、POCO Pad M1 Keyboard、書き心地、遅延、クリスタ(お絵かき)、Mi Canvas、ショートカットキー、ペンの互換性
  6. オーディオ性能: クアッドスピーカー、Dolby Atmos、300%音量ブースト、音質、3.5mmイヤホンジャック、Bluetooth 5.4、LDACコーデック
  7. バッテリー: 12000mAh、電池持ち(実測)、33W急速充電、充電時間、リバース充電、充電器別売り(グローバル版 違い)、待機電力
  8. カメラと通信性能: 800万画素、屋外での撮影、ドキュメントモード、Web会議、フロントカメラ配置、Wi-Fi 6、GPS非搭載、テザリング、技適
  9. OSと機能: Xiaomi HyperOS 2、Android 15、スマホ連携(Xiaomi Interconnectivity)、ホーム画面+、共有クリップボード、顔認証、アップデート保証
  10. 比較POCO Pad(無印)、REDMI Pad 2 Pro
  11. スペック:仕様詳細
  12. 評価:5段階評価、総評、最適なユーザー、注意点、メリット・デメリット
  13. 価格:購入先、シャオミ公式、Amazon、楽天市場、最安値、中古

この記事を最後まで読むことで、「POCO Pad M1」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:POCO Pad M1 | Xiaomi 日本 | すべての仕様と機能

デザインと耐久性:POCO Pad M1の洗練されたボディと実用性

POCO Pad M1 実機 ブルーの背面を両手で持っている。

ここでは、POCO Pad M1の筐体デザインや質感、持ち運びやすさ、そして新たに搭載された耐久機能について、前モデル「POCO Pad」との詳細な比較を交えながら詳しく解説していきます。

高級感あふれるメタルユニボディと洗練された質感

箱から取り出した瞬間、まず手に伝わってくるのはメタルユニボディ特有の剛性の高さと、ひんやりとした金属の感触です。背面はサラサラとした手触りで、非常に滑らかです。カラーバリエーションは「ブルー」と「グレー」の2色展開で、今回使用しているブルーは落ち着いた深みのある色合いで、安っぽさは感じません。

ただし、実際に使用していて気になったのは、指紋や皮脂汚れがかなり目立つという点です。美しい背面だけに、少し触っただけでも汚れが残ってしまうのは惜しいポイントで、気になる方はケースを装着するか、頻繁に拭き取る必要があると感じました。

【徹底比較】サイズ・重量・カラーに見る進化と変化

POCO Pad M1 実機の底面と側面

ここでは、前モデル「POCO Pad」と新型「POCO Pad M1」のサイズ、重量、カラーを比較してみましょう。

サイズの違い

  • POCO Pad M1:高さ279.80mm × 幅181.65mm × 厚さ7.5mm
  • POCO Pad(前モデル):高さ280.00mm × 幅181.85mm × 厚さ7.52mm

重量の違い

  • POCO Pad M1:610g
  • POCO Pad(前モデル):571g

カラーの違い

カラー:両モデルとも「ブルー」「グレー」の2色展開

数値を見て分かる通り、本体サイズは高さ・幅・厚さともにわずかではありますが、M1の方がコンパクトかつ薄型化されています。しかし、重量に関しては前モデルから39g増加し、610gとなりました。これはバッテリー容量が10,000mAhから12,000mAhへと20%も増量されたことが大きく影響していると考えられます。

実際に持ち比べてみると、確かにM1の方にずっしりとした凝縮感を感じますが、12.1インチという大画面サイズを考えれば、許容範囲内の重さです。むしろ、この重さがバッテリー持ちという実用的なメリットに繋がっていると考えれば、納得のいくトレードオフだと言えるでしょう。

実用性を重視したインターフェース配置

POCO Pad M1 実機の底面と接続ポート。Type-C。

各ポートやボタンの配置は、横向き(ランドスケープモード)での使用を強く意識した設計になっています。

カメラ位置:フロントカメラは長辺の中央に配置されており、Web会議やビデオ通話時に自然な目線で会話ができます。リアカメラは背面の角に位置し、シンプルながら存在感のあるデザインです。

ボタン・ポート配置:横持ちした際、左側面に電源ボタン、上部左側に音量ボタンがあります。そして右側面にはUSB Type-Cポート(USB 2.0)があり、充電しながらの操作もケーブルが邪魔になりにくい位置です。

3.5mmイヤホンジャック:注目すべき点は、右側面(Type-Cポートの並び)に3.5mmイヤホンジャックが搭載されていることです。最近のタブレットでは省略されがちですが、遅延のない有線イヤホンでゲームや動画を楽しみたいユーザーには非常にありがたい仕様です。

SDカードスロット:上部にはmicroSDカードスロットも備えており、最大2TBまでのストレージ拡張に対応しています。大量の動画や電子書籍を持ち歩きたい私のようなユーザーにとって、このスロットの存在は非常に大きいです。

スピーカー:左右の側面にそれぞれ2基ずつ、合計4基のスピーカーが配置されており、横持ちした際にステレオ感が最大限に発揮されるようになっています。手で持った時にスピーカーを塞ぎにくい位置にあるのも好印象です。

水回りでも安心の「ウェットタッチテクノロジー」

耐久面で新たに追加された機能として、「ウェットタッチテクノロジー」があります。これは防水規格(IP等級)とは異なりますが、画面や手が濡れていてもタッチ操作が誤反応しにくいという機能です。実際にキッチンでレシピを見ながら料理をしている際、濡れた手で画面をスクロールしてみましたが、驚くほどスムーズに反応しました。お風呂場での読書や動画鑑賞など、水滴がつきやすい環境でもストレスなく操作できるのは、日常生活において非常に大きなメリットだと感じました。前モデルにはなかったこの機能は、タブレットの利用シーンを確実に広げてくれます。

付属品とアクセサリ(ケース)について

パッケージ内容については注意が必要です。グローバル版とは異なり、日本版のPOCO Pad M1には充電器(ACアダプタ)が付属しません。同梱されているのは、USB Type-Cケーブル(試供品)、SD取り出し用ピン、クイックスタートガイドのみです。33Wの急速充電性能を活かすためには、対応する充電器を別途用意する必要があります。

また、専用のケースやキーボード、スマートペン(POCO Smart Pen)などのアクセサリは別売りとなっています。本体の背面はサラサラしていて滑りやすいため、持ち運びの際の安心感や、動画視聴時のスタンド機能を考えると、保護ケースの導入は必須と言えるでしょう。

まとめ:デザインと耐久性

  • 第一印象:メタルユニボディの質感は高いが、指紋や皮脂汚れがかなり目立つためケアが必要。
  • サイズ比較:前モデルよりわずかにサイズダウン(高さ-0.2mm、幅-0.2mm、厚さ-0.02mm)しているが、ほぼ同等
  • 重量比較:バッテリー増量の影響で前モデル(571g)からPOCO Pad M1(610g)へと39g重くなっている
  • 操作性:フロントカメラが長辺中央にあり、横向き使用時のWeb会議に最適
  • 拡張性:3.5mmイヤホンジャックと最大2TB対応のmicroSDカードスロットを搭載しており実用性が高い
  • 新機能:ウェットタッチテクノロジーにより、濡れた手でもスムーズに操作が可能
  • 付属品:日本版は充電器が付属しないため、別途準備が必要

ディスプレイ:POCO Pad M1 スペック据え置きでも満足度の高い美麗な映像体験

POCO Pad M1 実機のディスプレイ。森と太陽の鮮やかな映像が映っている。

ここでは、POCO Pad M1のディスプレイ性能について、視認性や実際の映像体験、そして前モデル「POCO Pad」との比較を中心に書いていきます。

鮮やかで自然な発色の2.5K液晶ディスプレイ

画面を点灯させた瞬間、12.1インチという大画面いっぱいに広がる映像の美しさに目を奪われました。搭載されているパネルはLCD(IPS液晶)ですが、パッと見ただけでは有機ELと見紛うほど発色が鮮やかです。解像度は2.5K(2560 x 1600)と非常に高く、画素密度も249ppiあるため、ドットの粗さは全く感じません。

Amazon Prime Videoで映画を再生してみましたが、Dolby Visionに対応しているおかげで、輝きや暗闇の階調も豊かに表現されていました。IPS液晶特有の視野角の広さもあり、少し斜めから覗き込んでも色が反転したり白っぽくなったりすることはなく、複数人で画面を囲むようなシーンでも活躍しそうです。表面処理は光沢(グレア)タイプなので、照明の映り込みは多少ありますが、屋内での使用なら気にならないレベルです。

【徹底比較】サイズ・解像度・アスペクト比は前モデルを継承

POCO Pad M1のディスプレイ。映画のワンシーンで人物が映っている。

ディスプレイの基本スペックについて、前モデル「POCO Pad」と比較してみましょう。

  • POCO Pad M1:12.1インチ、2560 x 1600 (2.5K)、16:10
  • POCO Pad(前モデル):12.1インチ、2560 x 1600 (2.5K)、16:10

比較して分かる通り、サイズ、解像度、アスペクト比といった主要なスペックは前モデルと全く同じです。これは進化がないとも取れますが、前モデルの時点でミドルレンジとしては破格のディスプレイ品質を持っていたため、その「良さ」をそのまま引き継いだと言えます。 アスペクト比16:10は、一般的な16:9の動画を表示した際に上下の黒帯が少なく、かつブラウジングや書類作成時には縦方向の情報量がある程度確保できる、非常にバランスの良い比率です。電子書籍で雑誌を見開き表示にした際も、12.1インチの大画面なら文字を拡大せずにそのまま読むことができました。

明るい場所でも見やすい輝度設定

輝度に関しても、前モデル同様に標準で500nits、ハイブライトネスモード(HBM)で最大600nitsを確保しています。実際に晴れた日の窓際で使用してみましたが、画面が暗くて見えづらいというストレスは感じませんでした。有機EL搭載の上位モデルには及びませんが、屋内や車内での使用がメインであれば十分すぎる明るさです。

120Hzの滑らかさとタッチ感度

POCO Pad M1 実機のディスプレイが縦向きで見える。

リフレッシュレートは最大120Hzに対応しており、Webサイトのスクロールやシステムのアニメーションは非常に滑らかです。指に吸い付くような操作感は、タブレットを使っている楽しさを増幅させてくれます。タッチ感度については、M1ではタッチサンプリングレートが最大360Hz(ペン使用時は240Hz)となっており、音ゲーなどをプレイしても遅延を感じることはありませんでした。また、今回のM1には「ウェットタッチテクノロジー」が搭載されており、手が少し濡れていてもタッチ操作が正確に行える点は、前モデルにはない地味ながら確実な進化点です。

目に優しい機能と読書モード

長時間の使用を想定し、TÜV Rheinlandの「低ブルーライト」「フリッカーフリー」「サーカディアンフレンドリー」のトリプル認証を取得しています。夜間に電子書籍を読む際、「読書モード」をオンにすると、画面が紙のような質感の色味に変わり、目の疲れが大幅に軽減されるのを実感しました。ハードウェアレベルでブルーライトを低減してくれるため、色味が極端に黄色くならず、自然な色合いを保ったまま目を保護できるのが嬉しいポイントです。

ディスプレイ仕様一覧

  • 種類:LCD (IPS液晶)
  • サイズ:12.1インチ
  • 解像度:2.5K (2560 x 1600)、249ppi
  • リフレッシュレート:最大120Hz
  • 輝度:500nits (標準) / 600nits (HBM)
  • その他:Dolby Vision対応、Corning Gorilla Glass 3採用 ※M1のガラスについての言及はソースにないが前モデルは採用

まとめ:ディスプレイ

  • 第一印象:IPS液晶だが有機ELに迫る鮮やかさがあり、2.5K解像度でドット感がない
  • スペック比較:サイズ(12.1インチ)、解像度(2560×1600)、アスペクト比(16:10)は前モデルと完全に同一
  • 輝度:最大600nitsで屋内利用には十分な明るさを確保している
  • 操作性:120Hzのリフレッシュレートでスクロールが滑らか、かつウェットタッチ対応で水回りでも操作しやすい
  • 機能:TÜV Rheinland認証や読書モードにより、長時間使用でも目の負担が少ない

Antutu ベンチマーク

POCO Pad M1のCPU

POCO Pad M1のプロセッサには、Qualcommの最新ミドルレンジチップ「Snapdragon 7s Gen 4」が採用されています。4nmプロセスで製造されたこのSoCは、CPUに高性能なCortex-A720を含むオクタコア構成、GPUにAdreno 810を搭載し、処理能力と電力効率が向上しています。なお、このプロセッサは兄弟機である「Redmi Pad 2 Pro」にも搭載されており、基本的な処理性能は共通しています。

Antutuベンチマークは以下のようになっています。

POCO Pad M1のAntutuベンチマーク結果。スコア、グラフ。

[Antutu バージョン10]

例: Antutu V10.5.2 総合で「775040」、CPUで「262923」、GPUで「208179」、MEMで「135550」、UXで「168388」

Antutu V10 ベンチマーク総合スコアは約77万点、CPU性能は約26万点、GPU性能は約20万点になります。

CPU性能を比較

POCO Pad M1が搭載するQualcomm Snapdragon 7s Gen 4 プロセッサと、他のCPUの性能を比較してみました。

POCO Pad M1のグラフ。AntutuベンチマークでCPU性能を比較。

CPUランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. MediaTek Dimensity 8350 (OPPO Pad 3)・・・Antutu:153万
  2. Snapdragon 8s Gen 3 (Xiaomi Pad 7 Pro)・・・Antutu:150万
  3. Snapdragon 7+ Gen 3 (POCO Pad X1/Xiaomi Pad 7)・・・Antutu:147万
  4. Qualcomm Snapdragon 7s Gen 4 (POCO Pad M1)・・・Antutu:73万
  5. Snapdragon 870 5G (Xiaomi Pad 6)・・・Antutu:70万
  6. Exynos 1380 (Galaxy Tab S10 Lite)・・・Antutu:58万
  7. Qualcomm Snapdragon 7s Gen 2 (POCO Pad/Redmi Pad Pro)・・・Antutu:53万
  8. MediaTek Helio G100-Ultra (Redmi Pad 2)・・・Antutu:40万
  9. Helio G99 (Redmi Pad)・・・Antutu:40万
  10. Snapdragon 680 (Redmi Pad SE)・・・Antutu:27万

POCO Pad との比較からわかること

前モデルであるPOCO Pad(Snapdragon 7s Gen 2)のスコアは約53万点でしたが、今回のM1は約73万点を記録しており、およそ20万点の大幅なスコアアップを果たしています。比率にして約1.4倍近い性能向上となり、同じミドルレンジ帯の製品でありながら、世代交代による確実な進化を遂げていることが数値からも読み取れます。

他のCPUとの比較からわかること

上位モデルにあたる「POCO Pad X1」や「Xiaomi Pad 7」が搭載するSnapdragon 7+ Gen 3は約147万点と、POCO Pad M1に対して約2倍という圧倒的なスコア差をつけています。ハイエンドに迫るそれらのモデルに対し、M1は堅実なミドルレンジという立ち位置です。一方で、下位モデルの「Redmi Pad 2」(約40万点)と比較すると、M1は約33万点高く、2倍近い性能差があります。このことから、M1はエントリーモデルとは一線を画す余裕のある性能を持っていることが分かります。

ゲームとアプリの動作感:POCO Pad M1 の実用的な処理性能と進化した拡張性

POCO Pad M1 実機の側面とmicroSDカードのトレイ。

POCO Pad M1は、最新のSnapdragon 7s Gen 4を搭載し、前モデルから処理性能を底上げしています。ここでは、実際のゲームプレイやアプリの動作、そしてクリエイティブな作業における挙動を、前モデル「POCO Pad」との比較を交えて詳しくレビューしていきます。

メモリとストレージ:規格は据え置きだが拡張性が進化

基本スペックとなるメモリとストレージの構成は、8GBのLPDDR4Xメモリ256GBのUFS 2.2ストレージという組み合わせです。この規格自体は前モデル「POCO Pad」から変更されておらず、最新のハイエンド機が採用するLPDDR5XやUFS 4.0と比較すると読み書き速度で見劣りする部分は否めません。しかし、OSの設定から最大4GBの仮想メモリ(メモリ拡張)を割り当てることで、複数のアプリを行き来する際もバックグラウンドでの保持力は十分に確保されていると感じました。

注目すべき変更点は、外部ストレージの拡張性です。前モデルでは最大1.5TBまでだったmicroSDカードの対応容量が、POCO Pad M1では最大2TBへとアップグレードされました。大量の動画データや高解像度の写真を保存する際、より余裕を持って運用できるようになったのは、コンテンツ消費用端末として大きなメリットです。

人気タイトルで検証:設定次第で快適なプレイが可能

POCO Pad M1 実機で原神をプレイしている。

実際に人気ゲームタイトルをインストールし、プレイフィールを検証しました。Snapdragon 7s Gen 4の恩恵により、設定を調整することで十分に楽しめるパフォーマンスを発揮します。

原神 画質を「中」、フレームレートを「60」に設定してテイワット大陸を探索してみました。フィールドの移動や小規模なヒルチャールとの戦闘では45〜55FPSを維持し、12.1インチの大画面でダイナミックな冒険を楽しめます。ただし、元素爆発を連続で発動してエフェクトが重なるシーンや、オブジェクトが密集する都市部をダッシュで移動する際には、35〜40FPS程度まで低下する場面がありました。GPUスコアが20万点台というミドルレンジ帯の特性上、長時間安定してプレイしたい場合は画質を「低」に落とすことで、バッテリー消費を抑えつつ50FPS以上の滑らかな挙動を持続させることが可能です。

POCO Pad M1 実機で鳴潮をプレイしている

鳴潮 (Wuthering Waves) 画質「標準」、フレームレート「60」でプレイしたところ、平均フレームレートは35〜45FPSとなりました。壁を走るパルクールアクションや広大なフィールドの移動は概ね良好ですが、激しいエフェクトを伴うジャスト回避やカウンター攻撃が連続する戦闘シーンでは、30FPS付近まで瞬間的に落ち込むことがあります。シビアなアクション操作を求める場合は、シャドウ品質や描画距離など負荷の高い項目を個別に下げるのがおすすめです。そうすることで、大画面の没入感を損なうことなく、コンボの爽快感を維持した立ち回りが実現できました。

クリエイティブとマルチタスク:大画面を活かした快適な操作

日常的なアプリの使用感についても検証しました。120Hzの高リフレッシュレートにより、Chromeブラウザでのウェブ閲覧や、LINEのトーク画面のスクロールは非常に滑らかで、指に吸い付くような操作感です。YouTube4K動画を再生しながらフローティングウィンドウでブラウザを開くといったマルチタスク操作も試しましたが、動作がもたつくことなくスムーズに切り替えられました。

POCO Pad M1とキーボードで作業している様子。

画像・動画編集においては、CapCutを使用して4K動画のカット編集や書き出しを行いました。プレビュー時のカクつきはほとんどなく、テロップ入れなどの作業もサクサク進みます。

ただし、何層にも画像レイヤーを重ねたり、LumaFusionで複雑なトランジションを多用したりすると、レンダリングや書き出しのエンコード時間に多少の待ち時間が発生しました。Adobe LightroomでのRAW現像も、枚数が少なければストレスなく処理できますが、数百枚を一気に書き出すような用途には向きません。Canvaでのデザイン作成などは非常に快適で、大画面を活かした作業スペースの広さが魅力です。

発熱と冷却:メタルボディによる自然放熱

POCO Pad M1には、ベイパーチャンバーなどの特別な冷却システムはなく、基本的にはアルミニウムのメタルユニボディ全体を使って熱を逃がす設計になっているようです。実際に原神を30分ほどプレイした後、背面カメラ付近の温度を確認すると、ほんのりと温かさを感じましたが、持っていられないほどの熱さにはなりませんでした。

メタルボディが高い放熱性を発揮しており、熱が一点に集中せずに全体に拡散されている印象です。長時間高負荷をかけ続けると、安全のために画面輝度が制限されるサーマルスロットリングが発生する可能性はありますが、一般的なプレイ範囲であれば極端な性能低下は見られませんでした。

まとめ:ゲームとアプリの動作感

  • メモリとストレージ:8GB RAMと256GB ROMの規格は前モデルと同じだが、microSD対応が最大2TBへ進化
  • ゲーム性能(原神):中画質設定で探索時は快適だが、戦闘時は画質調整で安定性が向上する
  • ゲーム性能(鳴潮):標準画質で遊べるが、激しいアクション時は設定を下げると爽快感が維持できる
  • マルチタスク:120Hz画面によりブラウザやSNSのスクロールが滑らかで、複数アプリの同時起動もスムーズ
  • 編集作業:CapCutでの動画編集は快適だが、複雑な処理やエンコードには相応の時間を要する
  • 発熱対策:専用の冷却機構はなくメタルボディでの放熱だが、極端な発熱は抑えられている

ペンとキーボード:POCO Pad M1 クリエイティブな作業を支える純正ツールの実力

POCO Pad M1のPOCO Smart Penを手に持っている。

ここでは、POCO Pad M1のポテンシャルを引き出す純正アクセサリー「POCO Smart Pen」と「POCO Pad M1 Keyboard」について、そのスペックや実際のアプリを使用した体験談をレビューしていきます。

POCO Smart Pen:多機能ボタンと純正アプリ「Mi Canvas」の連携

POCO Smart Pen4,980円)は、4096段階の筆圧感知240Hzのタッチサンプリングレートに対応した高性能なスタイラスペンです。重量は約12.7gと軽量で、ペン軸には「書き込み」と「スクリーンショット」の2つの物理ボタンを備えています。 このボタン機能は非常に便利で、「書き込みボタン」を長押しして画面をタップするだけで、純正アプリ「Mi Canvas」が即座に起動します。思いついたアイデアを逃さずメモしたり、急な図解が必要になったりした時に、紙のメモ帳を取り出すような感覚で使えます。

POCO Pad M1 実機のペンでメモを書いている。

また、このペンは新型のM1だけでなく前モデルの「POCO Pad」とも互換性があります。そのため、旧モデルからの買い替えユーザーは手持ちのペンをそのまま流用できるのが嬉しいポイントです。サードパーティ製の安価な汎用ペンも存在しますが、それらは「指の代わり」程度の機能しか持たないことがほとんどです。遅延や筆圧感知の精度を求められるお絵かきやイラスト制作においては、ペン 代替品を探すよりも、機能が最適化された純正のペン おすすめです。

POCO Smart Pen:クリスタでの本格制作にも耐えうる描き心地

まず手に取ったのは「POCO Smart Pen」です。重量はわずか12.7gと非常に軽量で、長時間握っていても指への負担を感じさせません。今回はイラスト制作の定番アプリ「CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)」を使用して、実際にイラストを描いてみました。

描き始めてすぐに感じたのは、その遅延の少なさです。Xiaomi自社開発アプリでは10ms未満という超低遅延を謳っていますが、サードパーティ製であるクリスタにおいても、ペン先の動きに対して線が遅れてついてくる感覚はほとんどありませんでした。素早く線を引くハッチングのような描写でもしっかりと追従してくれるため、アナログに近い感覚で没入できます。

POCO Pad M1のペンでスクリーンショットを撮っている。鮮やかなイラスト。

また、視差(ペン先と実際に線が描画される位置のズレ)も非常に小さく抑えられています。ディスプレイガラスの厚みを感じさせず、狙ったポイントに正確に線を置けるため、細かい目元の描写や線画のクリーンアップ作業でもストレスを感じませんでした。

表現力に関しても優秀です。4096段階の筆圧感知に加え、傾き検知もしっかりと機能します。デッサン鉛筆ツールなどを使い、ペンを寝かせて塗るような動作をした際も、ブラシの太さや濃淡が自然に変化し、表現の幅を広げてくれました。ペン先には適度な摩擦感があり、ツルツルと滑りすぎないため、止めや払いがしっかりと決まります。

機能面では、ペン軸に搭載された2つの物理ボタンが便利です。「書き込みボタン」と「スクリーンショットボタン」は、アプリ側でショートカットキーとして活用できる場合もあり、作業効率を高めてくれます。充電は前モデル同様、Type-Cケーブルが必要な点は惜しいですが、フル充電で約12時間の連続使用が可能なため、スタミナへの不安は少ないでしょう。

ペンの購入先:POCO スマートペン | Xiaomi 日本 | すべての仕様と機能

POCO Pad M1 Keyboard:Excel作業も快適なPCライクな操作

POCO Pad M1の実機にキーボードを装着している

次に「POCO Pad M1 Keyboard」(6,980円)を装着して、OfficeアプリExcelを使って表計算作業を行ってみました。キーボードを開いた瞬間、Androidタブレットが簡易的なノートPCへと変貌します。

まず印象的だったのは、広々としたキーピッチです。19mmというフルサイズキーボード並みの間隔が確保されているため、数値入力で隣のキーを誤って押してしまうミスがほとんど起きません。また、1.3mmのキーストロークと指先にフィットする凹型キーキャップのおかげで、しっかりとした打鍵感があり、大量のデータ入力でも確実なフィーリングを得られました。

作業効率を大きく左右するショートカットキーも快適です。Ctrl+C(コピー)、Ctrl+V(貼り付け)、Ctrl+Z(元に戻す)といったPCでお馴染みの操作がそのまま使えるため、画面に手を伸ばしてタップする回数が減り、Excelでの編集作業がサクサク進みます。Fnキーと組み合わせた独自ショートカットを使えば、音量や輝度調整も手元で完結します。

POCO Pad M1のキーボード配列。

レイアウトに関しては64キーのUS配列となっており、JIS配列に慣れている方はEnterキーの形状や記号配置の違いに少し戸惑うかもしれません。しかし、主要なキーは大きく作られているため、慣れてしまえばスムーズにタイピングできました。ケースとしての質感も高く、着脱式のペンホルダーがペンの紛失を防いでくれるのも実用的なポイントです。前モデルと同様にBluetooth接続であり、個別の充電が必要ですが、960時間のスタンバイと65時間の連続使用が可能というスタミナがその手間を補っています。

キーボードの購入先:POCO Pad M1 キーボード | Xiaomi 日本 | すべての仕様と機能

まとめ:ペンとキーボード

【ペン】

  • 表現力:4096段階の筆圧感知と傾き検知により、ブラシの角度を活かした自然な描写が可能
  • 機能:2つの物理ボタンを備え、ボタン長押しで「Mi Canvas」を即座に起動可能
  • ペンの互換性:前モデル「POCO Pad」にも対応しており、ペン 代替品よりも純正がペン おすすめ
  • クリスタでの使用感:CLIP STUDIO PAINTでも遅延を感じさせないスムーズな追従性を確認
  • 視差と精度:ペン先と描画位置のズレ(視差)が少なく、細かい線画作業も快適に行える

キーボード

  • Excelでの作業性:19mmのキーピッチと1.3mmのキーストロークにより、数値入力などの事務作業もミスなく快適に行える
  • ショートカットキー:コピペなどのPCライクな操作に加え、Fnキーでの輝度調整などが可能で効率的
  • レイアウトの注意点:64キーのUS配列であるため、JIS配列ユーザーは記号入力などに多少の慣れが必要
  • 接続と充電:両デバイスともBluetooth接続で個別の充電が必要だが、長時間のバッテリー持ちがその手間を軽減している

オーディオ性能:POCO Pad M1 迫力の300%音量とクアッドスピーカーの実力

POCO Pad M1の側面にあるスピーカー、Dolby Atmosのロゴ。

ここでは、POCO Pad M1のオーディオ体験について、内蔵スピーカーの音質や新機能の音量ブースト、そして有線・無線接続時の使い勝手を、前モデル「POCO Pad」と比較しながらレビューしていきます。

没入感を高めるクアッドスピーカーとDolby Atmos

本体を横向き(ランドスケープモード)にして動画を再生すると、左右に2基ずつ配置された計4つのスピーカーから、力強いサウンドが飛び出してきます。実際にNetflixでアクション映画を視聴してみましたが、Dolby Atmosをオンにすると音の広がりが一気に増し、ヘリコプターが頭上を通過するような移動感や、爆発音の迫力がタブレットの枠を超えて伝わってきました。左右対称に配置されているため、横持ちした際に手でスピーカー穴を塞いでしまうことが少なく、常にクリアなステレオサウンドを楽しめるのが好印象です。

圧倒的な音量と音質のバランス

POCO Pad M1 実機で音楽を再生している。

音質傾向としては、中高音域の解像度が高く、ボーカルの声が非常に明瞭に聞こえます。ストリーミングサービスで女性ボーカルの楽曲を聴いてみたところ、息遣いまでクリアに再現され、シャカシャカとした安っぽい感じはありませんでした。低音については、薄型の筐体ながら頑張って鳴らしている印象ですが、重低音重視のイヤホンに比べるとやや控えめです。

注目したいのは、POCO Pad M1で新たに謳われている「最大300%の音量ブースト」機能です。前モデルも十分な音量がありましたが、M1は騒がしい屋外や広いリビングでBGMを流す際にも負けない圧倒的なパワーを持っています。ただし、最大音量(300%)まで上げると高音が刺さるような歪みを感じる場面があったため、音質を重視するなら適切な音量で楽しむのがベストだと感じました。

ゲーマーに嬉しいイヤホンジャックと進化したBluetooth

有線接続派にとって最大の朗報は、前モデルに引き続き3.5mmイヤホンジャックが搭載されていることです。実際に音ゲーをプレイしてみましたが、有線接続ならではの「遅延ゼロ」環境はやはり快適で、シビアなタイミング判定もストレスなくこなせます。ただし、ジャックの位置がUSB Type-Cポートのすぐ隣(右側面の下寄り)にあるため、横持ちで充電しながらイヤホンを挿すと、ケーブル類が右手に集中して少し邪魔に感じることがありました。

POCO Pad M1 実機のイヤホンジャック。

ワイヤレス接続に関しては、Bluetoothのバージョンが前モデルの5.2から5.4へと進化しています。LDACコーデックに対応したワイヤレスイヤホンでハイレゾ音源を試聴しましたが、接続は非常に安定しており、駅のホームのような混雑した場所でも音途切れは発生しませんでした。動画視聴時のリップシンク(映像と音声のズレ)も気にならないレベルで、最新規格への対応は地味ながら確実なメリットだと感じました。

まとめ:オーディオ性能

  • スピーカー配置:左右に2基ずつのクアッドスピーカー構成で、横持ち時に手で塞ぎにくい設計
  • Dolby Atmos:オンにすることで音場が広がり、映画やライブ映像での臨場感が大幅に向上する
  • 音質傾向:ボーカルなどの中高音がクリアで明瞭だが、低音の迫力はサイズなりといった印象
  • 最大音量:新機能の300%ブーストにより大音量を実現できるが、最大時は多少の音割れに注意が必要
  • 有線接続:3.5mmイヤホンジャックを搭載しており、音ゲーなどの遅延を許さない用途に最適
  • 端子位置:イヤホンジャックが充電ポート側にあり、横持ち充電時はケーブルが干渉しやすい
  • 無線接続:Bluetooth 5.4へ進化し、LDAC対応イヤホンでの接続安定性が向上している

バッテリー持ちと充電:POCO Pad M1 驚異の12000mAhとモバイルバッテリー化する新機能

POCO Pad M1 実機の背面

POCO Pad M1は、前モデルからさらに増量された超大容量バッテリーと、いざという時に頼れるリバース充電機能を搭載し、スタミナ性能が飛躍的に向上しています。ここでは、実際の駆動時間や充電速度、そしてモバイルバッテリー代わりにもなる便利な機能について、前モデル「POCO Pad」との比較を交えて詳しくレビューしていきます。

圧倒的な12000mAhバッテリーと実測テスト結果

POCO Pad M1の最大の魅力の一つは、なんと言ってもそのバッテリー容量です。前モデル「POCO Pad」の10,000mAhから20%も増量され、12,000mAhという規格外の容量を搭載しました。公称値では、連続動画ストリーミングで最大14.24時間、読書なら最大16.04時間、そしてスタンバイ時間は驚異の約83日間とされています。

実際にPCMarkなどのバッテリーベンチマークテストを行ってみたところ、画面輝度を調整した状態で約14時間40分という記録が出ました。リフレッシュレートを常時120Hzに固定したより過酷な条件下でも約13時間の駆動を確認できており、前モデルと比較しても、さらに長時間使い続けられるスタミナを手に入れています。これだけの持続時間があれば、長時間のフライトや電源のないカフェでの作業でも、バッテリー残量を気にする必要はほとんどありません。

3日間充電なしでも耐えるタフな実使用感

スペック上の数値だけでなく、日々の生活で使用してみてもその恩恵は明らかです。朝から晩まで、YouTubeでの動画視聴を2時間、電子書籍での読書を1時間、そして合間にSNSチェックやブラウジングを繰り返すというルーティンで使ってみましたが、夜になってもバッテリーはまだ60%以上残っていました。

特に驚いたのは待機電力の低さです。使わない日はそのまま放置していても、数日で数パーセントしか減っておらず、3日間充電なしで使い続けることも容易でした。毎日充電ケーブルに繋ぐ煩わしさから解放されるのは、タブレット体験において非常に大きなメリットです。ワイヤレス充電には対応していませんが、これだけバッテリーが持てば、置くだけ充電の必要性を感じる場面も少ないでしょう。

充電速度と進化したリバース充電機能

POCO Pad M1のリバースチャージ機能でスマホを充電している

充電に関しては、前モデル同様に最大33Wの急速充電に対応しています。ただし、バッテリー容量が増えた分、満充電までの時間は長くなっており、完全放電状態から100%になるまで約2時間(116分)かかりました。急いでいる時にサッと充電するには少々物足りない速度ですが、就寝前に充電しておけば翌朝には確実に満タンになっています。充電ポートはUSB Type-C(USB 2.0)を採用しています。

そして、POCO Pad M1で新たに追加された注目機能が、最大27Wの有線リバース充電です。これはタブレット自体を巨大なモバイルバッテリーとして使い、スマホやイヤホンを急速充電できる機能です。外出先でスマホの電池が切れそうな時、M1とケーブルで繋ぐだけで救世主となります。前モデルにはなかったこの機能は、複数デバイスを持ち歩くユーザーにとって非常に頼もしい存在です。

まとめ:バッテリー持ちと充電

  • バッテリー容量比較:前モデル(10,000mAh)から20%増量し、12,000mAhという圧倒的な容量を実現
  • 公称駆動時間:動画ストリーミングで最大14.24時間、スタンバイで最大83.05日間を持続
  • 実測テスト:ベンチマークテストで約14時間40分、120Hz使用時でも約13時間の連続駆動を確認
  • 実使用感:動画視聴やブラウジングを組み合わせても3日間充電なしで過ごせるタフネスさ
  • 充電速度:33W急速充電に対応するが、大容量ゆえに満充電までは約2時間を要する
  • 新機能:最大27Wのリバース充電に対応し、スマホなどを急速充電するモバイルバッテリーとして活用可能
  • ワイヤレス充電:非対応

カメラと通信性能:POCO Pad M1 ビデオ会議に最適な配置と最新規格への進化

POCO Pad M1 実機の背面にあるカメラ

POCO Pad M1は、タブレットとしての実用性を重視したカメラ構成と、通信規格のアップデートが施されています。ここでは、実際の撮影体験やリモートワークでの使い心地、そして前モデルから進化した通信性能についてレビューします。

記録用としては十分な800万画素カメラと便利なモード

背面に搭載されたリアカメラは、前モデル「POCO Pad」と同じく800万画素(F値2.0)のシングル構成です。実際に近所の公園へ持ち出し、夕暮れ時の風景を撮影してみました。光量が落ちる時間帯だったこともあり、スマートフォンで撮るような明るく鮮やかな写真は撮れず、少しノイズが乗ってしまいましたが、明るい日中であればメモ代わりの記録用としては十分なシャープさを持っています。

個人的に重宝したのは「ドキュメントモード」です。ホワイトボードや配布資料を撮影すると、自動で台形補正や文字を見やすく調整してくれるため、仕事のメモツールとして非常に優秀だと感じました。画質に過度な期待はできませんが、スキャナー代わりとしては十分に機能します。

POCO Pad M1で撮影。夕暮れ時の近所の風景。

横向き配置が快適なフロントカメラとリモートワーク

フロントカメラも800万画素(F値2.28)で、長辺の中央に配置されています。タブレットをスタンドに立てて横向きでWeb会議に参加した際、カメラがちょうど目線の高さに来るため、自然な角度で相手と話すことができました。ノートPCのような画角で映るため、相手に違和感を与えません。

マイクの収音性も良好で、ビデオ通話中のこちらの声はクリアに届いていました。また、顔認証によるロック解除もスムーズで、マスクをしていない自宅での作業時にはパスコード入力の手間がなく快適です。テレプロンプター機能も搭載されており、プレゼン練習や動画配信をする方にはユニークな武器になるでしょう。

Bluetooth 5.4への進化と安定したWi-Fi 6

POCO Pad M1の設定画面、通信

通信面では、Wi-Fi 6に対応しており、自宅の光回線環境下で高画質な動画ストリーミングも途切れることなく再生できました。注目すべき進化点はBluetoothのバージョンです。前モデルの「Bluetooth 5.2」から、POCO Pad M1では最新規格に近い「Bluetooth 5.4」へとアップグレードされました。

実際にワイヤレスキーボードとマウス、そしてイヤホンを同時に接続して作業を行いましたが、干渉してカーソルが飛んだり音が途切れたりすることなく、非常に安定した接続を維持できています。また、Xiaomi HyperOSの連携機能により、スマホのテザリングへ自動接続する機能もスムーズで、外出先でのネット接続もストレスフリーでした。

技適に対応

そして重要な点として、本機は日本国内正規モデルであるため、日本の電波法に適合した「技適マーク」がしっかりと取得されています(設定画面の認証情報から確認可能)。海外通販サイトなどで流通しているグローバル版や並行輸入品とは異なり、国内で法的な問題を気にすることなく、堂々とWi-FiやBluetooth機能を利用できるのは大きな安心材料です。

GPS非搭載によるナビ利用の制限

位置情報に関しては、前モデル同様にGPSモジュールは搭載されていません。センサー類として電子コンパスなどは内蔵されていますが、位置の特定はWi-Fiネットワークに依存します。

試しにテザリング状態でGoogleマップを開き、車で移動しながらナビとして使えるか検証してみました。やはりGPS衛星からの信号がないため、現在地が断続的に更新されるだけで滑らかに追従せず、カーナビ代わりにするのは厳しいと感じました。あくまでカフェなどで現在地周辺のお店を探すといった、簡易的な用途に留めるのが賢明です。

まとめ:カメラと通信性能

  • リアカメラ:800万画素で画質は記録用レベルだが、ドキュメントモードが資料スキャンに便利
  • フロントカメラ:横向き中央配置により、Web会議で自然な目線を維持できる
  • 通信規格の進化:Bluetoothが前モデルの5.2から5.4へ進化し、複数機器接続時の安定性が向上
  • Wi-Fi性能:Wi-Fi 6対応により、高速かつ安定したデータ通信が可能
  • 技適:日本国内の電波法に適合した技適マークを取得しており、安心して利用可能
  • 位置情報:GPS非搭載のため、カーナビとしての利用や精度の高い位置特定には不向き

OSと機能:POCO Pad M1 進化したHyperOS 2とシームレスな連携体験

POCO Pad M1 実機の画面にXiaomi HyperOS 2の文字が映っている。

POCO Pad M1は、最新のAndroid 15をベースにした「Xiaomi HyperOS 2」を初期搭載しています。ここでは、新しくなったUIの使用感や、Xiaomiスマホと組み合わせることで真価を発揮する強力な連携機能、そしてセキュリティ周りの使い勝手を、前モデルと比較しながらレビューしていきます。

Android 15ベースの最新UIと洗練されたアニメーション

電源を入れて最初に気づくのは、システム全体の挙動が非常に軽快であることです。前モデル「POCO Pad」はAndroid 14ベースのHyperOS 1でしたが、M1ではベースOSがAndroid 15へと刷新され、Xiaomi HyperOS 2へと進化しました。 コントロールセンターのデザインは視認性が高く、Wi-FiやBluetoothの切り替えスイッチも押しやすい位置に配置されています。

アプリを開閉する際のアニメーションや、横画面でのウィジェット配置の自由度も高く、120Hzのリフレッシュレートと相まって非常に滑らかに動作します。大画面タブレットとしての最適化が進んでおり、マルチタスク操作時でもカクつきを感じさせない洗練されたUIだと感じました。

POCO Pad M1のUI画面、アプリ一覧

将来性への期待とアップデート

OSのアップデート保証については具体的な年数の明記はありませんが、初期状態で最新のAndroid 15を搭載している点は大きなアドバンテージです。前モデルがAndroid 14スタートだったことを考えると、より長く最新の機能を利用できる期間が確保されていると言えます。また、機能の追加などはOTA(Over The Air)アップデートを通じて提供される予定であり、システムの安定性向上や新機能の実装など、購入後も進化が期待できます。

スマホと一体化する「Xiaomi Interconnectivity」の威力

POCO Pad M1のホーム画面+」機能

POCO Pad M1を使っていて最も便利だと感じたのが、Xiaomiエコシステムによる強力なデバイス連携「Xiaomi Interconnectivity」です。特に「ホーム画面+」機能は革新的で、連携させたXiaomi製スマートフォンの画面をタブレット上にミラーリングし、そのまま操作できます。スマホに届いたメッセージをタブレットのキーボードで返信したり、スマホ内のアプリを大画面で楽しんだりと、まるでスマホがタブレットの中に同居しているような感覚です。

また、「共有クリップボード」機能を使えば、スマホでコピーしたテキストや画像を、タブレット側で即座にペーストできます。資料作成時にこの機能を多用しましたが、デバイス間でデータを送る手間が完全に省け、作業効率が劇的に向上しました。「通話の同期」により、作業中にスマホへ着信があってもタブレットでそのまま応答できるため、集中力を途切れさせることなく通話をこなせるのも大きなメリットです。

スピーディーな顔認証と指紋認証非搭載の惜しさ

セキュリティに関しては、AI顔認証に対応しています。認証速度は非常に高速で、画面を点灯させるとほぼ同時にロックが解除されます。明るい場所ではストレスフリーですが、カメラのみを使用した認証のため、真っ暗な部屋など低照度環境では認識されにくい場面もありました。

残念な点は、前モデル同様に指紋認証リーダーが非搭載であることです。マスク着用時や、銀行系アプリなど高いセキュリティレベルが求められる場面では、都度パスコードやパスワードを入力する必要があります。電源ボタン一体型の指紋認証があればさらに利便性が高まっただけに、この点は次期モデルでの改善を期待したいポイントです。

まとめ:OSと機能

  • 最新OS:初期搭載OSがAndroid 15ベースのXiaomi HyperOS 2へと進化し、より滑らかで洗練された操作感を実現
  • UIデザイン:大画面に最適化されたコントロールセンターやウィジェット配置により、視認性と操作性が向上
  • デバイス連携:「ホーム画面+」により、スマホのアプリや画面をタブレット上で直接操作可能
  • データ共有:「共有クリップボード」で、デバイス間のコピー&ペーストがシームレスに行える
  • 通話機能:「通話の同期」に対応し、タブレットでスマホの着信に応答可能
  • 生体認証:高速なAI顔認証に対応しているが、前モデル同様に指紋認証は非搭載で、シーンによってはパスコード入力が必要

検証してわかったPOCO Pad M1のメリット・デメリット

POCO Pad M1 実機のディスプレイ。色彩豊かな山の風景が映っている。

POCO Pad M1を実際に使い込んでみて感じた「良かった点」と「気になった点」を詳細にレビューします。前モデル「POCO Pad」からの進化点や、実際に使ってみて初めて気づいたポイントを中心に解説します。

メリット(長所、利点)

メリット1:安心のスタミナ!12,000mAhバッテリー(POCO Padは10,000mAh)

最大のメリットは、やはりバッテリー持ちの良さです。前モデルから2,000mAhも増量された12,000mAhのバッテリーは伊達ではありません。 休日に動画を一気見したり、外出先でテザリングをしながら作業をしたりしても、バッテリー残量を気にするシーンが激減しました。前モデルも優秀でしたが、M1は「充電を忘れても翌日なんとかなる」というレベルの安心感があります。さらに、最大27Wのリバース充電に対応したことで、スマホの予備バッテリーとして使えるのも頼もしい進化点です。

メリット2:エンタメに最適な大型・高精細ディスプレイ(POCO Padと同等)

12.1インチの大画面と2.5K(2560×1600)の高解像度は、映像コンテンツを楽しむのに最適です。 液晶パネルではありますが、Dolby Visionに対応しており、発色は非常に鮮やかです。前モデルと同じスペックではありますが、この価格帯でこれだけの品質のディスプレイを搭載している点は依然として大きな強みです。アスペクト比16:10は、映画の上下黒帯を抑えつつ、縦持ちでのブラウジングや電子書籍の閲覧にも適しており、万能なサイズ感だと感じました。

メリット3:クラスを超えたオーディオ性能(POCO Padより進化)

クアッドスピーカーによるDolby Atmosサウンドは圧巻です。左右に配置されたスピーカーからの音の広がりが良く、映画鑑賞時の没入感が段違いです。さらにM1では「300%音量ブースト」機能が追加されており、騒がしい場所でも十分な音量を確保できます。また、前モデル同様に3.5mmイヤホンジャックを搭載しているため、遅延を気にする音ゲーマーや、有線ヘッドホンで高音質を楽しみたいユーザーにとっても嬉しい仕様です。

メリット4:優れたパフォーマンス(POCO Padより大幅向上)

SoCがSnapdragon 7s Gen 2からGen 4へと刷新され、処理能力が大きく向上しました。 AnTuTuベンチマークスコアも約53万点から約73万点へとアップしており、日常動作のサクサク感が増しています。原神などの重いゲームも画質設定を調整すれば十分に遊べるレベルで、ブラウジングやSNS、マルチタスク作業においてもストレスを感じることはほとんどありませんでした。ミドルレンジタブレットとしては頭一つ抜けた性能を持っています。

メリット5:高い拡張性:純正キーボードやスマートペンに対応

タブレット単体だけでなく、純正アクセサリーによる拡張性の高さも魅力です。「POCO Smart Pen」や「POCO Pad M1 Keyboard」に対応しており、これらを組み合わせることでノートPCライクな作業環境や、液タブのようなクリエイティブ環境を構築できます。また、microSDカードスロットも進化しており、前モデルの最大1.5TBから最大2TBまで対応容量が増えました。大量のデータをオフラインで持ち歩けるのは大きな利点です。

メリット6:便利なスマホ連携(HyperOS 2)

最新のXiaomi HyperOS 2を搭載しており、Xiaomi製スマートフォンとの連携機能「Xiaomi Interconnectivity」が非常に強力です。 「ホーム画面+」機能を使えば、スマホの画面をタブレット上に表示して操作できたり、「共有クリップボード」でテキストや画像をデバイス間で瞬時にコピペできたりと、複数の端末をまるで一つのデバイスのように扱えます。スマホで撮影した写真をすぐにタブレットの大画面で編集するといった作業フローがスムーズに行えました。

メリット7:長期のアップデート保証(最新OS搭載)

初期搭載OSが最新のAndroid 15ベースであることは、長く使う上で重要なポイントです。 具体的な保証年数の明記こそありませんが、発売時点で最新のOS環境が手に入るため、セキュリティ面やアプリの対応状況において数年先まで安心して利用できます。XiaomiはOSの機能追加アップデート(OTA)にも積極的であり、将来的に新しい機能が追加される期待感もメリットの一つと言えるでしょう。

デメリット(短所、欠点)

デメリット1:片手持ちは厳しい!重量610g(POCO Padは571g)

バッテリーが12,000mAhに増量された代償として、重量は前モデルから約39g増加し、610gとなりました。 数字だけ見るとわずかな差に思えますが、実際に手に持ってみるとずっしりとした重みを感じます。仰向けに寝転がって片手で持ち上げ続けると、すぐに腕がプルプルと震えてきてしまいました。長時間の手持ち読書やブラウジングには不向きで、基本的にはテーブルに置くか、膝上で使うスタイルがメインになります。携帯性を重視するなら、この重さは覚悟しておく必要があります。

デメリット2:追加出費の罠!充電器が別売り(グローバル版は付属)

購入時に最も注意が必要なのが、日本版には充電器(ACアダプタ)が付属していない点です。 海外のグローバル版には33W充電器が同梱されていますが、日本版ではコストカットのためか省かれています。手持ちの充電器が古い5Wや10Wのものだと、大容量バッテリーを満タンにするのに一晩以上かかってしまうこともあります。33Wの急速充電性能を活かすには、対応するPD充電器を別途購入する必要があり、実質的なコストが数千円プラスになるのが痛いところです。

デメリット3:ナビ利用は不可!GPS非搭載(両モデル共通)

本機はWi-Fi専用モデルであり、GPSモジュールは搭載されていません。 テザリングでスマホのネットワークに繋げば、Wi-Fi測位によって大まかな位置情報は取得できますが、精度は低く、リアルタイムの追従性もありません。そのため、大画面を活かして車載カーナビとして使ったり、ポケモンGOのような位置情報ゲームをプレイしたりする用途には全く向いていません。地図アプリはあくまで「場所を調べるため」のものと割り切る必要があります。

デメリット4:ロック解除が手間!指紋認証センサー非搭載(両モデル共通)

セキュリティ機能として顔認証はありますが、指紋認証センサーは非搭載です。顔認証の精度自体は悪くないものの、部屋の明かりを落とした就寝前や、マスクを着用している外出先ではスムーズに解除できないことがありました。その都度パスコードを入力するのはやはり手間で、電源ボタン一体型の指紋認証があればどれほど快適だったかと惜しまれます。

デメリット5:あくまで記録用!カメラ性能の低さ(スマホに劣る)

前後ともに800万画素のカメラを搭載していますが、その性能は「必要最低限」といった印象です。実際に夕暮れ時の公園で風景を撮影してみましたが、光量の少ないシーンではノイズが乗りやすく、スマートフォンで撮るような鮮やかな写真は撮れませんでした。思い出を残すための写真撮影には不向きです。あくまでメモ代わりのドキュメントスキャンや、ビデオ会議用のカメラとして割り切って使う性能です。

デメリット6:外部モニターへ映せない!映像出力非対応(USB 2.0)

USB Type-Cポートは搭載されていますが、規格はUSB 2.0であり、映像出力(DisplayPort Alternate Mode)には対応していません。そのため、USB-Cケーブル一本で外部モニターやプロジェクターに接続して、画面をミラーリングしたりプレゼン資料を映したりすることはできません。PCライクに使える性能があるだけに、大画面モニターに繋いでデスクトップ化するような使い方が封じられているのは残念なポイントです。

デメリット7:単体で通信できない!SIMカード非対応(Wi-Fi専用)

POCO Pad M1はSIMカードスロット非搭載のWi-Fiモデルのみの展開です。セルラー機能がないため、Wi-Fi環境のない外出先でインターネットを利用するには、スマホのテザリングやモバイルルーターが必須となります。Xiaomiの連携機能でテザリング接続はスムーズに行えますが、タブレット単体で通信できる手軽さには及びません。「どこでもすぐにネットに繋がる」という機動力を求める方には不便に感じるでしょう。

まとめ:検証してわかったPOCO Pad M1のメリット・デメリット

POCO Pad M1は、12,000mAhという圧倒的なバッテリー容量と、最新のSnapdragon 7s Gen 4によるパフォーマンス向上が光る一台です。エンタメ視聴からクリエイティブ作業、スマホ連携による効率化まで、幅広い用途で高い満足度を得られます。

一方で、重量の増加や指紋認証・GPSの欠如、日本版での充電器別売り、そして映像出力非対応といったコストカットや仕様上の制限も明確に存在します。しかし、日本国内で正規に販売されるモデルとしてしっかりとした技適マークがあり、サポートも受けられる点は、並行輸入品にはない大きな安心材料です。これらのメリットとデメリットを天秤にかけ、自宅やカフェなどでの据え置き利用をメインに考えているユーザーにとっては、価格以上の価値を提供する非常にバランスの取れた選択肢となるでしょう。

POCO Pad M1のスペック(仕様)

  • ディスプレイ: 12.1インチ LCD, 2560×1600 (2.5K), 120Hz, Gorilla Glass 3
  • プロセッサ: Qualcomm Snapdragon 7s Gen 4 (4nmプロセス, 最大2.4GHz)
  • GPU: Qualcomm Adreno 810
  • RAM(メモリ): 8GB LPDDR4X
  • ストレージ: 256GB UFS 2.2 (microSDカード 最大2TB対応)
  • バッテリー: 12,000mAh (typ)
  • 駆動時間: 動画ストリーミング再生 最大14.24時間
  • 充電: 33W急速充電, 27W有線リバース充電 (※充電器は別売)
  • 背面カメラ: 800万画素 (f/2.0, 1.12μm)
  • 前面カメラ: 800万画素 (f/2.28, 1.12μm)
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 6, Bluetooth 5.4 (IPv6対応)
  • インターフェース: USB Type-C (USB 2.0), 3.5mmヘッドホンジャック
  • センサー: 加速度計, ジャイロ, 電子コンパス, 環境光, ホールセンサー (※GPS非搭載)
  • 映像出力: 非対応 (USB 2.0のため)
  • スピーカー: クアッドスピーカー (Dolby Atmos対応)
  • オーディオ: ハイレゾオーディオ, ハイレゾオーディオワイヤレス
  • マイク: 内蔵マイク
  • スタイラスペン: POCO Smart Pen 対応 (別売, 4096段階筆圧感知)
  • キーボード: POCO Pad M1 Keyboard 対応 (別売)
  • 機能: Xiaomi Interconnectivity, ウェットタッチテクノロジー, 300%音量ブースト
  • アプリ: Mi Canvas (プリインストール)
  • セキュリティ: Xiaomi HyperOS セキュリティ
  • 生体認証: AI顔認証 (※指紋認証は非対応)
  • 筐体: メタルユニボディデザイン
  • OS: Xiaomi HyperOS 2 (Android 15ベース)
  • サイズ: 高さ279.80mm x 幅181.65mm x 厚さ7.5mm
  • 重量: 610g
  • カラー: ブルー, グレー
  • 付属品: USB Type-Cケーブル, SD取り出しツール, クイックスタートガイド (※ACアダプタなし)

POCO Pad M1の評価

POCO Pad M1 実機でゲームをプレイしている。

9つの評価基準で「POCO Pad M1」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★★

12.1インチの大画面に2.5K高解像度、120Hzのリフレッシュレートを備え、IPS液晶ながらDolby Vision対応で発色は非常に鮮やかです。

スペック:★★★★☆

Snapdragon 7s Gen 4を搭載し、AnTuTuスコア約73万点を記録。日常使いから中量級のゲームまで快適にこなすミドルハイクラスの性能です。

デザイン:★★★★☆

高級感あるメタルユニボディを採用していますが、背面は指紋や汚れが目立ちやすく、610gと前モデルより重量が増している点が気になります。

耐久性:★★★★☆

メタルボディの剛性感に加え、画面や手が濡れていても誤動作なく操作できるウェットタッチテクノロジーを搭載し、水回りでの利便性が向上しています。

通信:★★★☆☆

最新のWi-Fi 6とBluetooth 5.4に対応し接続は非常に安定していますが、GPSとSIMカードスロットが非搭載な点は用途を選びます。

機能:★★★★☆

Android 15ベースのHyperOS 2によるスマホ連携やリバース充電が便利ですが、指紋認証がないためロック解除にパスコードが必要な場面があります。

拡張性(周辺機器):★★★★☆

純正のスタイラスペンとキーボードに対応し、microSDカードも最大2TBまで使えますが、USBポートからの映像出力には対応していません。

使いやすさ:★★★★☆

スマホとの連携機能やアプリの動作は非常に快適ですが、日本版は充電器が別売りである点や、片手で持つには重い点がマイナス要素です。

コストパフォーマンス:★★★★★

12,000mAhの大容量バッテリーや256GBストレージを搭載して5万円を切る価格設定は、充電器別売りを考慮しても非常に優秀です。

総評:★★★★☆(星4.5)

圧倒的なスタミナと没入感あるエンタメ体験

POCO Pad M1の最大の魅力は、なんといっても12,000mAhという規格外のバッテリー容量です。動画視聴やブラウジングを長時間続けてもバッテリー切れの不安がなく、さらにリバース充電機能により巨大なモバイルバッテリーとしても活躍します。

ディスプレイは12.1インチの2.5K解像度で、Dolby Atmos対応のクアッドスピーカーと組み合わせることで、映画やアニメを迫力の映像とサウンドで楽しめます。CPU性能もSnapdragon 7s Gen 4へと強化されており、エンタメ消費からマルチタスクまでストレスなくこなせる処理能力を持っています。

クリエイティブと作業効率を高める拡張性

別売りの純正アクセサリー「POCO Smart Pen」と「POCO Pad M1 Keyboard」を組み合わせることで、このタブレットの価値はさらに高まります。ペンは低遅延で書き心地が良く、ボタン一つでメモアプリを起動できるため、アイデア出しやイラスト作成に最適です。キーボードを使えばPCライクなショートカット操作が可能になり、HyperOS 2の強力なスマホ連携機能と相まって、資料作成やメール返信などの事務作業も効率的に行えます。大画面を作業スペースとしてフル活用できる拡張性は大きな強みです。

購入前に知っておくべき注意点

購入を検討する上で理解しておくべきデメリットもいくつかあります。まず、日本版には充電器が付属していないため、33W急速充電を利用するには別途PD対応充電器の準備が必要です。また、GPSと指紋認証センサーが非搭載であること、重量が610gと重く片手持ちには適さないことは、用途によっては大きなマイナスになります。カメラ性能も記録用レベルに留まるため、これらを「割り切れる」かどうかが判断の分かれ目となります。

最適なユーザー:大画面とスタミナを求める最適解

POCO Pad M1は、機能の取捨選択によるコストダウンを感じる部分はありますが、それを補って余りある基本性能と圧倒的なバッテリー持ちを実現しています。具体的には、充電の残量を一切気にすることなく、映画やドラマの世界にどっぷりと浸かりたい方に最適です。12.1インチの高精細2.5K画面とDolby Atmosサウンドが、自宅を小さな映画館に変えてくれるでしょう。

また、外出先でもペンやキーボードを駆使して、生産的な作業を行いたい方にも自信を持っておすすめできます。高いCPU性能がアプリを高速に処理し、広大な画面領域が快適なオフィスワークを可能にします。エンタメも仕事も、妥協せずこれ一台で完結させたい。そんなユーザーにとって、間違いなく満足度の高い選択肢となるはずです。

Xiaomi POCO Pad M1 タブレット 8GB+256GB 2.5K 120Hz 大型12.1インチディスプレ Dolby Atmos対応 12000mAh 大容量バッテリー リバース充電対応 Snapdragon 7s Gen 4チップ 2TBまで拡張 

POCO Pad M1の価格・購入先

POCO Pad M1のブラックとブルー

※価格は2026/01/26に調査したものです。価格は変動します。

シャオミオンラインストア

49,980円(通常価格)で販売されています。

※1月22日から2月4日までは5000円OFFクーポンがついて44,980円で購入できます。

シャオミオンラインストアで「POCO Pad M1」をチェックする

ECサイト(Amazon、楽天、ヤフーなど)

  • Amazonで44,980円(税込)、
  • 楽天市場で49,980円(送料無料)、
  • AliExpressで53,809円、
  • 米国 Amazon.comで$339.99、

で販売されています。

Amazonで「POCO Pad M1」をチェックする

楽天市場で「POCO Pad M1」をチェックする

ヤフーショッピングで「POCO Pad」をチェックする

AliExpressで「POCO Pad M1」をチェックする

米国 Amazon.comで「POCO Pad M1」をチェックする

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おすすめのライバル機種と価格を比較

POCO Pad M1」と似た性能をもつタブレットも販売されています。ぜひ比較してみてください。

POCO Pad

シャオミから発売された12.1インチのタブレットです(2024年6月 発売)。

Xiaomi HyperOS (Android 14ベース)、Qualcomm Snapdragon 7s Gen 2、8GB LPDDR4X、2.5KのLCD液晶、256GB/512GB UFS 2.2、10000mAhバッテリー、背面8MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。

また、33W急速充電、クアッド スピーカー、Dolby Atmosリフレッシュレート 最大120Hz、タッチサンプリングレート 240Hz、USB Type-C (USB 2.0/OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応しています。

✅価格は、Amazonで39,480円、楽天市場で31,980円(中古・送料無料)、ヤフーショッピングで29,980円(中古)、です。

👉関連記事:POCO Pad徹底レビュー!大画面とコスパで圧倒する12型タブレットを評価

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REDMI Pad 2 Pro

シャオミから発売された12.1インチのタブレットです(2025年9月26日 発売)。

Xiaomi HyperOS 2(Android 15ベース)、Qualcomm Snapdragon® 7s Gen 4 モバイルプラットフォーム、6GB または 8GB LPDDR4X メモリ、2.5K クリスタルクリアディスプレイ(※マットガラスもあり)、128GB または 256GB UFS 2.2ストレージ、12000mAhバッテリー、背面800万画素カメラ、前面800万画素カメラを搭載しています。

また、連携機能(Home screen+、共有クリップボード、通話同期、ネットワーク同期)、33W急速充電、最大27Wの有線リバース充電、ウェットタッチテクノロジー、Redmi スマートペン(別売)、REDMI Pad 2 Pro キーボード(別売)に対応。

クアッドスピーカー、Dolby Atmos®対応、顔認証、最大2TBまでのストレージ拡張、TÜV Rheinlandによる各種アイケア認証、USB Type-C (USB 2.0)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、5G通信(※対応モデルのみ)にも対応しています。

✅価格は、Amazonで37,870円(Wi-Fi・6GB+128GB・税込)、楽天市場で39,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで46,979円、AliExpressで37,180円、です。

👉関連記事:REDMI Pad 2 Pro 徹底レビュー!新CPUで進化?先代と比較・評価

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Lenovo Idea Tab Plus

Lenovoから発売された12.1型のタブレットです(2025年9月26日 発売)。

MediaTek Dimensity 6400、8GB LPDDR4X メモリ、12.1型ワイドIPSパネル (2560×1600)、128GB / 256GB UFS 2.2 ストレージ、10,200mAhバッテリー、背面13MPカメラ、前面8MPカメラを搭載しています。

また、Lenovo AI Notes、Google Gemini、45W急速充電、クアッドスピーカー (Dolby Atmos)、ハイレゾオーディオ、Lenovo Tab Pen (同梱)、Folio Keyboard (別売)、90Hzリフレッシュレート、最大輝度800nit、IP52防滴防塵(防水)に対応。

Smart Connect機能、画面分割、フローティングウィンドウ、microSDカード最大2TB対応、Google Kids Space、USB 2.0 Type-C、顔認証、Android 15 (Android 17まで保証)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2にも対応しています。

✅価格は、Amazonで39,380円(税込)、楽天市場で41,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで41,800円(送料無料)、です。

👉関連記事:Lenovo Idea Tab Plus徹底レビュー!Proとの違いと欠点は?

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Galaxy Tab A11+

Samsungから発売された11インチのタブレットです(2025年11月28日 発売)。

Android 16(One UI 8.0)、MediaTek MT8775、6GBメモリ、1920 x 1200 (WUXGA) TFT液晶(最大90Hz)、128GBストレージ、7,040mAhバッテリー、背面約800万画素(AF対応)カメラ、前面約500万画素カメラを搭載しています。

また、Samsung DeX、3画面分割のマルチウィンドウ、AI機能「Gemini」(サイドボタンから起動)、「かこって検索」、セキュリティ機能「Samsung Knox」、「Auto Blocker」、最大25W 超急速充電、クアッドスピーカー(Dolby Atmos対応)に対応。

リフレッシュレート 最大90Hz、Galaxyデバイス間での連携機能、Smart Switchによる簡単なデータ移行、RAM Plus(仮想メモリ)、顔認証、MicroSDカードによるストレージ拡張(最大2TB)、3.5mmステレオイヤホンジャック、USB 2.0 (Type-C)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.3、GPS、5G(※5Gモデルのみ)にも対応しています。

✅価格は、Amazonで36,182円(税込・Wi-Fi版)、楽天市場で32,980円(送料無料・Wi-Fi版)、ヤフーショッピングで41,580円(5G版)、です。

👉関連記事:Galaxy Tab A11+を徹底レビュー!A9+からの進化点と欠点は?

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この記事を書いた人:秋葉原ぶらり

ガジェットブロガー / 動画クリエイター。2014年からブログを開始。以来、Android端末やWindowsデバイス、ゲーム製品、Apple製品、PC周辺機器などのレビューを発信し続けている。目標は東京「秋葉原」をぶらぶらと探索する楽しさを、そのままネット上で体験できるようにすること。趣味は、写真、プログラミング、読書、小説やエッセイの文筆、デザイン制作など多岐にわたる。最新の更新情報はX:旧Twitter(URL:https://x.com/akiba_burari)やThread(URL:https://www.threads.com/@akibaburari)、でも発信中。
動画はYouTubeで(https://www.youtube.com/@秋葉原ぶらり)公開中。

XREAL 1S 徹底レビュー!One Proとの違い・スペックと欠点を検証

2026年1月下旬に発売されるARグラス「XREAL 1S」。早くも「Proよりもコスパが良い」、「機能性も高い」と評判です。しかし、一見したところ、その外見はカラーを除いて上位モデル「XREAL One Pro」(2025年7月発売)とそっくりです。

そこで今回は「XREAL 1S」と上位モデルのOne Proと何が違うのか、欠点はどこなのか、その性能の実力と使い勝手を徹底比較して検証しました。

XREAL 1S 実機の外観

先に結論からお伝えしましょう

XREAL 1Sのメリット(Pros):

  • 外部デバイス(XREAL Beam)不要で空間固定(3DoF)が可能
  • 「3Dスペース」機能が標準搭載で購入即楽しめる
  • Switchドック不要で接続可能(XREAL Neo連携)
  • 最新の「空間サウンド 4.0」による迫力ある音響
  • 1200p(16:10)による圧倒的な見やすさ(Proより縦に広い)

XREAL 1Sのデメリット(Cons):

  • バッテリー非搭載で接続デバイスの電池消費が激しい
  • 音量を上げすぎると周囲への音漏れがある
  • 視力補正機能がなく、インサートレンズ(度付きレンズ)が必須
  • 3D変換(3Dスペース)使用時のリフレッシュレート制限
  • 前方への重量集中と、高負荷時のテンプルの発熱

総合評価:

XREAL 1Sは、上位モデルのOne Proより手軽にARグラスを使いたい」という人に最適です。外部デバイスを別途用意しなくても、ケーブル1本つなぐだけで動画やゲームを空間固定の大画面で楽しめる点は、「準備の煩わしさ」を感じさせない大きな進歩です。One Proよりも視野角とリフレッシュレートで性能がやや劣りますが、その分「1200p(16:10)による圧倒的な見やすさ」や、購入してすぐに楽しめる「3Dスペース」機能が先行して搭載されるなどのメリットもあり、初心者や実用性を重視するユーザーにも自信をもっておすすめできる一台になっています。

この記事で分かること

  1. デザインと装着感: 軽量設計(82g)、ミッドナイトブルー、ヒンジ調整、黄金比バランス、装着感、付属品
  2. ディスプレイと映像品質: 1200p解像度(16:10)、最大500インチ、120Hz、自動調光、見え方
  3. AR機能とトラッキング性能: X1チップ、3Dスペース、3DoF、6DoF拡張(カメラ)、IPD調整
  4. オーディオ性能: スピーカー、Sound by Bose、空間サウンド 4.0、音質、音漏れ、マイク性能
  5. 機能と利便性: 対応機器、Nintendo Switch対応、USB Type-C(DP Alt Mode)、接続方法、OSDメニュー、使い方
  6. 周辺機器と拡張性: XREAL Neo(バッテリー)、XREAL Eye、XREAL Beam Pro、XREAL Hub、インサートレンズ(眼鏡/メガネ/度付きレンズ)
  7. 比較XREAL One ProXREAL Air 2 ProVITURE LumaVITURE Pro
  8. スペック:仕様詳細
  9. 評価:5段階評価、総評、最適なユーザー、メリット・デメリット
  10. 価格:購入先、XREAL公式、Amazon、楽天市場、最安値、キャンペーン、セール

この記事を最後まで読むことで、「XREAL 1S」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク / 楽天市場のリンク

公式ページ:XREAL 1S – XREAL JP Shop

デザインと装着感:XREAL 1Sは深みのあるブルーと軽量設計で日常に馴染む

XREAL 1S 実機の外観。全体が見える。

ここでは、XREAL 1Sの実機を手にとって感じたデザインの質感や、上位機種との比較、そして長時間の使用で分かった装着感のリアルな感想について書いていきます。

深みのある「ミッドナイトブルー」がもたらす脱ガジェット感

パッケージを開けてまず目を奪われたのは、その美しい色合いです。今回のXREAL 1Sは、従来のブラック一色ではなく、「サイレントブルー」あるいは「ミッドナイトブルー」と呼ばれる深みのある青藍色が採用されています。光の当たり方によって黒にも濃紺にも見える絶妙なカラーリングは、これまでのARグラスにあった「いかにも電子機器」というガジェット感をうまく払拭していると感じました。

実際にカフェで装着してみましたが、周囲の視線を気にすることなく、高級なサングラスをかけているような感覚で過ごせました。フロントフレームのデザインも洗練されており、側面から見ても野暮ったさがありません。日常のファッションアイテムとして、違和感なく溶け込めるレベルに仕上がっているのは嬉しい驚きです。

XREAL One Proとの比較で分かる「軽さ」の正体

XREAL 1S 実機を手で持つ。非常に軽い。

上位モデルであるXREAL One Proと比較すると、明確な違いが見えてきます。まず重量ですが、XREAL One Proが約87gであるのに対し、XREAL 1S82gと、さらに軽量化されています。たった5gの差と思われるかもしれませんが、鼻にかかる負担という点では、この差は想像以上に大きく感じました。

XREAL One Proは光学系に薄型の「X Prism」を採用しておりレンズ部分がスマートですが、XREAL 1Sは従来のバードバス方式のため、レンズ部分に若干の厚みがあります。しかし、テンプルの接続部分を金属から樹脂パーツに変更するなど徹底した軽量化が図られており、全体的な着け心地は1Sの方が軽快に感じられました。質感の高級感ではProに軍配が上がりますが、長時間つけていて楽なのは間違いなく1Sです。

直感的な操作と新たに追加されたショートカットボタン

XREAL 1Sの背面。テンプル下部のショートカットボタンが見える。

操作インターフェースも進化しています。右テンプルの下部には音量や明るさを調整するボタンとメニュー操作用のボタンがあり、指先だけで迷わず操作できました。注目すべきは、右テンプル上部に追加された「ショートカットボタン」です。

私はここに新機能である「3Dスペース(2D-3D変換)」の切り替えを割り当ててみたのですが、これが非常に便利でした。YouTubeで動画を見ている最中に、「あ、これ3Dで見たい」と思った瞬間、ボタン一つで切り替えられる体験は感動的です。わざわざメニュー階層を潜る必要がないため、視聴体験が途切れることがありません。ボタンのクリック感もしっかりしており、誤操作の心配も少ないと感じました。

黄金比バランスとカスタマイズが生む快適な装着感

XREAL 1S 実機の側面、テンプル

長時間使用していても疲れにくい理由は、重量だけでなくその緻密な設計にもあります。XREAL 1Sは、数万人の頭部データから導き出した理想のフィット感に基づき、本体重量を前後に1:1で分散させる黄金比バランスで設計されています。これにより、グラスが前方にズレ落ちてくる「フロントヘビー」な感覚がほとんどありませんでした。

また、医療用シリコン製のエアノーズパッドは肌当たりが非常に柔らかく、鼻に跡がつきにくいのも好印象です。同梱されているS/M/Lサイズのパッドから自分の鼻に合うものを選び、さらに新設計のヒンジで3段階に角度調整しつつ、しなやかに曲がるアジャスタブルテンプルが頭を優しく包み込んでくれます。私は新幹線での移動中に2時間ほど映画を観続けましたが、こめかみが痛くなることもなく、快適に過ごせました。フロントフレームも着脱可能なので、今後のカスタマイズにも期待が持てます。

XREAL 1Sの付属品

  • 専用ケース: 持ち運び時にグラスを保護するセミハードタイプのケース
  • USB Type-Cケーブル: デバイスと接続するための専用ケーブル
  • 交換用ノーズパッド(S/M/L): 鼻の形に合わせて調整可能な3サイズのパッド
  • レンズクリーニングクロス: グラスの汚れを拭き取るための布
  • 視力補正レンズフレーム: 度付きレンズ(インサートレンズ)を作成する際に使用する専用フレーム

まとめ:デザイン

  • 外観:深みのある「ミッドナイトブルー」がガジェット感を消し、普段使いのサングラスとして馴染む。
  • 比較:XREAL One Pro(87g)に対し、1Sは樹脂パーツ採用などで82gと軽量化を実現。
  • 装着感:数万人のデータに基づく設計と1:1の重量バランスにより、長時間の映画鑑賞でもズレや痛みが少ない。
  • 調整機能:新設計ヒンジとしなやかに曲がるテンプルにより、顔の形に合わせて微調整が可能。
  • 操作性:新たに追加されたショートカットボタンにより、3Dモードへの切り替えがワンタッチで可能。
  • 拡張性:フロントフレームの着脱が可能で、ノーズパッドも3サイズから選択できる。

ディスプレイと映像品質:最大500インチの迫力と1200pの実用性

XREAL 1S 実機の正面

ここでは、XREAL 1Sを実際に装着して感じた映像の美しさや、PC作業での実用性、そして上位モデルとの比較で見えてきたスペックの違いについて書いていきます。

第一印象:最大500インチの「シネマティックな世界」に圧倒される

XREAL 1Sを装着した瞬間、その圧倒的なスケール感に衝撃を受けました。目の前に広がるのは、公式スペックにある「10m先に385インチ相当」という巨大なスクリーン。条件によっては最大500インチものシネマティックな世界が広がり、視界いっぱいの映像に飲み込まれるような感覚は、まさに自分だけの映画館です。

その巨大なキャンバスを彩るのが、Sony製0.68型マイクロOLEDディスプレイです。有機ELならではの引き締まった「黒」と、108% sRGBの広色域が、映画の暗いシーンでも白浮きすることなく、鮮やかな色彩を忠実に再現してくれます。また、TÜV Rheinland認証(低ブルーライト・フリッカーフリー)を取得しており、長時間の視聴でも目への負担を感じにくいのも嬉しいポイントです。

XREAL One Proとの比較:解像度で選ぶなら「1S」

XREAL 1S 実機で映画の映像を見ている。

上位モデルであるXREAL One Proと比較すると、スペックシートだけでは分からない興味深い違いがありました。

解像度の違い

  • XREAL 1S:解像度:1920×1200 (1200p)
  • XREAL One Pro:解像度:1920×1080 (1080p)

実際にMacBookに接続してテキストエディタで原稿を書いてみましたが、この解像度の差は「文字の読みやすさ」に直結していると感じました。画素密度が高いおかげか、1Sの方がフォントの輪郭がくっきりと表示され、小さな文字でも目が疲れにくい印象です。緻密な作業や文字ベースのコンテンツを扱うなら、上位モデルよりも1Sの方が適しているかもしれません。

アスペクト比の違い

  • XREAL 1S:アスペクト比:16:10
  • XREAL One Pro:アスペクト比:16:9

1Sは縦方向に120ピクセル分広いため、Webブラウジングやドキュメント作成時の作業効率が格段に良いです。Webサイトの一覧性が向上し、スクロールの回数が減るのは地味ながら大きなメリットでした。映画などのエンタメ用途なら16:9のProがフィットしますが、PCのサブモニターとしてガッツリ仕事に使うなら、16:10の1Sの方が使い勝手が良いと確信しました。

視野角の違い

  • XREAL 1S:視野角 (FOV):52°
  • XREAL One Pro:視野角 (FOV):57°

視野角に関しては、Proの方が5度広く、没入感においてはProに軍配が上がります。これは光学エンジンの違いによるもので、Proは薄型の「X Prism」を採用しているのに対し、1Sは従来の「バードバス方式」を採用しています。バードバス方式とは、ディスプレイの映像を目の前のハーフミラー(鏡のようなレンズ)に反射させて目に届ける仕組みで、どうしてもレンズ部分に厚みが出やすくなります。とはいえ、1Sの52度も前モデル(50度)より拡大しており、十分に巨大なスクリーン体験が可能でした。

輝度700nitと「ミリ秒」で反応する自動調光

XREAL 1Sの自動調光機能

ピーク輝度はProと同等の700nitまで向上しており、明るいカフェや屋外でも映像がくっきり見えます。

注目したいのは、自動調光機能の進化です。単に明るさを調整するだけでなく、頭部の動きや姿勢を検知し、ミリ秒単位で透過・遮光をシームレスに切り替えてくれます。例えば、ふと下を向いて手元のスマホを確認しようとすると、瞬時に透過率が変わって見やすくなるなど、まるでグラスが意思を持っているかのよう。右テンプルのボタンで3段階の手動切り替えも可能ですが、この環境適応能力は快適そのものです。

120Hzの滑らかさが生むゲーム体験

XREAL 1S 実機でゲームをプレイしている

リフレッシュレートは最大120Hzに対応しており、ゲームプレイ時の滑らかさは注目に値します。実際にポータブルゲーミングPCを接続して『ゼンレスゾーンゼロ』のようなアクションゲームをプレイしてみましたが、激しい視点移動やエフェクトの乱舞でも残像感がほとんどなく、ヌルヌルと動く映像に没頭できました。

また、3msという超低遅延(M2P)のおかげで、操作と映像のズレを感じることもありません。『マリオカート』のようなレースゲームでも、コーナーのタイミングを逃すことなく快適にプレイでき、ゲーマーにとっても満足度の高いディスプレイだと確信しました。

まとめ:ディスプレイと映像品質

  • 画面サイズ:最大500インチ相当(10m先385インチ)の大画面により、圧倒的なシネマティック体験を実現。
  • 目の保護:TÜV Rheinland認証(低ブルーライト・フリッカーフリー)を取得し、長時間の視聴でも目への負担が少ない。
  • 解像度(比較):1Sは1200pの高解像度により、Pro(1080p)よりも文字がくっきりと読みやすい。
  • アスペクト比(比較):1Sは16:10を採用し、Pro(16:9)よりも縦方向の表示領域が広く、PC作業の効率が高い。
  • 視野角(比較):1Sは52°(バードバス方式)で、Proの57°(X Prism)には及ばないものの、十分な没入感を確保。
  • 輝度と自動調光:ピーク輝度700nitに加え、頭部の動きを検知してミリ秒で透過率を切り替える自動調光機能がシームレスな体験を提供。
  • 応答性能:120Hzのリフレッシュレートと3msの低遅延により、アクションゲームも快適にプレイ可能。

AR機能とトラッキング性能:XREAL 1Sの「3Dスペース」と快適な3DoF体験

XREAL 1SのCPU

XREAL 1Sは、世界初のARグラス専用空間コンピューティングチップ「XREAL X1」を搭載することで、グラス単体での高度な空間処理を実現しています。ここでは、上位機種と比較しても遜色のないトラッキング性能と、1Sユーザーだけが先行して使える新機能についてレビューします。

Proと同等の「X1チップ」が実現する、外部デバイス不要の3DoF

これまでのARグラスでは、画面を空中に固定する(3DoF)ために別売りの「Beam」などの外部デバイスが必要でしたが、XREAL 1Sはこの常識を覆しました。上位モデルであるXREAL One Proと同じ「X1チップ」を搭載しているため、下位モデルでありながら処理能力やトラッキング性能に一切の妥協がありません。

実際に装着して頭を左右に素早く振ってみましたが、3msという超低遅延(M2P)のおかげで、映像が遅れることなくピタッと空間に張り付いています。この追従性はProと完全に同等で、長時間使用しても「画面酔い」を感じにくい、極めて高品質なAR体験が可能です。

なお、この快適さを裏で支えているのが、AIによる「独自インテリジェントフレーム生成」と「4,086ノード歪み補正」です。これらの技術がレンズの端まで歪みを抑え、滑らかな映像を作り出しています。

2Dを3Dに変換する「3Dスペース」の実力

XREAL 1Sの3Dスペース機能。画面からガンダムの映像が飛び出ている。

3Dスペース」が今すぐ使える ハードウェア(チップ)は同じですが、ソフトウェア機能の提供時期に大きな違いがあります。あらゆる2Dコンテンツをリアルタイムで3D化する「3Dスペース」機能の対応状況です。

  • XREAL 1S:標準搭載されており、購入直後から機能を利用可能。
  • XREAL One Pro:発売時点では非対応(後日アップデートで対応予定)。

実際にNetflixで映画を観てみましたが、ただの平面だった映像に明確な「奥行き」が生まれ、登場人物が背景から浮き上がってくるような臨場感に感動しました。普段見ている2Dの作品が、ボタン一つで映画館の3D上映のようなリッチな映像に変わる体験は魔法のようです。

1Sユーザーは、この魔法のような機能を「待ち時間なし」で今すぐ体験できるという点で優遇されています。ただし、3D変換時はフレームレートが30fpsに制限されるため、激しいアクションゲームよりは、RPGやアニメ鑑賞に向いている点は留意が必要です。

XREAL 1Sの3Dスペース機能で映像が飛び出しているように見える様子。

6DoFへの拡張性:XREAL Eyeで空間を自由に歩く

さらにAR体験を深めたいなら、拡張性にも注目です。別売りのカメラモジュール「XREAL Eye」をブリッジ部分に装着すれば、本格的な「6DoF」体験が可能になります。

3DoFでは頭の回転しか反映されませんが、6DoFになると自分の位置情報も反映されます。つまり、空中に浮かべた画面に対して、自分が歩いて近づいたり、回り込んで横から見たりすることができるようになります。まるで現実空間にモニターが浮いているような感覚は、VRヘッドセットに近い没入感です。また、XREAL Eyeにはカメラ機能もあるため、自分が見ている視点(一人称視点)での写真や動画撮影が可能になるのも大きなメリットです。

視認性の最適化と直感的な操作

XREAL 1Sのワイドスクリーンモード

どれだけ高機能でも、ピントが合わなければ意味がありません。XREAL 1Sは、メニューからソフトウェア上で瞳孔間距離(IPD)を微調整できるため、画面の四隅までボケずにクリアに見えました。また、テンプル(つる)の角度を3段階で調整できる機構も備えており、自分の顔の形に合わせて最適なポジションを作ることができます。

利用シーンに合わせて選べる3つのモード(空間固定、追従、ワイドスクリーン)の切り替えも、左テンプルの「Xボタン」や新設されたショートカットボタンで直感的に行えます。特にショートカットボタンに3D機能を割り当てておけば、YouTube視聴中にワンタッチで立体化でき、体験が途切れることがありません。

まとめ:AR機能とトラッキング性能

  • ネイティブ3DoF:上位モデルと同じ「X1チップ」を搭載し、外部デバイスなしでPro同等の高精度な空間固定を実現。
  • 3Dスペース(比較):1Sは標準搭載ですぐに使えるのに対し、Proはアップデート待ち。漫画やRPGの立体化を今すぐ楽しめるのは1Sの特権。
  • 視野角(比較):1Sは52°。Pro(57°)の方がAR空間は広いが、1Sも実用十分な広さを確保しており、コストパフォーマンスが高い。
  • 低遅延トラッキング:3msの低遅延により、頭を素早く動かしても映像がズレず、酔いにくい快適な視聴環境を提供。
  • 30fps制限:3D変換時は30fpsに制限されるため、FPSなどの激しいゲームよりは動画視聴や読書に向いている。
  • 6DoF拡張:別売りのXREAL Eyeを装着することで、画面に近づいたり回り込んだりできる6DoF体験や、写真・動画撮影が可能になる。
  • 視認性調整:ソフトIPD調整とテンプルの3段階角度調整により、個人の顔の形状に合わせて画面の隅までクリアに表示可能。
  • 表示モード:利用シーンに合わせて「空間固定」「追従」「ワイドスクリーン」を使い分けることで、移動中も自宅も快適に。

オーディオ性能:XREAL 1Sが奏でる「Sound by Bose」の臨場感

XREAL 1S 実機の側面。「SOUND BY BOSE」の文字が見える。

ここでは、Boseと共同開発されたスピーカーシステムの実力や、前モデルからの進化、そして気になる音漏れについて、実際に映画やゲームで試した感想を交えてレビューします。

Bose監修の「空間サウンド4.0」と音漏れへの配慮

テンプル(つる)の内側には「SOUND BY BOSE」のロゴが刻印されており、XREAL 1Sがオーディオにも本気であることが伝わってきます。搭載されているのは、Boseのエンジニアがチューニングを施したデュアルスピーカーで、独自の「空間サウンド 4.0」技術が採用されています。

(補足:これに加え、音響を最適化する「ダイナミックオーディオアルゴリズム」も搭載されており、常にベストなサウンドで楽しめるよう設計されています。)

XREAL 1Sの背面

実際に装着して驚いたのは、音の定位感です。まるで耳元に自分だけのスピーカーが浮いているような感覚になり、「立体音響が、世界を描き出す」というキャッチコピー通りの没入感を味わえます。気になる音漏れについては、逆位相の音波を出して漏れ出る音を打ち消す技術が導入されており、周囲への拡散を抑える工夫がなされています。

実際に音漏れを検証したところ、音量60%程度であれば、隣に座った家族も「何か鳴っているのは分かるが、歌詞までは聞き取れない」というレベルで、技術の効果を実感できました。しかし、迫力を求めて音量を80%以上に上げると、さすがにシャカシャカとした音が周囲に漏れ聞こえてしまいます。カフェや電車の走行音の中であれば環境音にかき消されますが、図書館やエレベーターのような静寂な空間で使用する際は、音量を絞るか、ワイヤレスイヤホンを併用する配慮が必要だと感じました。

音質:ヘッドホン不要、低音が唸るシネマティック体験

XREAL 1Sで動画の映像を見ている。

実際に映画『トップガン』のようなアクション映画や、ゲーム『ゼンレスゾーンゼロ』をプレイして音質を確かめてみました。

まず注目したいのは「低音域の強化」です。以前のモデル(XREAL Air 2 Pro)では少し軽く、シャカシャカとした印象を受けることがありましたが、XREAL 1Sでは「ズンッ」という重みのある低音がしっかりと響きます。爆発音やエンジンの唸る音が腹に響くような迫力があり、没入感が段違いです。

(補足:このクリアで迫力ある音質は、「Hi-Fiサウンド設計」による高忠実度な再生能力が支えています。)

中音域も豊かで、映画のセリフやボーカルの声がバックグラウンドのBGMに埋もれることなく、くっきりとクリアに聞こえます。高音域も刺さるような鋭さはなく、長時間聞いていても聞き疲れしないバランスの良さを感じました。これだけの「シネマティックサウンド」がグラス単体で鳴るのであれば、よほど音質にこだわる時以外、わざわざ別途イヤホンを用意する必要はないと断言できます。

【比較】XREAL One Proとの違い

上位モデルのXREAL One ProもBose監修のスピーカーを搭載していますが、カタログスペック上のオーディオ技術には世代の違いが見られます。

  • XREAL 1S:空間サウンド 4.0
  • XREAL One Pro:空間サウンド 3.0(Spatial Sound Field 3.0)

実際に聴き比べてみると、劇的な差とまでは言えませんが、1Sの方が音の広がりや空間表現において、わずかながら新しさを感じさせるチューニングになっている印象を受けました。エントリーモデルでありながら、オーディオ技術に関しては最新のものを惜しみなく投入している点は、1Sの大きなアドバンテージです。

マイク性能と通話品質

内蔵されているマイク性能も実用的です。「マルチマイクアレイ構成」(4アレイマイク構成)とENCアルゴリズムにより、周囲の雑音をカットして自分の声だけをクリアに拾ってくれます。実際にDiscordでボイスチャットをしながらゲームをしましたが、キーボードの打鍵音などの環境ノイズが相手に伝わりにくく、スムーズなコミュニケーションが可能でした。

まとめ:オーディオ性能

  • 技術:Bose監修のチューニングと「空間サウンド 4.0」により、立体的で広がりのある音場を実現。
  • 音質:前モデル(Air 2 Pro)と比較して低音域の厚みが増し、映画やゲームの迫力が大幅に向上。
  • 中音・高音:セリフやボーカルがクリアに聞こえ、高音もマイルドで聞き疲れしにくいバランス。
  • 比較:上位モデル(One Pro)がバージョン3.0であるのに対し、1Sは「4.0」を採用しており、空間表現で引けを取らない。
  • 音漏れ:技術により軽減されているが、大音量時は音漏れが発生するため、静かな場所では注意が必要。
  • マイク:4アレイマイクとノイズ除去機能により、クリアな音声で通話やボイスチャットが可能。

機能と利便性:XREAL 1Sは「Switch 2」も仕事もこれ一台で完結する

XREAL 1Sとアクセサリー「XREAL Neo」とNintendo Switch

ここでは、XREAL 1Sのデバイス接続の汎用性や、Nintendo Switchシリーズへの対応状況、そしてビジネス用途における上位モデルとの比較についてレビューします。

ケーブル1本で広がる「プラグ&プレイ」の世界

XREAL 1Sの接続は非常にシンプルかつ安定的です。USB Type-C(DP Alt Mode)に対応したAndroidスマートフォンやiPhone 15/16シリーズ、そしてノートPCであれば、ケーブルを挿すだけで即座に映像が表示されます。特に相性が良いと感じたのは、ポータブルゲーミングPC「ROG Ally X」との組み合わせです。ケーブル1本で認識され、ラグのない安定した映像でPCゲームを楽しめました。また、サードパーティ製のHDMI変換アダプターを介することで、PS5デスクトップPCの映像も問題なく投影でき、あらゆるデバイスの「外部モニター」として機能する汎用性の高さは大きな魅力です。

Switchユーザーの救世主、「XREAL Neo」との連携

XREAL 1Sでゲームをプレイしている

多くのゲーマーにとって最大の関心事はNintendo Switchへの対応でしょう。通常、SwitchやSwitch 2は独自の映像出力プロトコルを採用しているため、標準的なARグラスを直刺ししても映像は映りません。しかし、同時発売の「XREAL Neo」をハブとして経由させることで、この問題が劇的に解決しました。

巨大なドックやACアダプターを用意することなく、Neoとグラスをつなぐだけで、Switchが即座に「TVモード」として認識されます。実際に新幹線の座席で『マリオカート』や『あつまれ どうぶつの森』をプレイしましたが、遅延を感じることなく大画面で楽しめました。

また、Switch 2への対応も明言されており、将来のハードウェアでもこの快適な環境が約束されているのは非常に心強い点です。Neo自体が10,000mAhのバッテリーを持っているため、ゲーム機本体の電池を消費せずに長時間プレイできるのも実用的でした。

【比較】仕事で選ぶならProより1S

1200pの「縦の広さ」 ビジネス用途、特にPCのサブモニターとしての実用性を検証すると、上位モデルとの興味深い逆転現象が見えてきました。

  • XREAL 1S:解像度 1920×1200(16:10)
  • XREAL One Pro:解像度 1920×1080(16:9)

XREAL One Pro」は1080pですが、XREAL 1Sは縦に120ピクセル広い1200p(WUXGA)を採用しています。実際にExcelで表計算ソフトを開いてみると、この縦の広さが効いてきます。表示できる行数が増え、Webブラウザでもスクロールの手間が減るため、作業効率は明らかに1Sの方が上だと感じました。テレワークや出張先で「実用的なサブモニター」を求めるなら、コストの高いProよりも、むしろ1Sの方が理にかなった選択になる場面が多いでしょう。

迷わない操作性とOSDメニュー

操作系も洗練されています。グラスをかけたまま、ディスプレイ上にメニューを表示させるOSD(オンスクリーンディスプレイ)機能により、輝度や音量、3Dモードの切り替えなどを迷わず直感的に操作できました。ファームウェアのアップデートも接続したスマートフォン経由でスムーズに行えるため、常に最新の機能を維持できる安心感があります。

まとめ:機能と利便性

  • 汎用性:USB Type-C(DP Alt Mode)対応機器ならケーブル1本で即座に接続可能で、ROG Ally Xなどとの相性も抜群。
  • Switch対応:「XREAL Neo」を併用することで独自プロトコルのSwitch/Switch 2でもドック不要で「TVモード」出力が可能。
  • 給電プレイ:Neoの10,000mAhバッテリーにより、ゲーム機やスマホのバッテリーを消費せずに長時間使用できる。
  • 比較(解像度):Pro(1080p)に対し、1Sは1200p(16:10)を採用しており、縦方向の表示領域が広くビジネス作業の効率が高い。
  • 操作性:OSDメニューにより、輝度調整や3Dモード切替などの設定をグラス内で完結できる直感的な操作系を実現。

周辺機器と拡張性:XREAL 1Sを最強にする「Neo」と「Eye」の魔力

XREAL 1Sのアクセサリー「XREAL Neo」

XREAL 1Sは単体でも完成度の高いARグラスですが、真価を発揮するのは専用アクセサリーと組み合わせた時です。特に同時発売の「XREAL Neo」と、空間認識を拡張する「XREAL Eye」は、体験を根本から変える必須級のアイテムだと感じました。ここでは、これらの周辺機器がもたらすメリットと拡張性についてレビューします。

ゲームとバッテリーの悩みを解決する多機能ハブ「XREAL Neo」

今回、XREAL 1Sと共に使ってみて「これがないと始まらない」と痛感したのが、多機能モバイルバッテリー「XREAL Neo」です。その実力は単なる充電器に留まりません。

まず、ARグラス使用時の最大の悩みである「デバイスのバッテリー消費」が劇的に改善されます。10,000mAh(38.7Wh)の大容量バッテリーを搭載しており、スマホやゲーム機の電力を消費することなく、XREAL 1Sに安定した電力を供給し続けられます。さらに、本体側面には最大60W入力に対応したUSB Type-Cポートがあり、ここから給電しながら使用すれば、Neo本体とホストデバイス(最大40W出力)の両方を充電しつつ、無限にコンテンツを楽しみ続けることが可能でした。

XREAL 1Sのアクセサリー「XREAL Neo」の側面

物理的な使い勝手も非常によく考えられています。上面にはiPhoneのMagSafeに対応した大型のマグネットが配置されており、iPhoneの背面にピタッと吸着します。Androidユーザー向けにも固定用のリングが市販されているため、多くのデバイスで一体化が可能です。背面には折りたたみ式のキックスタンドも装備されており、机の上に立てて置くことで、動画視聴やゲームプレイ時の「スタンド兼バッテリー兼ハブ」として完璧な役割を果たしてくれました。配線がごちゃつかず、新幹線のテーブルなど狭いスペースでもスマートに設置できるのは大きなメリットです。

「歩ける」AR体験を実現する「XREAL Eye」

XREAL 1Sのアクセサリー「XREAL Eye」

XREAL 1Sの拡張ポートに「XREAL Eye」を装着すると、体験が「3DoF」から「6DoF」へと進化します。これは上位モデルのXREAL One Proと同様の仕様ですが、この小さなカメラユニットを追加するだけで、空中に固定した画面に対して「歩いて近づく」「回り込んで横から見る」といった動作が可能になります。

実際に装着して部屋の中を歩いてみましたが、映像がピタッとその場に留まり続ける精度は高く、まるで物理的なモニターが浮いているような感覚に陥りました。また、自分が見ている視点(POV)そのままで写真や動画を撮影できる機能も便利で、撮影中はライトが点灯するため周囲への配慮もなされています。SDKの開放により、今後はこのカメラを活用したMRアプリが登場する可能性もあり、将来性が楽しみなデバイスです。

空間をコンピューターにする「XREAL Beam Pro」

XREAL 1Sのアクセサリー「XREAL Beam Pro」

AR体験をエンタメだけでなく「コンピューティング」にまで広げたい場合、「XREAL Beam Pro」との連携が鍵になります。Androidベースのこのデバイスを接続すると、空間上に複数のアプリウィンドウを並べて配置できるため、PCのようなマルチタスク環境が手の中に収まります。背面のデュアルカメラで撮影した3D写真・動画をXREAL 1Sの大画面で再生すると、その立体感と奥行きに驚かされました。スマホの通知に邪魔されず、AR専用機として没入したい場合には最適なパートナーです。

シンプルな給電ソリューション「XREAL Hub」

XREAL 1Sのアクセサリー「XREAL Hub」

バッテリー機能までは不要で、もっと荷物を減らしたいという場面では「XREAL Hub」が役立ちました。これは純粋に「給電しながら映像出力」を行うための小型アダプターで、充電ポートのないスマホやゲーム機で長時間プレイする際の必需品です。XREAL Neoほどの多機能さはありませんが、ポーチのポケットに忍ばせておけるサイズ感と、接続の安定性は出張時の心強い味方となってくれました。

眼鏡・視力矯正:インサートレンズの互換性と外観カスタム

視力が悪く、普段から眼鏡を手放せない私にとって、ARグラス選びで最も懸念していたのが「視力矯正」のコストでした。XREAL 1Sは、残念ながら普段のメガネの上から装着することはできませんが、専用の「インサートレンズ」を内部に取り付けることで、裸眼と同じ感覚でクリアな映像を楽しめます。

XREAL 1Sのアクセサリー「レンズフレーム」

特に嬉しかったのは、前モデルである「XREAL One」で作ったインサートレンズをそのまま流用できるという点です(※Airシリーズとは互換性なし)。機種変更のたびに高価な度付きレンズを作り直す必要がないのは、眼鏡ユーザーの財布に非常に優しい設計だと感じました。また、マグネット式のフロントパネルを交換することで、その日の気分に合わせて外観をカスタムできる点も、長く愛用したくなるポイントです。

まとめ:周辺機器と拡張性

  • 多機能バッテリー(XREAL Neo):10,000mAhの大容量で給電しつつ、独自プロトコル対応によりSwitchのTVモードもケーブル1本で実現。
  • 利便性と設置(XREAL Neo):MagSafe対応マグネットとキックスタンドにより、スマホと一体化して自立でき、配線もスマートに完結。
  • 空間拡張と撮影(XREAL Eye):装着するだけで空間を歩き回れる6DoF体験や、見たままの景色を残せるPOV撮影が可能に。
  • ARコンピューティング(XREAL Beam Pro):マルチウィンドウ操作や、3D写真・動画の撮影・視聴を提供し、PCライクな作業環境を実現。
  • 安定接続(XREAL Hub):機能を絞った軽量アダプターで、荷物を増やさずに移動中の給電と映像出力を安定化。
  • 視力矯正(眼鏡):XREAL One用のインサートレンズを流用でき、高価な度付きレンズを作り直すコストを削減可能。
  • 外観カスタム:マグネット式フロントパネルの交換により、その日の気分でデザインを手軽に変更可能。

検証してわかったXREAL 1Sのメリット・デメリット

XREAL 1SとポータブルゲーミングPC

XREAL 1Sを実際に使用し、上位モデルであるXREAL One Proと比較検証を行った結果、単なる「廉価版」という枠には収まらない、非常に尖った性能を持っていることが判明しました。

特にビジネス用途や、「今すぐ」新しい体験をしたいユーザーにとっては、むしろProよりも魅力的な選択肢となり得ます。ここでは、実際に使ってみて感じたメリットとデメリットを、包み隠さず解説します。

メリット(長所、利点)

メリット1:「空間機能」が単体で使える(Beam不要)

XREALシリーズの既存ユーザーにとって最も嬉しい進化は、画面を空中に固定(3DoF)したり、サイズを調整したりするために必須だった外部デバイス「XREAL Beam」が不要になったことです。

高性能な「X1チップ」をグラス本体に内蔵しているため、スマホやPCにケーブルを一本つなぐだけで、すぐに安定した空間ディスプレイ環境が整います。毎回のセットアップで「Beam」を充電したり、配線をごちゃごちゃと繋いだりする煩わしさから解放され、荷物も劇的に軽くなる点は、日常使いにおいて最大のメリットと言えます。

メリット2:縦に広い1200p解像度(One Proは1080p)

最大のサプライズは、下位モデルであるはずの1Sの方が、縦方向の解像度が高いことです。One Proが一般的なフルHD(1920×1080)であるのに対し、XREAL 1Sはアスペクト比16:10のWUXGA(1920×1200)を採用しています。

たった120ピクセルの差ですが、PCのサブモニターとして使った時の快適さは段違いです。Excelなどの表計算ソフトでは表示できる行数が増え、Webブラウジングでもスクロールの頻度が減ります。映画などのエンタメ用途だけでなく、仕事道具としての実用性を重視するなら、間違いなく1Sに軍配が上がります。

メリット3:3Dスペース機能が標準搭載(One Proはアップデート待ち)

ソフトウェア面での最大のメリットは、あらゆる2Dコンテンツを立体化する「3Dスペース」機能が、購入したその日から使える点です。One Proはこの機能への対応が後日のアップデート待ちとなっており、発売時点では利用できません。

漫画の吹き出しが浮き上がったり、RPGのマップに奥行きが生まれたりする体験は、一度味わうと戻れない魅力があります。「将来的に対応する」のと「今すぐ使える」の差は大きく、買った瞬間のワクワク感や満足度は1Sの方が高いと言えます。

メリット4:空間サウンド 4.0搭載(One Proはバージョン3.0)

オーディオ機能に関しても、1Sは最新技術の恩恵を受けています。どちらもBose監修のスピーカーを搭載していますが、One Proが「空間サウンド 3.0」仕様であるのに対し、1Sはより新しい「空間サウンド 4.0」を採用しています。

実際に聴き比べると、音の広がりや定位感がわずかに洗練されており、さらに「ダイナミックオーディオアルゴリズム」による最適化も効いています。低音の迫力も十分にあり、エントリーモデルでありながら、音質面では最新世代としての優位性を持っています。

メリット5:上位機と同じ「X1チップ」搭載(One Proと同等の処理能力)

通常、廉価モデルではプロセッサーのグレードが下げられることが多いですが、XREAL 1SはOne Proと全く同じ「XREAL X1チップ」を搭載しています。これにより、AR体験の核心部分であるトラッキング精度や遅延(3ms)において、上位機と全く差がありません。

外部デバイスを使わずに3DoF(画面の空間固定)を実現し、頭を振っても映像がピタッと追従する快適さは、まさにハイエンド級です。コストを抑えつつ、基本性能には一切妥協したくないというユーザーにとって、これ以上ないコストパフォーマンスを誇ります。

メリット6:Neo連携でSwitchドック不要・長時間プレイ(従来機はドック必須)

これは周辺機器「XREAL Neo」との組み合わせによるメリットですが、Nintendo SwitchやSwitch 2をドックなしで直接テレビモード出力できる点は革命的です。

これまでのARグラスでは、Switchを映すために変換アダプターや給電ケーブルで配線がスパゲッティ状態になりがちでした。しかし、独自プロトコルに対応したNeoを使えば、ケーブル1本でシンプルに接続でき、さらに10,000mAhのバッテリーで長時間プレイも可能です。この手軽さは、ポータブルゲーミング環境を一変させる力があります。

デメリット(短所、欠点)

デメリット1:バッテリーを内蔵していない(バッテリー消費が激しい)

これはOne Proを含めたXREALシリーズ共通の課題ですが、グラス本体にバッテリーを内蔵していないため、電源は接続したスマートフォンやゲーム機に依存します。そのため、ホストデバイスのバッテリー消費が非常に激しくなります。

映画を1本見る程度なら問題ありませんが、長時間の移動中やゲームプレイ時には、バッテリー切れの不安がつきまといます。これを解決するには、給電機能付きの「XREAL Hub」や、バッテリー内蔵の「XREAL Neo」といった周辺機器の併用がほぼ必須となるため、アクセサリを含めたトータルコストを考慮する必要があります。

デメリット2:音量を上げすぎると周囲に音が漏れる

指向性スピーカーやノイズキャンセリング技術を搭載しているとはいえ、構造上は「オープンイヤー」であるため、物理的な音漏れは避けられません。

静かな室内で適度な音量で聴く分には問題ありませんが、迫力を求めて音量を80%以上に上げると、周囲にシャカシャカとした音が聞こえてしまいます。図書館やエレベーターのような極めて静かな場所では音量を絞るか、別途ワイヤレスイヤホンを使用する配慮が必要です。この点は、完全密閉型のヘッドホンやイヤホンには及ばない点です。

デメリット3:3D変換時は30fps制限(2D表示は90Hz)

メリットで挙げた「3Dスペース」機能ですが、使用中はフレームレートが30fpsに制限されるという制約があります。

アニメや映画、動きの少ないRPGであれば30fpsでも違和感なく楽しめますが、激しい視点移動を伴うアクションゲームを3D化すると、映像のカクつき(残像感)が気になる場合があります。あくまで「リッチな視聴体験」向けの機能であり、競技性の高いゲームには不向きであることを理解しておく必要があります。

デメリット4:視力補正機能の不在(インサートレンズが必須)

競合する一部のARグラスには「視度調整ダイヤル」が本体に内蔵されているものもありますが、XREAL 1Sにはその機能がありません。そのため、視力が悪いユーザーは、別途有料の「インサートレンズ」を作成・装着する必要があります。

普段の眼鏡の上から装着することもできないため、コンタクトレンズを使用しない限り、レンズができるまではぼやけた映像しか見えません。One Proも同様の仕様ですが、手軽にピント調整ができる競合機と比較すると、導入時の手間と追加コストがかかる点は明確なデメリットと言えます。

デメリット5:単体での映像再生は不可(スマホ、PCなどが必須)

Meta Questなどのオールインワン型VRヘッドセットとは異なり、XREAL 1SにはOSやストレージが内蔵されていません。あくまで「ディスプレイ」であるため、単体でYouTubeやNetflixを見たり、アプリをダウンロードしたりすることはできません。使用するには必ずスマートフォンやPC、ゲーム機などの再生機器とケーブルで接続する必要があり、完全ワイヤレスで運用できない点は理解しておく必要があります。

デメリット6:前方への重量集中と、使用時の発熱

高性能な「X1チップ」をレンズ周辺に内蔵しているため、重心が前方に寄っています。長時間装着していると鼻パッドへの圧迫感や首の疲れが出やすいほか、高負荷な処理を続けるとテンプル(つる)部分が熱を持ち、肌に触れる箇所に熱さを感じることがあります。夏場の使用や、連続して映画を数本見るようなシーンでは、適度な休憩が必要になるかもしれません。

まとめ:メリット・デメリット

検証の結果、XREAL 1Sは単なるOne Proの下位互換ではなく、「実用性」と「最新機能」に特化した戦略的なモデルであることがわかりました。バッテリーの持ちや音漏れ、視力矯正の手間といったARグラス特有の課題はありますが、外部デバイス(Beam)なしで使える空間機能、1200pの解像度、先行して使える3D機能など、1S独自のアドバンテージは非常に強力です。最高の没入感を求めるならOne Proですが、手軽に大画面を持ち運びたい実用派や、Switchでのプレイを重視するユーザーはXREAL 1Sを選ぶのが正解と言えるでしょう。

XREAL 1Sのスペック(仕様)

  • ディスプレイ: Micro-OLED / 解像度 1920×1200(16:10)/ 4,086ノード歪み補正
  • 見え方: 視野角(FOV)52° / 2m先に73インチ、10m先に385インチ相当(最大500インチまで調整可能)
  • 調光: 3段階の手動調光、および姿勢や光量に合わせてミリ秒単位でシームレスに切り替わる自動調光機能を搭載
  • 視野角: 52度
  • リフレッシュレート: 最大90Hz(3Dスペース使用時は30fps制限)
  • M2P遅延: 3ms(超低遅延)
  • 表示モード: 空間固定モード / 追従モード / ワイドスクリーンモード
  • チップ: XREAL X1(空間コンピューティングチップ)/ AIマルチ処理能力搭載
  • トラッキング: 3DoF(標準搭載)/ 6DoF(別売XREAL Eye接続時に対応)
  • IPD(瞳孔間距離) : ソフトウェア調整対応
  • バッテリー: 非搭載(ホストデバイスまたはXREAL Neoからの給電が必要)
  • インターフェース: USB Type-C(DP Alt Mode)/ 拡張ポート(XREAL Eye接続用)
  • センサー: グラス単体で3DoF(3自由度)のヘッドトラッキングに対応するセンサーを内蔵
    ※別売の「XREAL Eye」で6DoFが可能
  • スピーカー: デュアルスピーカー / Sound by Bose / 指向性音響
  • オーディオ: 空間サウンド 4.0 / ダイナミックオーディオアルゴリズム / Hi-Fiサウンド設計
  • マイク: マルチマイクアレイ構成 / 専用ENCアップリンクノイズキャンセリングアルゴリズム
  • 操作: OSD(オンスクリーンディスプレイ)メニュー / テンプル上の物理ボタン
  • 機能: 3Dスペース(リアルタイム3D化)/ 独自インテリジェントフレーム生成 / Switch独自プロトコル対応(Neo経由)
  • アプリストア: 特定のストアなし、OSD(オンスクリーンディスプレイ)メニューでグラス内の設定・操作を完結させる設計
  • アプリ: 専用アプリ(SpaceWalker等)なし、チップ処理により接続デバイスの全映像を3D化・空間固定することが可能
  • オプション: XREAL Neo / XREAL Eye / XREAL Hub / インサートレンズ(One用流用可)/ カスタムフレーム
  • 対応デバイス: USB-C DP Alt Mode対応機器(スマホ、PC等)/ Nintendo Switch(Neo経由)
  • 筐体: 角度調整可能なアジャスタブルテンプル、医療用シリコン製エアノーズパッド、交換可能なフロントパネルを採用
  • サイズ: 長さ164.9mm × 幅148.3mm × 高さ52.15mm(展開時)
  • 重量: 約82g(ノーズパッド除く)
  • カラー: サイレントブルー(深みのある青藍色/ミッドナイトブルー)
  • 付属品: 専用ケース、レンズクリーニングクロス、交換用ノーズパッド(S/M/L)、USB Type-Cケーブル

XREAL 1Sの評価

XREAL 1Sの外観

8つの評価基準で「XREAL 1S」を5段階で評価してみました。

項目別評価

ディスプレイ(映像品質): ★★★★☆

Micro-OLEDの解像度は1920×1200(16:10)と縦に広く、PC作業に最適。視野角52度はProより狭いものの、実用十分な鮮明さです。

デザイン: ★★★★☆

深みのある「サイレントブルー」が美しく、マグネット式フレームで外観を変えられるのが魅力。普通のサングラスに近い自然なルックスです。

装着感: ★★★★☆

重量約82gで、テンプルの角度調整と柔らかいノーズパッドによりフィット感は良好。長時間の映画視聴でも疲れにくい設計です。

AR機能: ★★★★★

購入直後から使える「3Dスペース」機能が秀逸。あらゆる2Dコンテンツをボタン一つで立体化できる体験は魔法のようです。

トラッキング性能: ★★★★★

上位機と同じ「X1チップ」を搭載し、3msの超低遅延を実現。頭を激しく振っても映像がピタッと追従する3DoF性能は文句なしです。

オーディオ性能: ★★★★☆

Bose監修かつ最新の「空間サウンド 4.0」を搭載。低音の迫力は素晴らしいですが、オープンイヤー型のため大音量時の音漏れには配慮が必要です。

機能と利便性: ★★★★☆

「XREAL Neo」と組み合わせることでSwitchがドック不要で遊べる点が革命的。バッテリー非搭載のため、周辺機器への依存度はやや高めです。

コストパフォーマンス: ★★★★★

Proと同じチップを積み、3D機能や最新オーディオを先行して搭載。エントリーモデルの枠を超えた性能で、価格以上の価値があります。

総評: ★★★★★

外部デバイス不要、グラス単体で完結する空間体験

XREAL 1Sの最大のメリットは、これまで3DoF(画面固定)のために必須だった外部デバイス「XREAL Beam」が不要になったことです。スマホやPCにケーブルを一本挿すだけで、高性能な「X1チップ」が瞬時に起動し、安定した空間ディスプレイ環境が整います。毎回の充電や煩わしい配線から解放され、使いたい時にサッと取り出してすぐに作業や視聴に入れる「圧倒的な機動力」こそが、本機を選ぶ最大の理由です。

見やすい1200p画面と、遊びを拡張する3D機能

映像体験の面でも、Proよりも縦に広い1200p(16:10)の高解像度パネルが、その真価を発揮します。10m先に385インチ相当という映画館クラスの巨大スクリーンであっても、高密度な描写により映像の粗さが抑えられ、目の前に広がる世界がよりリアルで迫力あるものとして体感できます。さらに、あらゆる映像を立体化できる「3Dスペース」機能や、「XREAL Neo」と連携したNintendo Switchのドックなしプレイなど、ゲームや動画視聴を1台でマルチにこなせる機能性の高さは、カタログスペック以上の満足感を与えてくれます。

没入感特化の「Pro」と、コストバランスの「1S」

両者は「X1チップ」を共有する兄弟機ですが、性格が異なります。One Proは120Hzのリフレッシュレートと広い視野角(57度)を持ち、「没入感の極致」を目指したハイエンド機です。一方、1S視野角(52度)リフレッシュレート(90Hz)を抑える代わりに、縦に広い解像度や最新のオーディオ規格(空間サウンド 4.0)を採用し、「実用性とコストバランス」を重視しています。「3Dスペース」機能が先行して使えるのも1Sの大きなアドバンテージです。

周辺機器の追加購入と、視力矯正の必要性

導入にあたってのハードルは2点あります。1点目は視力矯正です。眼鏡の上からは装着できないため、視力が低い方は専用のインサートレンズを作る必要があります。2点目はバッテリー管理です。グラス単体では駆動しないため、スマホやゲーム機の電池を激しく消費します。快適に使うためには、給電機能を持つ「XREAL Neo」や「XREAL Hub」といった周辺機器の購入がほぼ必須となるため、本体価格だけでなくトータルコストで考える必要があります。

One Proよりも手軽に、外部デバイスなしで楽しみたい人へ

XREAL 1Sは、One Proほどの究極スペックは求めず、「もっと手軽にARグラスを使いたい」という人に最適です。最大の強みは、外部デバイスを別途用意しなくても、ケーブル1本つなぐだけで動画やゲームを空間固定の大画面で楽しめる点にあります。複雑な設定なしで、サッと取り出してすぐにエンタメに没頭したいなら、Proよりも扱いやすい1Sが間違いのない選択肢となります。

また、「移動中にSwitchを大画面で遊びたい」、「仕事でサブモニターが欲しい」というユーザーに最適です。煩わしい外部デバイスから解放され、ケーブル一本で「自分だけの映画館」や「理想のワークスペース」を即座に構築できる体験は、一度味わうと戻れません。特に、これまでARグラスの導入を迷っていたエントリー層や、実用性と価格のバランスを重視するビジネスマンにとって、1Sは現時点で最も完成度の高い選択肢です。

XREAL 1Sの価格・購入先

XREAL 1Sの外観 正面

※価格は2026/01/22に調査したものです。価格は変動します。

XRAL SHOP

67,980円(税込)で販売されています。

XRAL SHOPで「XREAL 1S」をチェックする

ECサイト(Amazon、楽天、ヤフーなど)

※Amazonではまだ販売されていません。おそらく1月30日以降に販売されると予想されます。

  • 楽天市場で67,980円(送料無料)、
  • AliExpressで77,959円、

で販売されています。

Amazonで「XREAL 1S」をチェックする

楽天市場で「XREAL 1S」をチェックする

ヤフーショッピングで「XREAL 1S」をチェックする

AliExpressで「XREAL 1S」をチェックする

米国 Amazon.comで「XREAL 1S」をチェックする

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XREAL 1Sのキャンペーン・セール情報

「XREAL 1S」には予約特典やセット割引が用意されています。

1. XREAL 1S 公式予約特典

  • 現在、公式サイトでの予約購入に対して以下の特典が提供されています。
  • 内容: 「XREAL Hub」(充電しながら使用可能にするアクセサリ)が無料で付属
  • 発送時期: 2026年1月下旬より順次発送予定
  • 価格: 67,980円(税込)

2. セット購入割引

公式サイトにて、他のデバイスとのセット購入による割引が設定されています。

  • XREAL 1S + XREAL Neo セット:
  • 通常合計価格 82,560円 → セット価格 76,560円(6,000円割引)

詳細はこちら→ XREAL 1S & XREAL Neo セット – XREAL JP Shop

3. XREAL ウィンターセール(2026年2月2日まで)

現在開催中の「ウィンターセール」では、XREAL 1S自体は値引き対象外ですが、周辺機器や旧モデルが安くなっており、組み合わせて揃えるには良いタイミングです。

期間: 2026年1月22日(木) 〜 2026年2月2日(月) 23:59

  • 主な対象製品:
  • XREAL One: 62,980円 → 55,980円
  • XREAL Air 2 Pro: 53,980円 → 40,480円
  • 「XREAL Beam Pro 5G」版: 43,180円 → 34,540円

詳細はこちら→ XREAL ウィンターセール 開催! | XREAL株式会社のプレスリリース

4. その他の関連イベント

ダンスダイエットフェス 2026 winter: 2026年1月31日に開催される本イベントにXREALが協賛しており、コンテストの賞品として「XREAL 1S」が贈呈される予定です。

おすすめのライバル機種と価格を比較

XREAL 1S」に似た性能をもつARグラスも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

XREAL One Pro

XREALから発売されたARグラスです。装着することで10m先で最大428インチ相当の大画面を楽しめます(2025年7月24日に発売)。

ソニー製0.55インチ マイクロOLED(解像度400万ピクセル、1080p)、X1チップ、新光学エンジン「X Prism」、Boseが監修したチューニングを施した音響システム(オープンイヤー型指向性スピーカー)を搭載しています。

また、視野角(FOV)57°、追従モード(0DoF)と空間固定モード(3DoF)、ネイティブ3DoFトラッキング(6DoFは別売りのXREAL Eyeが必要)、ワイドスクリーンモード(21:9 / 32:9)、グラス単体でのOSD(オンスクリーンディスプレイ)設定機能 に対応。

物理的な2サイズ展開のIPD調整、調整可能な3段階のレンズ調光、最大リフレッシュレート120 Hz、最大700nitの輝度と高精度な色再現(ΔE < 3)にも対応しています。

✅価格は、Amazonで84,980円(Mサイズ、Lサイズ・税込)、楽天市場で84,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで84,980円、です。

👉関連記事:XREAL One Pro 徹底レビュー!One比較で判明した長所と欠点とは?

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XREAL Air 2 Pro

XREALから発売されたARグラスです(2023年11月17日 発売)。装着すると、約6メートル先に201インチの巨大スクリーンがあるように見えます。

0.55インチで解像度3840 x 1080 ピクセルのSONYセミコンダクタソリューション社製Micro-OLEDディスプレイ、2つの開放型スピーカー、ノイズキャンセル対応のデュアルマイクを搭載しています。

また、3段階の調光機能、リフレッシュレート 最大120 Hz、第2世代音響システムによる豊かで没入感のある音響体験、USB-Cポート接続、3DoFトラッキング、視野角 46度、最大輝度500nits、新型ゼロプレッシャーノーズパッド、「XREAL Beam」(別売・有線接続)、度付きレンズ(別売)の装着、厚さ19mm(約10%薄型化)、重さ75gの薄型軽量デザイン、アプリ「Nebula」に対応しています。

✅価格は、Amazonで40,480円、楽天市場で27,800円(送料無料・中古)、ヤフーショッピングで28,160円(中古)、です。

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VITURE Luma

VITUREから発売されたAR/XRグラスです(2025年11月18日に発売)。装着することで146インチ相当の迫力ある映像を楽しめます。

ヴィチュアー独自の光学技術による解像度1200pのディスプレイを搭載。視野角50°、最大輝度1000ニト、リフレッシュレート120Hzに対応し、より鮮明で滑らかな映像体験を提供します。

また、ワンタップで作動する電子調光フィルム、リアルタイム2D-3D変換機能、SpaceWalkerによるマルチスクリーン表示に対応。USB-Cダイレクト接続により、iPhone 15/16シリーズやPC、ゲーム機などとケーブル1本でシームレスに接続可能です。

✅価格は、Amazonで64,880円(税込・クーポン適用)、楽天市場で64,880円(送料無料)、ヤフーショッピングで64,880円、です。

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VITURE Pro

VITUREから発売されたAR/XRグラスの最新モデルです(2024年5月21日より予約販売開始)。装着することで、135インチ相当のさらに迫力ある映像を楽しめます。

解像度1920 x 1080 ドット(片目あたり)のSony製マイクロOLEDパネル(有機ELディスプレイ)を搭載し、最大輝度4,000nits、コントラスト比100,000:1と大幅に性能が向上しています。また、最大120Hzのリフレッシュレートに対応し、より滑らかな映像体験を提供。HARMAN AudioEFX 立体音響システム採用の小型スピーカーとマイクを搭載しています。

さらに、HARMAN AudioEFXによる空間オーディオ搭載のステレオスピーカーを搭載(マイクはネックバンド経由で使用可能)。

度数調整ダイヤル(最大-5.00Dまで補正可能)、高速応答性の電子調光フィルム(変色速度0.1秒)、3D動画の視聴(サイド・バイ・サイド形式の3D動画再生に対応)、3DoF(スクリーン固定)、そして「VITURE One ネックバンド」(別売)や「VITURE One モバイルドック」(別売)にも引き続き対応しています。

✅価格は、Amazonで31,999円、楽天市場で35,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで33,980円(中古)、です。

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他にもARグラスが販売されています。2025年モデル、2024年モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。

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この記事を書いた人:秋葉原ぶらり

ガジェットブロガー / 動画クリエイター。2014年からブログを開始。以来、Android端末やWindowsデバイス、ゲーム製品、Apple製品、PC周辺機器などのレビューを発信し続けている。目標は東京「秋葉原」をぶらぶらと探索する楽しさを、そのままネット上で体験できるようにすること。趣味は、写真、プログラミング、読書、小説やエッセイの文筆、デザイン制作など多岐にわたる。最新の更新情報はX:旧Twitter(URL:https://x.com/akiba_burari)やThread(URL:https://www.threads.com/@akibaburari)、でも発信中。
動画はYouTubeで(https://www.youtube.com/@秋葉原ぶらり)公開中

REDMI Note 15 5G 徹底レビュー!Proモデルとの違いと欠点

2026年1月15日、シャオミから「REDMI Note 15 5G」、「REDMI Note 15 Pro 5G」が発売されました。2025年3月に発売された「Redmi Note 14 Pro 5G」の後継モデルですが、今回はProモデルだけでなく、コストパフォーマンスにすぐれる標準モデル(無印)も追加されました。

今回のレビューではその「REDMI Note 15 5G」を取り上げ、上位モデル「REDMI Note 15 Pro 5G」と何が違うのか、欠点は何か、その実力と使い勝手を徹底比較検証しました。

REDMI Note 15 5G 実機を手で持つ。前面 外観が見える。

先に結論からお伝えしましょう

REDMI Note 15 5G の長所(Pros):

  • 120Hz有機ELエッジディスプレイによる没入感と鮮やかな映像美
  • 重量約178g、厚さ7.35mmの圧倒的な軽さと持ちやすさ
  • 1億800万画素カメラによる高精細な撮影と3倍ズーム
  • IP66防水とウェットタッチ2.0による実用的な耐久性
  • 最大1TBのmicroSDカード対応(Proモデルは非対応)
  • 4年間のOSアップデート保証と6年間のセキュリティ更新

REDMI Note 15 5G の短所(Cons):

  • おサイフケータイ(FeliCa)とeSIMに非対応(Proモデルは対応)
  • ドコモの5G専用バンド「n79」非対応
  • ワイヤレス充電および完全防水(IP68)には非対応
  • 充電器(ACアダプター)が別売り
  • 湾曲した3D曲面ディスプレイ(エッジディスプレイ)で誤操作が発生しやすい

総合評価:

REDMI Note 15 5Gは、「動画やSNSを最高の性能で、かつ身軽に楽しみたい」というユーザーに最適な一台です。驚くほど薄くて軽いボディに映画館のように鮮やかな大画面、光学手ブレ補正の1億800万画素カメラ、そして不意の落下の衝撃にも耐える高い耐久性など、日常を支える魅力が凝縮されています。

上位モデル(REDMI Note 15 Pro 5G)と違い、おサイフケータイ(FeliCa)やeSIMには対応していませんが、その分「microSDカードが使える」という独自の利便性も備えています。最大6年間の長期アップデート保証もあり、1台を長く、賢く使い倒したい方に自信を持っておすすめできる高コスパモデルです。

この記事でわかること

  1. デザインと耐久性: 軽量178gボディ、薄型7.35mm、エッジデザイン、マットな質感、IP66防水防塵、耐衝撃、ウェットタッチ2.0、ケース、付属品
  2. ディスプレイ: 6.77インチ有機EL (AMOLED)、120Hzリフレッシュレート、ピーク輝度3200nits、エッジディスプレイ、3840Hz PWM調光
  3. ベンチマーク: Antutuスコア、Snapdragon 6 Gen 3、Proモデル(Dimensity 7400-Ultra)とのCPU性能比較
  4. ゲームなどの動作感: 原神(低設定)、PUBGモバイル(60FPS)、メモリ、ストレージ、LINE、マルチタスク、microSDカード、発熱と冷却性能
  5. カメラ性能: 1億800万画素メインカメラ、3倍光学レベルズーム、超広角800万画素、AI消しゴム、AI反射除去、4K動画撮影
  6. バッテリー: 5520mAhシリコンカーボンバッテリー、PCMark実測20時間超え、45W急速充電、リバース充電、5年間の長寿命
  7. オーディオ性能: ステレオデュアルスピーカー、音質、Dolby Atmos、最大300%の音量アップ、ハイレゾワイヤレス、イヤホンジャック非搭載
  8. AI機能: Google Gemini連携、Gemini Live、かこって検索、画像生成、オーバーレイ機能
  9. 通信性能: 5G通信、au・楽天・ソフトバンク回線対応、ドコモn79非対応、物理SIM×2、GPS精度
  10. OSと機能: Xiaomi HyperOS 2、アップデート保証(OS4年/セキュリティ6年)、赤外線ブラスター、おサイフケータイ非対応、生体認証
  11. 比較REDMI Note 15 Pro 5GRedmi Note 14 Pro 5GREDMI 15 5G、POCO M8 5G、Xiaomi 15T
  12. スペック: 仕様詳細、対応バンド、Proモデルとの違い
  13. 評価: 5段階評価、総評、最適なユーザー、メリット・デメリット
  14. 価格: 購入先、シャオミ公式、Amazon、楽天市場、最安値、安く買う方法、キャンペーン

この記事を最後まで読むことで、「REDMI Note 15 5G」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:REDMI Note 15 5G | Xiaomi 日本 | すべての仕様と機能

REDMI Note 15 Pro 5G | Xiaomi 日本 | すべての仕様と機能

デザインと耐久性:REDMI Note 15 5Gの薄型軽量ボディと実用的なタフネス性能

REDMI Note 15 5G 実機 グレイシャーブルーの背面 外観

ここでは、REDMI Note 15 5Gの外観デザイン、持ちやすさ、そして日常での安心感を支える耐久性について、上位モデルであるPro版との比較を交えながら詳しく解説していきます。

手に吸い付くような曲線美とマットな質感

実際に手に取ってまず感じたのは、その洗練された手触りの良さです。今回試用した「グレイシャーブルー」は、背面がサラサラとしたマットな仕上げになっており、指紋が目立ちにくいのが非常に好印象でした。形状は前面・背面ともにエッジがカーブしたデザインを採用しており、手のひらに自然にフィットします。

背面のカメラユニットは非常に存在感があります。パッと見は4つのレンズがあるように見えますが、実際にはデュアルカメラ(1億800万画素メイン+800万画素超広角)で、残りの一つはフラッシュ、もう一つはダミーデザインという構成です。このシンメトリーな配置は視覚的な安定感があり、価格以上の高級感を醸し出していると感じました。

Proモデルとの決定的な違いは「軽さ」と「形状」

REDMI Note 15 5G 実機 側面の様子。厚さ、薄さがわかる。

本機と上位モデル「REDMI Note 15 Pro 5G」を比較する際、最も大きな違いを感じるのはその「重さ」と「形状」です。Proモデルがフラットなデザインで重量約210gとずっしりした高級感があるのに対し、REDMI Note 15 5G約178gと非常に軽量です。約30gの差は大きく、長時間片手で操作していても手首への負担が全く違います。

サイズに関しても、本機は厚さ7.35mm(ブラック/ブルー)と極薄設計です。Proモデルは厚さ7.96mmなので、持ち比べるとREDMI Note 15 5Gの方が圧倒的にスリムで軽快な印象を受けました。

サイズ・重量の違い

  • REDMI Note 15 5G:164 × 75.42 × 7.35mm(紫のみ7.40mm)、約178g
  • REDMI Note 15 Pro 5G:163.61 × 78.09 × 7.96mm、約210g

カラーバリエーションにも違いがあり、Proには「チタングレー」がありますが、本機には独自の「ミストパープル」が用意されています。軽快に持ち歩きたいなら、間違いなくこちらがおすすめです。

カラーの違い

  • REDMI Note 15 5G:ブラック、グレイシャーブルー、ミストパープル
  • REDMI Note 15 Pro 5G:ブラック、グレイシャーブルー、チタングレー

ユーザー待望のmicroSD対応とインターフェース配置

REDMI Note 15 5Gの上部。インターフェース。

側面のボタンやポート類の配置は非常にオーソドックスで使いやすい構成です。向かって右側面に音量ボタン電源ボタンがあり、親指が自然に届く位置にあります。本体上部にはサブマイク赤外線ブラスター、そしてスピーカー穴があります。

本体下部には、左からスピーカーUSB Type-Cポートマイク、そしてSIMトレイが並んでいます。ここで注目すべきはSIMトレイの仕様です。ProモデルはmicroSDカード非対応ですが、REDMI Note 15 5Gは排他利用でmicroSDカード(最大1TB)に対応しています。写真や動画を大量に保存したい私のようなユーザーにとって、物理カードでストレージを拡張できるのは非常に大きなメリットだと感じました。

REDMI Note 15 5Gの底面。インターフェース

日常のトラブルを防ぐタフネス性能と独自機能

耐久性に関しては、安価なモデルだからといって妥協はありません。高強度のマザーボードと強化ミッドフレームを採用した堅牢な内部構造に加え、前面には高耐久ガラスを搭載。大理石への高さ1.7mからの落下(画面を下にした状態)にも耐えうる強靭さを誇り、SGSの耐衝撃・耐落下認証も受けています。さらに、USBポートやボタンの耐久テストなど、50項目以上の厳格な品質テストをクリアしており、長く使う上での安心感があります。

REDMI Note 15 5G 実機が水で濡れている。防水性能

防水防塵性能IP66に対応しています。ProモデルのIP68(完全防水)には劣りますが、強い雨や水しぶき程度なら全く問題ないレベルです。

実際に便利だと感じたのが「ウェットタッチテクノロジー2.0」です。雨の日に濡れた手や油分が付いた手で画面を操作しても、誤反応することなくスムーズに操作できました。また、スピーカーに水や埃が詰まった際に、高周波振動で排出する「ワンタッチ排水・除塵機能も搭載されており、メンテナンス性も考慮されています。

すぐに使い始められる付属品とケース

パッケージには、本体のほかにソフトケースと、画面保護シート(貼付済み)が同梱されています。最近は付属品が削減される傾向にありますが、購入してすぐに傷から守れる状態で使い始められるのは嬉しいポイントです。ただし、充電器(ACアダプター)は同梱されていないため、45W急速充電の恩恵を受けるには別途PD対応の充電器を用意する必要があります。

REDMI Note 15 5G 実機に付属のソフトケースを装着している

まとめ:デザインと耐久性

  • 第一印象:背面はマットな質感で指紋が目立ちにくく、カーブ形状が手に馴染む
  • 携帯性:重量約178g、厚さ7.35mmと非常に軽量薄型で、Proモデルより約30g軽い
  • 形状の違い:Proモデルはフラットデザインだが、本機は持ちやすさ重視のエッジデザインを採用
  • 拡張性:ProモデルにはないmicroSDカードスロット(SIMスロット排他)を搭載している
  • 接続ポート:下部中央にUSB Type-C、その横にスピーカーがあり、上部スピーカーと合わせてステレオ出力に対応
  • 防水性能:IP66準拠で、雨天時の操作を助けるウェットタッチテクノロジー2.0に対応
  • 独自機能:スピーカーの水滴や埃を除去するクリーニング機能を搭載
  • 付属品:ソフトケースと保護フィルムは付属するが、充電アダプターは別売り

ディスプレイ:REDMI Note 15 5Gの鮮やかな有機ELとProモデルとの違い

REDMI Note 15 5Gのディスプレイ。美しい雪景色を見事に再現している。

REDMI Note 15 5Gは、6.77インチの大型有機ELディスプレイを搭載し、ミドルレンジとは思えない鮮やかな映像体験を提供します。ここでは、その表示品質や操作性、そして上位モデルであるPro版との決定的な違いについて掘り下げていきます。

没入感を高めるエッジデザインと発色の良さ

電源を入れて最初に目を奪われたのは、その発色の良さとデザインの美しさです。本機は有機EL(AMOLED)パネルを採用しており、黒色が白っぽくならずしっかりと沈み込むため、コントラストが非常に高いのが特徴です。12ビットの色深度DCI-P3広色域に対応しているおかげで、色彩が豊かで、風景写真を表示した際の空の青さや植物の緑がとても自然かつ鮮やかに再現されました。

また、このディスプレイは左右が湾曲したエッジデザインを採用しています。手に持った時に画面が浮き出ているような感覚があり、ベゼルの存在感が薄まるため、動画視聴時の没入感は格別でした。フラットな画面が多い昨今、このプレミアムな見た目は所有欲を満たしてくれます。

解像度と形状におけるProモデルとの違い

REDMI Note 15 5Gのディスプレイに映画のワンシーンが高解像度で映っている。

ここで、上位モデル「REDMI Note 15 Pro 5G」との比較について触れておきましょう。最も大きな違いは「画面形状」と「解像度」です。

Proモデルが6.83インチの1.5K解像度(2772×1280)を採用したフラットディスプレイであるのに対し、本機は6.77インチのフルHD+(2392×1080)のエッジディスプレイです。数値上はProの方が高精細ですが、実際に並べてウェブサイトの文字や電子書籍を読んでみても、本機のフルHD+画質で粗さを感じることは全くありませんでした。むしろ、持ちやすさに貢献するスリムなエッジ形状は、Proにはない本機ならではのメリットと言えます。

ディスプレイの違い

  • REDMI Note 15 5G:6.77インチ有機EL(FHD+)、ピーク輝度3200nits、3D曲面ディスプレイ
  • REDMI Note 15 Pro 5G:6.83インチ有機EL(1.5K)、ピーク輝度3200nits、フラットディスプレイ(Victus 2採用)

直射日光下でも視認性を保つ圧倒的な輝度

REDMI Note 15 5Gのディスプレイを屋外で使用。明るく見やすい。

屋外での使用感も非常に良好です。本機のピーク輝度は3200nitsに達し、これはフラッグシップモデルに匹敵する明るさです。実際に晴天の公園で地図アプリを開いてみましたが、手で影を作らなくても画面の内容がくっきりと見え、直射日光に負けない視認性の高さを実感しました。自動輝度調整もスムーズで、屋内から屋外へ移動した際も素早く適切な明るさに切り替わってくれます。

滑らかな操作感と目に優しい調光技術

操作性に関しては、最大120Hzのリフレッシュレートに対応しており、ブラウジング中のスクロールやSNSのフィード送りが非常に滑らかです。指に吸い付くように画面が動くため、残像感はほとんど感じません。タッチサンプリングレートは240Hzで、パズルゲームなどをプレイしてもタッチ抜けや遅延を感じることなく快適に操作できました。

さらに、長時間スマホを使う私にとって嬉しかったのが「3840Hz PWM調光」です。これは画面のちらつき(フリッカー)を抑える技術で、特に夜間、部屋を暗くして動画を見るようなシーンでも目が疲れにくいと感じました。TÜV Rheinlandの低ブルーライト認証なども取得しており、目の健康への配慮も十分です。

ディスプレイの仕様詳細

  • タイプ:6.77インチ 有機EL(AMOLED)ディスプレイ
  • 解像度:2392×1080(FHD+)
  • リフレッシュレート:最大120Hz
  • タッチサンプリングレート:240Hz
  • ピーク輝度:3200nits
  • 色深度:12ビット
  • コントラスト比:8,000,000:1
  • 調光技術:3840Hz PWM調光
  • ガラス素材:高耐久ディスプレイガラス(具体的な製品名は非公表、ProはVictus 2)

まとめ:ディスプレイ

  • 第一印象:有機EL特有の深い黒と鮮やかな発色により、価格以上の高級感がある
  • 比較検証:Proモデル(1.5Kフラット)に対し、本機はFHD+のエッジディスプレイを採用しており、サイズ差は僅か
  • 視認性:ピーク輝度3200nitsにより、真夏の直射日光下でも画面がはっきりと見える
  • 操作性:120Hzのリフレッシュレートでスクロールは滑らか、タッチ感度も日常使いや軽いゲームには十分
  • アイケア:3840Hz PWM調光機能のおかげで、暗所での使用時も目の疲労感が少ない

ベンチマーク:REDMI Note 15 5G搭載Snapdragon 6 Gen 3の実力を検証

REDMI Note 15 5GのCPU

REDMI Note 15 5Gは、プロセッサーにQualcomm製の「Snapdragon 6 Gen 3」を採用しています。これは4nmプロセスで製造されたオクタコアCPUで、最大2.4GHzのクロック周波数で動作します。GPUには「Adreno」を搭載しており、日常的なアプリの操作から動画視聴、軽量なゲームプレイまでをスムーズにこなせる、ミドルレンジ帯の堅実なスペックを持っています。省電力性能にも優れているため、バッテリー持ちとのバランスが良いのも特徴です。

Antutuベンチマークは以下のようになっています。

REDMI Note 15 5GのAntutuベンチマーク。グラフ。

[Antutu V11 バージョン]

例1: Antutu V11.0.8 総合で「850022」、CPUで「301022」、GPUで「128175」、MEMで「179719」、UXで「241106」

例2: Antutu V11.0.8 総合で「853974」、CPUで「306463」、GPUで「128465」、MEMで「176181」、UXで「242865」

総合スコアは約85万点、CPU性能は約30万点、GPU性能は約12万8千点になります。

なお、Antutu V10 バージョンに換算すると、総合スコアは約55万点になります。

REDMI Note 15 Pro 5Gのベンチマーク結果

上位モデルであるREDMI Note 15 Pro 5Gは、MediaTek製の「Dimensity 7400-Ultra」を搭載しています。こちらも4nmプロセスを採用したオクタコアCPUですが、最大クロック数が2.6GHzと無印モデルよりも高く設定されており、処理能力が強化されています。GPUには「Mali-G615」を採用しており、Xiaomi独自の最適化が施された「Ultra」の名を冠するチップセットにより、画像処理やマルチタスク性能が向上しています。

Antutuベンチマーク結果は以下のようになっています。

[Antutu V11 バージョン]

例: Antutu V11.0.5 総合で「937691」、CPUで「336431」、GPUで「148043」、MEMで「173076」、UXで「280141」

Antutu V10 バージョンに換算すると、総合スコアは約61万点になります。

CPU性能を比較

REDMI Note 15 5Gが搭載するQualcomm Snapdragon 6 Gen 3 プロセッサと、他のCPUを比較してみました。

REDMI Note 15 5Gのグラフ。Antutu 比較 Snapdragon 6 Gen 3

CPU ランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. Snapdragon 7s Gen 4 (POCO M8 Pro)・・・Antutu:87万
  2. Dimensity 7200-Ultra (Redmi Note 13 Pro+ 5G)・・・Antutu:72万
  3. Dimensity 7300-Ultra (Redmi Note 14 Pro 5G)・・・Antutu:67万
  4. Mediatek Dimensity 7400 Ultra (Redmi Note 15 Pro 5G)・・・Antutu:61万
  5. Snapdragon 7s Gen 2 (Redmi Note 13 Pro 5G)・・・Antutu:56万
  6. Snapdragon 6 Gen 3 (REDMI Note 15 5G)・・・Antutu:55万
  7. MediaTek Dimensity 7025 (POCO M7 Pro 5G)・・・Antutu:48万
  8. Snapdragon 6s Gen 3 (REDMI 15 5G)・・・Antutu:46万
  9. MediaTek Helio G99-Ultra (POCO M6 Pro)・・・Antutu:42万
  10. Snapdragon 4 Gen 2 (Redmi 12 5G)・・・Antutu:41万

Redmi Note 15 Pro 5Gとの比較からわかること

ベンチマークスコア(V10換算)で比較すると、REDMI Note 15 5G(約55万点)とProモデル(約61万点)の間には約6万点のスコア差があります。Proモデルの方がCPUのクロック数が高く、全体的な処理能力の数値において上回っていることが分かります。無印モデルも55万点前後を記録しており、ミドルレンジ帯のスマートフォンとして標準的なスコア水準にあると言えます。

他のCPUとの比較からわかること

ランキングを見ると、さらに上位のパフォーマンスを求めるなら、Antutuスコア87万点を記録する「POCO M8 Pro」のようなゲーミング性能に振ったモデルが選択肢に入ります。一方で、下位モデルにあたる「REDMI 15 5G」(Snapdragon 6s Gen 3)と比較すると、本機は約9万点ほど高いスコアを出しており、明確な性能差があります。エントリークラスのスマホを使っていた人がREDMI Note 15 5Gに乗り換えると、動作の快適さに感動するはずです。REDMI Note 15 5Gは、性能と価格のバランスが取れた「ど真ん中のミドルレンジ」という位置づけと言えます。

ゲームなどの動作感:REDMI Note 15 5Gの快適性とProにはない拡張性

REDMI Note 15 5G 実機で原神をプレイしている。

ここでは、REDMI Note 15 5Gのメモリやストレージ仕様、実際のゲームプレイ時のフレームレート、そして日常アプリの挙動や発熱について、上位モデル「Pro」との比較を交えながら詳しく検証していきます。

頼れる大容量ストレージとProに対する最大の優位点

まずは基礎となるスペックを確認します。メモリ(RAM)とストレージの構成は、上位モデルのREDMI Note 15 Pro 5Gと共通しており、8GBのLPDDR4Xメモリを搭載し、ストレージは256GBまたは512GB(UFS 2.2)の2モデル展開となっています。Xiaomi HyperOS 2の機能により、ストレージの一部を仮想メモリとして割り当てることも可能なため、複数のアプリを行き来する際も安定した動作が期待できます。

REDMI Note 15 5GのmicroSDカードスロット

ここで注目すべきは、外部ストレージへの対応です。上位モデルのREDMI Note 15 Pro 5GはmicroSDカードに対応していませんが、この無印モデルは最大1TBのmicroSDカードに対応しています。写真や動画を撮りためたり、ゲームデータを退避させたりと、物理的に容量を増やせる点は、Proモデルにはない本機だけの大きなメリットと言えます。

ゲーム性能検証:設定次第で人気タイトルも快適に動作

実際に人気ゲームタイトルをプレイし、その挙動を確認してみました。まずは重量級アクションRPGの「原神」です。グラフィック設定を「低」に設定した場合、広大なフィールド探索時は45〜60 FPSを維持し、スムーズに移動できました。街中やエフェクトが重なる戦闘シーンでは30〜45 FPS程度まで低下することがありましたが、プレイに大きな支障はありません。設定を「中」以上に上げると発熱に伴い30 FPSを下回る場面が増えるため、快適さを優先するなら低設定での運用が基本となります。

REDMI Note 15 5G 実機でPUBGモバイルをプレイ

続いて、バトルロイヤルゲームの「PUBGモバイル」を検証しました。クオリティを「スムーズ」、フレーム設定を「極限」に指定することで、60 FPSでの安定した動作が可能でした。索敵時のカメラ旋回や、車両での高速移動中も描画が追いつかないといったストレスはほとんど感じられません。画質を「HDR」まで引き上げた場合は40 FPS前後での動作となり、遠くの敵の視認性と滑らかさのバランスを取ることができます。激しい銃撃戦やスモークが焚かれた状況でも大幅なドロップは少なく、ミドルレンジながら十分に「ドン勝」を狙える性能を持っています。

日常アプリとマルチタスクの挙動

Snapdragon 6 Gen 3を搭載しているおかげで、WebブラウジングやSNSのチェックといった日常動作は非常に軽快です。LINEでメッセージを送りながらブラウザで調べ物をするといったマルチタスク操作も試してみましたが、アプリの切り替えでもたつくことはなく、レスポンスは「非常にサクサク」と感じました。8GBのメモリが効いており、一般的な用途でストレスを感じることはまずないでしょう。

発熱の検証:長時間プレイでも安心の熱管理

実際に「原神」と「PUBGモバイル」を長時間プレイして、発熱の状況を検証しました。結論から言うと、ハイエンドモデルのような巨大な冷却システム(ベイパーチャンバーなど)は搭載されていないものの、4nmプロセスの「Snapdragon 6 Gen 3」が持つ高い電力効率により、発熱は驚くほど抑えられています

具体的には、「原神」を30分ほどプレイした後でも、背面カメラ付近がほんのりと温かくなる程度でした。持っていられないような熱さは全くなく、プレイに集中できます。また、AnTuTuベンチマーク実行前後の温度上昇もわずか5度程度に留まっており、バッテリー消費も5%と安定的でした。

PUBGモバイル」のようなバトルロイヤルゲームでも同様で、長時間マッチを繰り返しても極端な発熱による性能低下(サーマルスロットリング)は感じられませんでした。特別な冷却機構をアピールしているわけではありませんが、チップセット自体の省電力性能が優秀であるため、発熱対策としては十分な実力を持っていると言えます。

まとめ:ゲームなどの動作感

  • メモリとストレージ:8GB RAMと最大512GBのストレージを搭載し、Proにはない最大1TBのmicroSDカード対応が大きな魅力
  • 原神の動作:「低」設定で45~60 FPSを維持し、探索やストーリー進行は快適
  • PUBGモバイルの動作:「スムーズ・極限」設定で60 FPSが安定し、車両移動や索敵もストレスなく行える
  • アプリのレスポンス:Snapdragon 6 Gen 3により、Web閲覧やSNS、マルチタスクも非常にサクサク動作する
  • 発熱と冷却:4nmプロセスの恩恵で発熱は穏やかであり、長時間使用でもほんのり温かくなる程度で安定している

カメラ性能:REDMI Note 15 5Gの1億800万画素とAI機能の実用性

REDMI Note 15 5G 実機 背面にあるカメラ

ここでは、REDMI Note 15 5Gが搭載するカメラのスペックや機能、そして上位モデルであるPro版との違いについて、実際に撮影した感触を交えて書いていきます。

1億800万画素の実力とProモデルとの決定的な差

背面のカメラユニットは、1億800万画素のメインカメラ(1/1.67インチセンサー、f/1.7)と、800万画素の超広角カメラ(f/2.2)のデュアル構成になっています。実際に撮影してみると、メインカメラの解像感は圧倒的で、街中の看板や建物のディテールまでくっきりと描写してくれました。また、800万画素の超広角カメラがあるおかげで、狭い室内や広大な風景も一枚に収めることができ、撮影の幅が広がります。

REDMI Note 15 5Gで撮影した写真。夜の街。

ここで比較しておきたいのが、上位モデル「REDMI Note 15 Pro 5G」との違いです。Proモデルはメインカメラが「2億画素」かつセンサーサイズも「1/1.4インチ」と大型化されており、より多くの光を取り込めます。暗所でのノイズ耐性や、極端に拡大した際の精細さではProモデルに軍配が上がりますが、日常の記録用としてなら本機の1億画素でも十分すぎる性能だと感じました。なお、インカメラに関しては両モデルともに2000万画素(f/2.2)で共通しており、セルフィーの画質に差はありません。

カメラ構成の違い

  • REDMI Note 15 5G:リア:108MP(メイン/OIS)+ 8MP(超広角) / フロント:20MP
  • REDMI Note 15 Pro 5G:リア:200MP(メイン/OIS)+ 8MP(超広角) / フロント:20MP

ズームしても崩れない3倍撮影と手ブレ補正の恩恵

REDMI Note 15 5Gで撮影した写真。夕暮れ時の街灯。

(画像上:夕暮れ時に撮影した街の外灯。離れたところからでも3倍光学ズームを使って大きく撮影できる。画質も劣化しない。)

個人的に便利だと感じたのが、センサー内クロップ技術を活用した「3倍光学レベルズーム」です。望遠レンズは搭載していませんが、1億画素の高解像度を活かして、画質劣化を抑えたままズーム撮影が可能です。UI上でも「0.6倍、1倍、3倍」と切り替えやすく、24mmから72mm相当まで4つの焦点距離をカバーできます。ポートレートや少し遠くの被写体を撮る際に、この3倍ズームが非常に役立ちました。

また、光学式手ブレ補正(OIS)を搭載している点も見逃せません。夕暮れ時や室内などの光量が少ないシーンでも手ブレを強力に抑えてくれるため、失敗写真が減り、クリアな写真を撮ることができました。動きのある被写体を鮮明に捉える「ダイナミックショット」機能も搭載されており、ペットや子供のふとした瞬間を逃さず記録できるのも魅力です。

クリエイティビティを刺激するAI画像編集ツール

撮影後の楽しみを広げてくれるのが、充実したAI画像編集ツールです。実際に試してみて特に感動したのは、その補正精度の高さと手軽さです。例えば、観光地で記念撮影をした際にどうしても通行人が写り込んでしまうことがありますが、「AI消しゴム」を使えば、AIが不要な被写体を検知して自然に削除してくれます。消した部分の背景も違和感なく補完されるため、SNSへ投稿する前の修正作業がスマホだけで完結し、非常に重宝しました。

REDMI Note 15 5Gで撮影した室内のライト。暗いシーンでもブレずに撮影できている。

(画像上:カフェの室内で撮影したライト。暗いシーンでもブレずに、しかも反射を除去して撮影できている。)

また、カフェの窓越しに風景を撮ったり、博物館でショーケース内の展示物を撮影したりする際には「AI反射除去」が威力を発揮します。これまではガラスへの映り込みで台無しになっていた写真も、この機能のおかげで反射が低減され、被写体をクリアに捉えることができるようになりました。さらにポートレート撮影では「AIビューティ」が役立ちます。ワンタップで肌質やトーンを最適化してくれるのですが、過度な加工感はなく、あくまで自然に美しく見せてくれるバランスの良さが好印象でした。

手ブレ補正の効きと動画撮影の注意点

REDMI Note 15 5Gで動画を撮影している様子。

動画撮影に関しては、アウトカメラで最大4K(30fps)、1080p(30fps)の撮影に対応しています。4Kの高精細な映像は魅力的ですが、歩き撮りなどの激しい動きでは手ブレが気になる場面もありました。安定性を重視するなら、手ブレ補正がより効きやすい1080pでの撮影をおすすめします。インカメラも1080p(30fps)に対応しており、Vlog撮影やビデオ通話には十分な画質を確保しています。

REDMI Note 15 5G カメラ仕様詳細

  • リアカメラ(メイン):1億800万画素、1/1.67インチセンサー、f/1.7、6Pレンズ
  • リアカメラ(超広角):800万画素、f/2.2
  • フロントカメラ:2000万画素、1/4インチセンサー、f/2.2、4Pレンズ
  • 動画撮影:(リア)4K(30fps)、1080p(30fps)、720p(30fps)、(フロント)動画撮影:1080p(30fps)、720p(30fps)

まとめ:カメラ性能

  • アウトカメラ構成:1億800万画素のメインと800万画素の超広角のデュアル構成
  • Proモデルとの違い:Proは2億画素の大型センサーを搭載しており、解像度と暗所性能で上回る
  • ズーム性能:1億画素を活かしたセンサー内クロップにより、劣化の少ない3倍ズームが可能
  • 手ブレ補正:光学式手ブレ補正(OIS)を搭載し、暗所や動画でのブレを抑制
  • AI編集機能:不要なものを消す「AI消しゴム」や、ガラスの反射を消す「AI反射除去」が実用的
  • 動画撮影:リアは最大4K/30fpsまで対応するが、フロントは1080p/30fpsまでとなる

バッテリー持ちと充電:REDMI Note 15 5Gのタフネス性能と45W充電の実力

REDMI Note 15 5G 実機でバッテリーを充電している。

REDMI Note 15 5Gは、薄型軽量ボディの中に驚くべきスタミナを秘めています。ここでは、バッテリーの実使用時間や充電速度、そして上位モデルであるPro版とのスペック差について、実際のテスト結果を交えて詳しくレビューしていきます。

驚異のスタミナを実現するシリコンカーボンバッテリー

本機には、新素材である「シリコンカーボンバッテリー」が採用されており、容量は5520mAhを誇ります。一般的なスマホが5000mAh程度であることを考えると、厚さ約7.4mm、重さ178gというスリムなボディにこれだけの容量を詰め込んだ技術力には驚かされます。

ここで上位モデル「REDMI Note 15 Pro 5G」と比較してみましょう。Proモデルはさらに大容量の6300mAhを搭載しており、バッテリー持ちの数値上ではProに軍配が上がります。しかし、REDMI Note 15 5Gも負けてはいません。公称値では「最大1.58日間の使用」「最大21時間のビデオ再生」が可能とされていますが、実際にバッテリーベンチマークソフト「PCMark Work 3.0」で計測されたデータを見ると、「20時間45分」という驚異的な数値を叩き出しています。これは丸一日使い倒してもお釣りがくるレベルです。

ヘビーに使っても一日余裕で持つ安心感

スペック上の数値だけでなく、実際に朝から晩まで持ち歩いてその実力を試してみました。通勤中の動画視聴、日中のSNSチェックやマップ検索、そして休憩時間のゲームプレイと、かなりハードに使ったつもりですが、帰宅時のバッテリー残量はまだ30%以上残っていました。

特に感心したのはゲームプレイ時の消費の少なさです。「原神」を画質設定「低」で30分ほどプレイしてみましたが、バッテリーの減りはわずか5%程度でした。発熱による電力ロスも少なく、チップセットの省電力性能とバッテリーのスタミナが見事に噛み合っている印象です。これならモバイルバッテリーを持ち歩く必要はほとんどないでしょう。また、独自のバッテリー保護技術により、1600回の充放電サイクルを経ても容量の80%を維持できる「5年間の長寿命」が保証されている点も、長く愛用したいユーザーには嬉しいポイントです(Proモデルは6年間保証)。

45W急速充電と便利なリバース充電機能

REDMI Note 15 5Gでワイヤレスイヤホンをリバース充電している。

充電速度に関しては、最大45Wのターボチャージ(急速充電)に対応しています。実際にバッテリー残量0%の状態から充電を試みたところ、30分で約54%まで回復し、満充電までは約1時間8分かかりました。朝の支度をしている間に半分以上充電できるため、うっかり充電を忘れて寝てしまった時でも安心です。ただし、充電器(ACアダプター)は同梱されていないため、この速度を出すには別途45W出力に対応した充電器を用意する必要があります。

その他、ユニークな機能としてリバース充電に対応しています。これはスマホ本体をモバイルバッテリー代わりにして、他の機器を充電できる機能です。出力は18W(Proモデルは22.5W)で、外出先でワイヤレスイヤホンの電池が切れた際などにケーブルで繋いでサッと充電できるのが非常に便利でした。なお、ワイヤレス充電(Qi)には対応していないため、その点は留意しておく必要があります。

まとめ:バッテリーと充電

  • バッテリー容量:薄型ボディに5520mAhの大容量シリコンカーボンバッテリーを搭載(Proは6300mAh)
  • ベンチマーク結果:PCMark Work 3.0のテストで「20時間45分」という長時間駆動を記録
  • 実使用の感覚:原神を30分プレイしても5%消費に留まり、ヘビーユースでも1日十分に持つ
  • 充電速度:45W急速充電により、30分で約54%、約68分で満充電が可能
  • 付属品:急速充電対応のアダプターは同梱されていないため別途購入が必要
  • 便利機能:最大18Wのリバース充電に対応し、イヤホンなどの予備電源として使える(Proは22.5W)
  • ワイヤレス充電:非対応である
  • 耐久性:1600回のサイクルテストをクリアし、5年間のバッテリー寿命を謳っている(Proは6年間)

オーディオ性能:REDMI Note 15 5Gの大音量ブーストとDolby Atmosの実力

REDMI Note 15 5Gの背面 下部。スピーカーがある。

REDMI Note 15 5Gは、薄型ボディにデュアルスピーカーを搭載し、映像体験を盛り上げるパワフルなオーディオ機能を備えています。ここでは、最大300%まで拡張可能な音量ブースト機能や実際の音質、そしてワイヤレス再生時の品質について、上位モデルProとの違いにも触れながらレビューしていきます。

迫力のデュアルスピーカーと「300%音量」の衝撃

本機は本体の上部と下部にそれぞれスピーカーを配置したステレオ仕様になっており、横持ちで動画やゲームを楽しむ際に左右から音が広がる没入感を味わえます。実際にAmazonプライムでアクション映画を視聴してみましたが、「Dolby Atmos」に対応しているおかげで、音が頭の周りを移動するような立体感があり、スマホのスピーカーとしては十分な臨場感を楽しむことができました。

注目すべきは「最大300%の音量アップ」機能です。音量ボタンを最大まで押し続けると、通常の限界を超えてブーストがかかります。料理中の換気扇の下や、騒がしい屋外でラジオを聴きたい時など、とにかく「音を聴き取りたい」という場面で非常に役立ちました。上位モデルのREDMI Note 15 Pro 5Gは「400%」まで対応していますが、正直なところ300%でも近所迷惑を気にするほどの大音量が出るため、実用面でProに劣ると感じることはありませんでした。

クリアなボーカルと薄型ボディ特有の振動

REDMI Note 15 5G 実機で音楽を再生している。

音質について詳しくチェックしていきます。中音域から高音域にかけては非常にクリアで、YouTubeの解説動画やJ-POPのボーカルは明瞭に聞き取ることができます。一方で、厚さ7.35mmという薄型設計の影響か、低音の迫力はやや控えめな印象を受けました。

特に300%モードなどの大音量時には、ドラムやベースの音が鳴るたびに筐体背面がビリビリと振動するのが指先に伝わってきます。これを迫力と捉えることもできますが、手で持って長時間視聴する場合は少し気になるポイントかもしれません。音割れに関しては、最大音量付近で高音が若干シャリつく傾向があるものの、人の声が歪んで聞き取れないといった致命的な破綻はありませんでした。

ハイレゾ対応とワイヤレス環境への移行

インターフェースに関しては、残念ながら3.5mmイヤホンジャックは搭載されていません。有線イヤホンを使いたい場合はUSB Type-C変換アダプタが別途必要になります。その代わり、ワイヤレス再生周りのスペックは充実しており、「Hi-Res Audio Wireless」認定を取得しています。

対応するBluetoothイヤホンを接続してハイレゾ音源を再生してみましたが、コーデックによる伝送の安定性も良く、遅延も気にならないレベルでした。スピーカーでの視聴はカジュアルに、音楽に没頭したい時は高音質なワイヤレスイヤホンで、という使い分けがこの端末の正しい楽しみ方だと言えます。

まとめ:オーディオ性能

  • スピーカー構成:本体上下に配置されたデュアルスピーカーにより、ステレオ再生に対応している
  • 音量機能:最大300%の音量ブーストが可能で、騒音下でも音声が聞き取りやすい
  • Proモデルとの比較:Proは最大400%まで対応しているが、本機の300%でも十分な音圧がある
  • 音質傾向:中高音域やボーカルはクリアだが、薄型ボディのため低音の厚みは控えめである
  • 筐体の振動:大音量での再生時は、背面に音の振動が伝わりやすい
  • 立体音響:Dolby Atmosに対応しており、映画などで臨場感のあるサウンドを楽しめる
  • 接続性:イヤホンジャックは非搭載だが、Hi-Res Audio Wirelessに対応しワイヤレスでも高音質再生が可能

AI機能:REDMI Note 15 5G 毎日の生活を変える「Gemini」とのスマートな生活

REDMI Note 15 5GのAI機能。画像生成。

REDMI Note 15 5Gは、Googleの最新AI「Gemini」をシステムレベルで深く統合しており、単なる検索ツールを超えた「パートナー」としての存在感を放っています。ここでは、実際に使って感じたGeminiとの連携や、視覚的な検索体験、そして上位モデルとの違いについてレビューします。

日常操作を任せられるGeminiとのシームレスな連携

まず感動したのは、Xiaomi純正アプリや普段使いのアプリとGeminiの連携のスムーズさです。電源ボタンを長押ししてGeminiを呼び出し、「明日の朝7時にアラームをセットして」や「Spotifyでリラックスできる曲をかけて」と話しかけるだけで、アプリを開くことなく操作が完了します。これまでの音声アシスタントよりも文脈理解が賢く、多少曖昧な言い方をしても意図を汲み取ってくれる点に進化を感じました。

上位モデルのREDMI Note 15 Pro 5Gと比較すると、プロセッサーの違いにより、複雑なリクエストをした際の応答速度にほんのわずかな「間」を感じることはあります。しかし、日常的なタスク処理においてはその差は微々たるもので、ミドルレンジでこれだけ快適にAIアシスタントを使えること自体が大きなメリットです。

自然な対話「Gemini Live」と便利なオーバーレイ表示

Gemini Live」による対話体験は、非常に自然でスピーディーです。まるで友人と電話で話しているかのようなテンポで会話ができ、料理中など手が離せない場面での相談相手として非常に優秀でした。また、個人的に最も利便性を感じたのが「Geminiオーバーレイ」です。例えば、YouTubeを見ている最中に気になった単語があっても、動画を閉じることなく画面上にGeminiを呼び出して質問できます。

画面の上にふんわりとレイヤーが表示され、動画の内容を邪魔せずに情報を取得できるこの体験は、一度慣れると戻れません。マルチタスクが得意な本機の8GBメモリが効いているのか、オーバーレイ表示中も動作が重くなることはなく、快適そのものでした。

直感的な「かこって検索」とクリエイティブな画像生成

REDMI Note 15 5Gのかこって検索

画面上の気になったものを丸で囲むだけで検索できる「かこって検索」も搭載されています。SNSを見ていて「このスニーカーどこのブランドだろう?」と思った瞬間に、ホームボタンを長押しして対象を囲むだけで、すぐに検索結果が表示されました。検索ワードを言語化する必要がないこの機能は、物欲を刺激される場面で最強のツールです。

また、Geminiを使った「画像生成」も試してみました。「近未来的な東京の街並み」といったテキストを入力するだけで、数秒でユニークな画像が生成されます。壁紙を作ったり、友人へのメッセージに添えたりと遊び方は無限大です。ただし、画像生成の処理時間は、高性能なAI処理性能を持つDimensity 7400-Ultraを搭載したProモデルの方が数秒速い印象を受けました。大量に生成するならProが有利ですが、たまに遊ぶ程度なら本機でも十分楽しめます。

まとめ:AI機能

  • Gemini連携:システムに統合されており、アラーム設定やアプリ操作が音声だけでスムーズに完結する
  • 対話性能:Gemini Liveにより、自然なテンポでの会話が可能で、ハンズフリー操作の利便性が高い
  • マルチタスク:オーバーレイ機能を使えば、動画やアプリを閉じることなくAIに質問ができる
  • 検索体験:かこって検索に対応しており、画像内のアイテムを直感的に検索できる
  • 画像生成:テキストから画像を生成できるが、Proモデルに比べると生成スピードはやや劣る
  • 処理速度:日常的なAI処理は快適だが、複雑なタスクではProモデルとの性能差を感じる場面もある

通信性能:REDMI Note 15 5G 物理SIM派に捧ぐ安定の接続性とGPS精度

REDMI Note 15 5Gの上部。通信性能。

REDMI Note 15 5Gは、上位モデルのPro版とはSIMやWi-Fiの仕様が大きく異なります。ここでは、実際に各キャリアのSIMを試して分かった通信の安定性や、GPSナビゲーションの精度、そしてProモデルとの決定的な違いについて詳しくレビューします。

通信バンドの対応状況と通話品質の検証

まずはモバイル通信についてです。本機は5G通信に対応しており、動画のダウンロードやWebサイトの読み込みも高速に行えます。対応バンドに関しては、au、ソフトバンク、楽天モバイルの主要バンドをカバーしており、実際にこれらの回線を使用した際は5Gエリア含め快適に繋がりました。

ただし、ドコモが使用している5G専用バンド「n79には対応していない点には注意が必要です。ドコモ回線のSIMを使用した際、5Gエリア内でも4G接続になることがありましたが、通信速度自体は日常利用に支障がないレベルを維持していました。

通話品質については、VoLTEによる音声通話を試してみましたが、音質はクリアで遅延や途切れも感じられませんでした。駅のホームなど騒がしい場所での通話でも、相手の声をしっかりと聞き取ることができ、基本性能の高さがうかがえます。

eSIM非対応もmicroSD活用でカバーするSIM構成

REDMI Note 15 5GのSIMカードトレイ

まず、購入前に最も注意すべき点はSIMカードの仕様です。上位モデルのREDMI Note 15 Pro 5GeSIMに対応していますが、本機はeSIM非対応となっており、物理的なnano SIMカードスロットのみを搭載しています。オンラインで契約して即開通といった使い方はできませんが、物理SIMを差し替えて使うことに慣れている私にとっては、特に不便は感じませんでした。

スロットは「nano SIM 2枚」または「nano SIM 1枚 + microSDカード」という排他利用の構成です。ProモデルはmicroSD非対応なので、通信用のSIMを1枚挿しつつ、空いたスロットでストレージを拡張できるのは、データを多く持ち歩くユーザーにとって無印ならではの大きなメリットです。

Wi-Fi 5でも実用十分な速度とBluetoothの接続性

Wi-Fi性能に関しては、Proモデルが最新のWi-Fi 6に対応しているのに対し、REDMI Note 15 5GWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)までの対応となります。スペック上は見劣りしますが、自宅のWi-Fi環境で4K動画のストリーミング再生を行ってもバッファリングで止まることはなく、実用上の速度は十分確保されています。複数のデバイスを同時接続した状態でも、極端な速度低下は感じられませんでした。

Bluetoothのバージョンは5.1を採用しています(Proは5.4)。ワイヤレスイヤホンを接続して満員電車で通勤してみましたが、人混みの中でも接続が途切れたり音飛びしたりすることは一度もなく、非常に安定しています。最新規格ではありませんが、日常使いにおける接続性は信頼できるレベルです。

複雑なルートも迷わず案内するGPS精度

GPSの精度を確かめるため、高層ビルが立ち並ぶ都市部でGoogleマップのナビ機能を使ってみました。ビルの谷間や高架下など、電波状況が悪くなりやすい場所でも現在地を見失うことはほとんどなく、交差点での右左折のタイミングも正確に案内してくれました。

スペック表では上位モデルのProにある「QZSS(みちびき)」の記載が本機には見当たりませんが、実際に使っていてナビが暴れるような挙動はありませんでした。徒歩でのナビゲーションはもちろん、車載ホルダーにセットしてカーナビ代わりに使用した際も、追従性は良好でスムーズに目的地までたどり着けました。

まとめ:通信性能

  • 5G通信:主要キャリアに対応するが、ドコモの5G専用バンド「n79」には非対応である
  • SIM構成:eSIMには非対応だが、nano SIM×2またはnano SIM+microSDの構成が可能
  • Proとの違い(SIM):ProはeSIM対応だがmicroSD非対応、無印は物理SIMのみだがmicroSD対応という明確な住み分けがある
  • 対応バンド:主要キャリアに対応するが、ドコモの5Gバンド「n79」には非対応である
  • Wi-Fi規格:Wi-Fi 5(ac)までの対応だが、動画視聴などに必要な通信速度は十分に確保されている
  • Bluetooth:バージョン5.1に対応し、混雑した場所でもワイヤレスイヤホンの接続は安定している
  • GPS精度:ビル街や高架下でも現在地のズレは少なく、ナビゲーション用途として問題なく使用できる

OSと機能:REDMI Note 15 5Gの最新HyperOSと見逃せないFeliCa非対応の注意点

REDMI Note 15 5Gの画面にXiaomi HyperOS 2と書かれている。

REDMI Note 15 5Gは、最新のAndroid 15をベースにした「Xiaomi HyperOS 2」を搭載しており、洗練されたUIと長期的なサポートが魅力です。しかし、日本市場において非常に重要な「おサイフケータイ」の有無に関しては、上位モデルとの明確な差別化が図られています。ここではOSの使い勝手から生体認証、そして購入前に必ず知っておくべき機能差についてレビューします。

直感的な操作感のXiaomi HyperOS 2

搭載されているOSは、Android 15ベースの「Xiaomi HyperOS 2」です。全体的なUIデザインは非常にモダンで洗練されており、アイコンのアニメーションなども滑らかです。特徴的なのは通知センターとコントロールセンターの操作方法で、画面上部の左側をスワイプダウンすると「通知」、右側をスワイプダウンすると「コントロールセンター」が表示される仕様になっています。

最初はどちらを下ろせばいいのか戸惑うこともありましたが、慣れてくると通知を確認したい時と設定を変えたい時を直感的に使い分けられるようになりました。設定メニューなどはXiaomi独自のカスタマイズが施されていますが、項目は見やすく整理されており、初めてXiaomi端末を使う方でも迷うことは少ないでしょう。

REDMI Note 15 5GのUI画面。

安心の長期アップデート保証

長く使い続けたいユーザーにとって嬉しいのが、充実したアップデート保証です。本機は最大4年間のOSアップデートと、6年間のセキュリティパッチ提供が謳われています。これは上位モデルであるREDMI Note 15 Pro 5Gと同等の手厚いサポート体制です。

エントリーからミドルレンジのスマートフォンでは、OSアップデートが1~2回で終了してしまうことも珍しくありません。そんな中、最新の機能を長期間享受でき、セキュリティリスクからも守られるという点は、端末を長く愛用する上で非常に大きな安心材料になります。

要注意!おサイフケータイには非対応

REDMI Note 15 5Gの設定画面

購入を検討する上で最も注意が必要なのが、決済機能です。上位モデルのPro版は「おサイフケータイ(FeliCa)」に対応していますが、REDMI Note 15 5Gはおサイフケータイ非対応となっています。

実際に駅の改札やコンビニでスマホをかざして決済しようとしても、本機では反応しません。SuicaやPASMO、iD、QUICPayなどを日常的に利用している方は、Proモデルを選ぶ必要があります。ただし、多機能NFC自体は搭載されているため、Visaのタッチ決済や、スマートタグの読み取りなどは問題なく利用できました。QRコード決済メインの方や、サブ機として運用する方であれば、この欠点は気にならないかもしれません。

快適な画面内指紋認証と顔認証

REDMI Note 15 5Gの画面内指紋認証 設定画面

生体認証は、画面内指紋認証AI顔認証の両方に対応しています。画面内指紋センサーは光学式で、指を置いた瞬間の反応速度は非常に良好です。保護フィルムを貼った状態でも認識率は落ちず、ロック解除でストレスを感じることはありませんでした。

顔認証に関しても精度が高く、スマホを持ち上げると同時に画面が点灯し、一瞬でロックが解除されます。マスクを着用した状態でもスムーズに認証してくれるため、外出先でもパスコードを入力する手間が省け、非常に快適に使用できました。

家電操作も可能な赤外線ブラスター

Xiaomiスマートフォンの隠れた便利機能として、「赤外線ブラスター」もしっかり搭載されています。プリインストールされている「Miリモート」アプリを使えば、テレビやエアコンなどの家電製品をスマホから操作できます。

実際に自宅のエアコンのリモコンが見当たらない時に、この機能を使って操作してみましたが、メーカーを選択するだけですぐにリモコンとして機能し、その便利さを実感しました。また、仮想近接センサーや環境光センサーなどの各種センサーも搭載されており、通話中に頬で画面を誤タッチしてしまうといったトラブルも起きず、基本機能もしっかり作り込まれている印象を受けました。

まとめ:OSと機能

  • OS:最新のAndroid 15ベースのXiaomi HyperOS 2を搭載し、モダンで直感的なUIを採用
  • アップデート:4年間のOS更新と6年間のセキュリティ更新が保証されており、Proモデル同様に長く安心して使える
  • 決済機能:おサイフケータイ(FeliCa)は非対応であり、Proモデルとの最大の違いとなっている
  • NFC:決済以外のNFC機能は利用可能で、タッチ決済(クレジット)やタグ読み取りには対応
  • 生体認証:画面内指紋認証とAI顔認証の両方に対応し、どちらも高速かつ高精度に動作する
  • 便利機能:赤外線ブラスターを搭載しており、スマホを家電のリモコン代わりに使用できる

検証してわかったREDMI Note 15 5Gのメリット・デメリット

REDMI Note 15 5G 実機 グレイシャーブルーを手で持つ。背面が見える。

実際にREDMI Note 15 5Gを使用し、その性能や使い勝手を徹底的に検証しました。上位モデルであるPro版との比較を通じて見えてきた、本機ならではの強みと、購入前に知っておくべき弱点を包み隠さず解説します。日常使いにおける快適さやコストパフォーマンスの高さを実感する一方で、機能面での明確な割り切りも確認できました。

メリット(長所、利点)

メリット1:最大1TBのmicroSDカード対応(Proモデルは非対応)

本機を選ぶ最大の理由の一つが、ストレージの拡張性です。REDMI Note 15 5Gは最大1TBまでのmicroSDカードに対応しており、写真や動画、ゲームデータなどを手軽に保存できます。

一方、上位モデルのREDMI Note 15 Pro 5GはmicroSDカードスロットを搭載していません。クラウドストレージに頼らず、物理カードで安価に容量を増やせる点は、データを大量に持ち歩きたいユーザーにとって、Proモデルにはない無印モデルだけの大きなアドバンテージとなります。

メリット2:重量178gの圧倒的な軽さと薄さ(Proモデルは210g)

筐体の携帯性に関しては、無印モデルがProモデルを圧倒しています。REDMI Note 15 5Gは重量約178g、厚さ7.35mmという非常にスリムで軽量な設計を実現しています。

対してProモデルは約210gあり、手に持った時のずっしり感が全く異なります。エッジディスプレイによる持ちやすさも相まって、長時間片手で操作しても手首が疲れにくいのは本機の大きな魅力です。毎日持ち歩くデバイスだからこそ、この軽快さはスペック表の数値以上に快適さに直結します。

メリット3:進化したカメラ性能(Proモデルは2億画素だが実用十分)

カメラ性能も前モデルや競合機種と比べて大きく進化しています。メインカメラには1億800万画素の大型センサーを搭載しており、細部までくっきりとした高精細な写真が撮影できました。特に便利だったのが、センサー内クロップを利用した3倍光学レベルズームです。

Proモデルはさらに高画素な2億画素カメラを搭載していますが、本機の1億画素でも日常の記録には十分すぎるクオリティです。望遠レンズがなくても、劣化の少ないズームで料理やペットに寄れるため、撮影の幅が広がったと感じました。

メリット4:高い耐久性と実用性(ProモデルはIP68だが独自機能あり)

「永く使える、頑丈スマホ」というコンセプト通り、耐久性への配慮も大きなメリットです。IP66の防水防塵性能に加え、前面には大理石への1.7mからの落下にも耐えうる高耐久ガラスを採用し、SGSの耐衝撃・耐落下認証も取得しています。濡れた手や油分が付いた状態でも正確に反応する「ウェットタッチテクノロジー2.0」により、雨の日でもストレスなく操作できました。

Proモデルはより強力なIP68(完全防水)に対応していますが、本機も50項目以上の厳格な品質テストをクリアしており、高強度マザーボードや強化ミッドフレームによる堅牢な内部構造を備えています。さらに、高周波振動でスピーカーの水滴や埃を除去する「ワンタッチ排水・除塵」機能など、実用的なメンテナンス機能も魅力です。

メリット5:長期のサポート体制(Proモデルと同等の保証)

ミドルレンジモデルながら、フラッグシップ並みの長期サポートが約束されている点も大きな評価ポイントです。最大4年間のOSアップデートと、6年間のセキュリティパッチ提供が保証されています。

これは上位モデルのPro版と同じ条件であり、安価なモデルだからといってサポート期間が短いという心配はありません。最新のAndroid機能を長く楽しめるため、一つの端末を大切に使い続けたいユーザーにとっては非常にコストパフォーマンスの高い選択肢となります。

デメリット(短所、欠点)

デメリット1:おサイフケータイ(FeliCa)非対応(Proモデルは対応)

日本市場において最も大きな欠点と言えるのが、FeliCa(おサイフケータイ)への非対応です。電車やバスでの改札通過、コンビニでのiDやQUICPay決済など、スマホ一台で支払いを完結させたいユーザーにとっては致命的になり得ます。

上位モデルのREDMI Note 15 Pro 5Gはしっかりとおサイフケータイに対応しているため、この機能が必須であれば迷わずProモデルを選ぶべきです。本機でもVisaのタッチ決済などは利用可能ですが、Suicaなどの交通系ICカードが使えない点は、メイン機としての運用を躊躇させる要因となります。

デメリット2:eSIM非対応で物理SIMのみ(ProモデルはeSIM対応)

通信契約の柔軟性に関しても、Proモデルとの差があります。REDMI Note 15 5GはeSIMに対応しておらず、物理的なnano SIMカードのみの対応となります。

ProモデルはeSIMに対応しているため、オンラインで契約して即座に開通させたり、海外旅行時に現地のデータプランを簡単に追加したりといった使い方が可能です。本機でデュアルSIM運用をする場合は2枚の物理カードを用意する必要があり、スロットの片方がmicroSDカードと排他利用になるため、SDカードとの併用時に2回線同時待ち受けができない点にも注意が必要です。

デメリット3:防水性能はIP66止まり(ProモデルはIP68完全防水)

耐久性の面では、防水防塵性能にグレードの差があります。本機はIP66等級で、激しい雨や水流には耐えられますが、水没に対する保護までは保証されていません。

一方、ProモデルはIP66に加えてIP68等級にも対応しており、継続的な水没にも耐えうる完全防水性能を持っています。お風呂での使用や、水辺のアクティビティなどで万が一水に落としてしまった場合のリスクを考えると、Proモデルの方が安心感は高いです。日常的な雨程度なら本機でも問題ありませんが、過信は禁物です。

デメリット4:ワイヤレス充電は非対応(Proモデルも非対応)

充電機能に関して、本機はワイヤレス充電(Qi)には対応していません。ケーブルを繋がずに置くだけで充電できる利便性は享受できないため、毎回のケーブル接続が必要です。

また、リバース充電機能は搭載していますが、これもケーブルを介した有線接続のみの対応となります。もっとも、Proモデルも含めてこの価格帯のRedmi Noteシリーズではワイヤレス充電が省略されることが一般的ですので、本機特有の欠点というよりは、コストカットの結果と言えるでしょう。

デメリット5:ドコモの5G専用バンド「n79」非対応(ドコモユーザーは注意)

通信周波数帯において注意が必要なのが、ドコモが主要な5Gバンドとして使用している「n79」に対応していない点です。

au、ソフトバンク、楽天モバイルの回線では問題なく5G通信が可能ですが、ドコモ回線のSIMカードを使用した場合、エリアによっては5Gが入らず4G接続になることが多々あります。通信速度自体は極端に遅くなるわけではありませんが、ドコモの「瞬速5G」エリアで恩恵を受けられないため、ドコモ系SIMをメインで使う予定の方は、対応バンドが充実しているProモデルや他の機種を検討する必要があります。

デメリット6:充電器の別売り(45W出力には別途購入が必要)

本機は最大45Wの急速充電に対応していますが、その性能を発揮するためのACアダプター(充電器)はパッケージに同梱されていません。

以前のモデルでは充電器が付属していることが多かったため、買い替えユーザーは注意が必要です。手持ちの古い充電器では充電速度が遅くなる可能性があり、45Wのスピードを体感するには、別途PD対応の充電器を購入するコストがかかります。すぐに急速充電を使いたい場合は、本体と同時に充電器も用意する必要があります。

デメリット7:エッジディスプレイの操作性(Proモデルはフラット)

ディスプレイ形状に関しても好みが分かれるポイントです。本機は左右が湾曲した3D曲面ディスプレイ(エッジディスプレイ)を採用しており、見た目の高級感や持ちやすさは抜群です。

しかし、画面の端まで表示領域があるため、片手操作時に手のひらが触れて誤操作が発生しやすいという欠点もあります。また、画面のカーブに合わせた保護ガラスフィルムの種類が少なく、貼り付けの難易度も高めです。Proモデルはフラットディスプレイを採用しており、操作性やフィルムの選びやすさを重視するならProの方が扱いやすいと感じるかもしれません。

まとめ:メリット・デメリット

REDMI Note 15 5Gを検証して分かったのは、この端末が「機能を厳選した軽量・実力派モデル」であるということです。おサイフケータイやeSIM、完全防水といった付加価値をProモデルに譲る一方で、microSDカード対応や薄型軽量ボディといったProにはない明確な実用的なメリットを持っています。

特に、重いスマホが苦手な方や、写真や動画をSDカードにたっぷり保存したい方にとっては、Proモデルよりも魅力的な選択肢になり得ます。逆に、決済機能をスマホに集約したい方や、ドコモ回線で5Gをフル活用したい方は、迷わずProモデルを選ぶべきでしょう。自分のライフスタイルにおいて「何を重視し、何を妥協できるか」がはっきりしていれば、本機は価格以上の満足度を提供してくれる一台です。

REDMI Note 15 5GとREDMI Note 15 Pro 5Gの違い

REDMI Note 15 5Gと上位モデル REDMI Note 15 Pro 5Gの違い。表でまとめたもの。

REDMI Note 15 5Gのスペック(仕様)

  • ディスプレイ: 6.77インチ 有機EL(AMOLED), FHD+(2392×1080), 120Hz, 3200nits
  • CPU: Qualcomm Snapdragon 6 Gen 3 (4nmプロセス, オクタコア)
  • GPU: Adreno GPU
  • RAM(メモリ): 8GB (LPDDR4X), 仮想メモリ拡張対応
  • ストレージ: 256GB / 512GB (UFS 2.2), microSDカード対応(最大1TB)
  • バッテリー: 5520mAh (標準値), シリコンカーボンバッテリー
  • 駆動時間: 最大1.58日間 (PCMark実測: 20時間45分), 動画再生最大21時間
  • 充電: 45W急速充電 (アダプタ別売), 18Wリバース充電
  • 背面カメラ: メイン1億800万画素(f/1.7) + 超広角800万画素(f/2.2)
  • 前面カメラ: 2000万画素(f/2.2)
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 5 (802.11a/b/g/n/ac), Bluetooth 5.1
  • GPS: 対応 (GPS, GLONASS, Beidou, Galileo)
  • NFC: 対応 (※FeliCa/おサイフケータイは非対応)
  • インターフェース: USB Type-C (OTG対応), イヤホンジャックなし
  • センサー: 画面内指紋, 加速度, ジャイロ, 近接, 環境光, 電子コンパス, 赤外線
  • スピーカー: ステレオデュアルスピーカー, Dolby Atmos, ハイレゾ認証
  • 機能: 赤外線ブラスター, ウェットタッチ2.0, スピーカー清掃機能
  • 防水防塵: IP66 (耐水・防塵)
  • 冷却システム: 詳細な記載なし (4nmプロセスによる低発熱設計)
  • 生体認証: 画面内指紋認証, AI顔認証
  • OS: Xiaomi HyperOS 2 (Android 15ベース)
  • サイズ: 高さ162.4mm x 幅75.7mm x 厚さ7.35mm
  • 重量: 約178g
  • カラー: グレイシャーブルー, ミストパープル, グラファイトブラック
  • 付属品: 保護ケース, 画面保護フィルム(貼付済), SIMピン, ガイド類 (※充電器なし)
  • モバイル通信(5G/4G/3G): 5G / 4G (LTE) / 3G (WCDMA)
  • SIMカード: nano SIM x 2 (スロット2はmicroSDと排他), eSIM非対応
  • 対応バンド:
    5G: n1/2/3/5/7/8/12/20/26/28/38/40/41/48/66/77/78
    4G: LTE FDD: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66, TDD: B38/40/41/42/48
    3G: WCDMA: B1/2/4/5/6/8/19

REDMI Note 15 5Gの評価

REDMI Note 15 5G 実機を手で持つ。UI画面。

8つの評価基準で「REDMI Note 15 5G」を5段階で評価してみました。

項目別評価

ディスプレイ:★★★★★ 120Hzのリフレッシュレートと有機ELの鮮やかさは価格以上です。エッジディスプレイによる没入感も高く評価できます。

パフォーマンス:★★★★☆ Snapdragon 6 Gen 3搭載で日常動作は非常に快適です。原神などの重いゲームも設定次第で遊べるレベルです。

耐久性: ★★★★☆ IP66の防水性能とウェットタッチ2.0で雨の日も安心です。5年間のバッテリー寿命保証も長く使う上で大きな魅力です。

デザイン:★★★★★ 約178gの軽さと7.35mmの薄さは驚異的です。長時間持っても疲れにくく、携帯性はProモデルを凌駕します。

通信・接続性:★★★☆☆ 物理SIM2枚またはmicroSDカードの利用が可能ですが、eSIM非対応かつドコモの5G(n79)非対応な点は注意が必要です。

機能:★★★☆☆ おサイフケータイ(FeliCa)非対応が日本市場では痛手です。ワイヤレス充電もありませんが、AI機能は充実しています。

使いやすさ:★★★★☆ Xiaomi HyperOS 2は直感的で、45W急速充電も便利です。ただし充電器が別売りである点はマイナスです。

コストパフォーマンス:★★★★☆ 約4.5万円でこのディスプレイ品質と軽量ボディは優秀ですが、決済機能重視の人にとっては評価が分かれます。

総評:★★★★☆

軽量ボディと視覚体験、実用的なタフネス性能

REDMI Note 15 5Gの最大の魅力は、なんといってもその「軽さ」と「画面の美しさ」です。重量約178gの軽量ボディは、毎日持ち歩くデバイスとしてストレスを感じさせません。ディスプレイはProモデル譲りの有機ELを採用しており、屋外でも見やすい輝度と滑らかな表示で、動画視聴やSNS閲覧が快適に行えます。

また、耐久性に関してもIP66の防水防塵に対応しており、IP68のProモデルには劣るものの、日常的な水濡れには十分対応できます。バッテリー持ちも優秀で、5520mAhの大容量バッテリーと省電力プロセッサの組み合わせにより、ヘビーに使っても1日余裕で持つスタミナを実現しています。

妥協のないカメラと安心の長期サポート

カメラ性能についても、1億800万画素のメインカメラを搭載し、ズームレンズなしでも鮮明な3倍ズーム撮影が可能です。AI消しゴムなどの編集機能も実用的で、SNS映えする写真を簡単に作成できます。

さらに注目すべきは、ミドルレンジ価格帯でありながら「4年間のOSアップデート」と「6年間のセキュリティアップデート」が保証されている点です。安価なスマホはサポートが短いという常識を覆し、ハードウェアの寿命と合わせて長く安心して使い続けられる体制が整っています。

購入前の注意点:使いづらい点はどこか?

購入にあたって最も注意すべき点は、Proモデルと違い、「おサイフケータイ(FeliCa)非対応」と「eSIM非対応」であることです。Suicaなどの交通系ICや、iDなどのタッチ決済をスマホで完結させたい場合はProモデルをおすすめします。また、ドコモ回線の5G専用バンド(n79)に対応していないため、ドコモ系SIMを使用する場合は通信エリアの恩恵をフルに受けられない可能性があります。

ハードウェア面では、エッジディスプレイ特有の誤タッチや、保護フィルムの貼りにくさ、そして充電器が別売りである点も、人によってはデメリットとなるでしょう。

こんな人におすすめ:動画やSNSを、身軽に楽しみたい人へ

REDMI Note 15 5Gは、一言でいえば「スマホ決済は使わないけれど、動画やSNSは最高の性能で楽しみたい」という方にぴったりの一台です。

驚くほど薄くて軽いボディに、映画館のように鮮やかな大画面を詰め込んでいるのが最大の特徴です。おサイフケータイ機能がない分、この価格帯ではありえないほど贅沢な「画面の美しさ」と「持ちやすさ」を実現しており、長時間動画を見ていても手が疲れにくいのが大きなメリットです。

さらに、Proモデルにはない「microSDカード」が使える点も見逃せません。お気に入りの動画をダウンロードして持ち歩いたり、高画質な写真を際限なく保存したりと、自分だけの楽しみをたっぷりと詰め込めます。用途を絞ることで、特定の好みに驚くほど深く刺さる、非常に潔いスマートフォンといえます。

シャオミ(Xiaomi) SIMフリー スマートフォン REDMI Note 15 5G 8+512GB Snapdragon 6 Gen 3 薄型軽量 5520mAhバッテリー 6.77インチAMOLEDディスプレイ 1億800万画素 IP66防滴防塵

REDMI Note 15 5G / Pro 5Gの価格・購入先

REDMI Note 15 5Gのブラックとミストパープル

※価格は2026/01/20に調査したものです。価格は変動します。

REDMI Note 15 5G

シャオミオンラインストア

  • 8GB+256GBモデルで44,980円(税込)、
  • 8GB+512GBモデルで49,980円(税込)、

で販売されています。

シャオミオンラインストアで「REDMI Note 15 5G」をチェックする

ECサイト(Amazon、楽天、ヤフー)

  • Amazonで49,980円(税込)、
  • 楽天市場で44,980円~(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで54,980円、

で販売されています。

Amazonで「REDMI Note 15 5G」をチェックする

楽天市場で「REDMI Note 15 5G」をチェックする

ヤフーショッピングで「REDMI Note 15 5G」をチェックする

AliExpressで「REDMI Note 15 5G」をチェックする

米国 Amazon.comで「REDMI Note 15 5G」をチェックする

REDMI Note 15 Pro 5G

シャオミオンラインストア

  • 8GB+256GBモデルで54,980円(税込)、
  • 8GB+512GBモデルで64,980円(税込)、

で販売されています。

シャオミオンラインストアで「REDMI Note 15 Pro 5G」をチェックする

ECサイト(Amazon、楽天、ヤフー)

  • Amazonで54,980円、
  • 楽天市場で54,980円、
  • ヤフーショッピングで54,980円、

で販売されています。

Amazonで「REDMI Note 15 Pro 5G」をチェックする

楽天市場で「REDMI Note 15 Pro 5G」をチェックする

ヤフーショッピングで「REDMI Note 15 Pro 5G」をチェックする

AliExpressで「REDMI Note 15 Pro 5G」をチェックする

米国 Amazon.comで「REDMI Note 15 Pro 5G」をチェックする

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REDMI Note 15 5G / Pro 5Gを安く買う方法

Xiaomi公式サイト (mi.com)

Xiaomi公式サイト (mi.com)では、新製品発売記念として、サイト内で配布されている10%OFFクーポンを利用可能です。

また、購入時に付与されるMiポイントが通常の2倍になります。

さらに最大36回払いなどの分割手数料が無料になるプランも用意されています。この機会にぜひ利用してみてください。

発売記念プレゼントもあり!

Xiaomi公式サイト(mi.com)やAmazon、楽天市場、家電量販店などで購入すると、期間限定で以下の特典が受けられます。

対象モデル,特典内容,期間(購入/応募)

REDMI Note 15 5G

  • 67W 急速充電器・ケーブルセット
  • 購入:2/1(日)まで応募:2/15(日)まで

REDMI Note 15 Pro 5G

  • REDMI Buds 5 Pro (ワイヤレスイヤホン)
  • 購入:2/1(日)まで応募:2/15(日)まで

どちらも約5,000円〜1万円相当の周辺機器が無料で手に入れられるチャンスです。ぜひ利用してみてください。

おすすめのライバル機種を紹介

REDMI Note 15 5G / Pro 5G」に似た性能をもつスマートフォンも販売されています。ぜひ比較してみてください。

Redmi Note 14 Pro 5G

Xiaomiから発売された6.67インチの5Gスマートフォンです(2025年3月22日発売)。

Xiaomi HyperOS(Android 14ベース)、Dimensity 7300-Ultra、8GB/12GBメモリ、最大輝度3000nitのCrystalRes AMOLED液晶 (120Hz, 最大3000nits, Gorilla® Glass Victus® 2, Dolby Vision®など)、256GB/512GBストレージ、5110 mAhバッテリー、背面2億画素+800万画素+200万画素の3眼カメラ、前面2000万画素のフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能(かこって検索、AI消しゴムPro、Geminiなど)、IP68防水防塵、45Wターボチャージ、Corning Gorilla Glass Victus 2、最大4倍のロスレスズーム、AIビューティーモード、4K動画撮影(24/30fps)、1080p(120fps)のスローモーション撮影、

X軸リニアモーター、冷却システム、画面内指紋センサー、AI顔認証、NFC、最大3回のOSアップデートと4年間のセキュリティパッチ、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。

✅価格は、Amazonで40,400円(税込)、楽天市場で45,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで41,979円、です。

👉関連記事:Redmi Note 14 Pro 5G徹底レビュー!前モデルとの違いを比較

Amazonで「Redmi Note 14 Pro 5G」をチェックする

REDMI 15 5G

Xiaomiから発売された6.9インチの5Gスマートフォンです(2025年12月19日発売)。

Xiaomi HyperOS 2 (Android 15ベース)、Qualcomm Snapdragon 6s Gen 3、4GB/8GBメモリ、2340 x 1080 pxのFHD+ 液晶(最大144Hz)、128GB/256GBストレージ、7000 mAhバッテリー、背面5000万画素メイン+補助レンズの2眼カメラ、前面800万画素のフロントカメラを搭載しています。

また、33W急速充電、18Wリバース充電、リフレッシュレート最大144Hz、IP64防水防塵、モノラルスピーカー(200%音量アップ、Dolby Atmos対応)、AI機能(Gemini オーバーレイ、Google Gemini連携、「かこって検索」、自動ナイトモード、AI消しゴム(8GBモデルのみ)、AIスカイ)に対応。

おサイフケータイ (FeliCa)、ウェットタッチテクノロジー2.0、ストレージ拡張(最大2TB)、メモリ拡張、赤外線ブラスター、側面指紋認証、AI顔認証、USB Type-C、eSIM、5G通信、Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz+5GHz)、Bluetooth 5.1、GPSにも対応しています。

✅価格は、Amazonで36,980円(税込)、楽天市場で31,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで31,980円(送料無料)、です。

👉関連記事:REDMI 15 5G 徹底レビュー!バッテリー、スピーカーの劇的進化と欠点

Amazonで「REDMI 15 5G」をチェックする

POCO M8 5G

POCOから発売された6.67インチの5Gスマートフォンです(2026年1月8日発売)。

Xiaomi HyperOS 2 (Android 15ベース)、Qualcomm Snapdragon 6 Gen 3、8GBメモリ、120Hz駆動の3Dカーブ有機EL (AMOLED)、256GBストレージ、5520mAhバッテリー、背面50MP+2MPの2眼カメラ、前面20MPのフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能(システムに統合されたGemini、「AI強化ポートレート鮮明化」、「AI消しゴム」、「かこって検索」)、「Dynamic Shots 2.0」、最大45W急速充電、18W有線リバース充電、ゲームターボモードに対応。

デュアルステレオスピーカー、ボリュームブースト機能、ハイレゾワイヤレス、IP66防水防塵、NFC、最大1TBまでのストレージ拡張、「Wet Touch 2.0」、IRブラスター、画面内指紋認証、AI顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.1、GPSにも対応しています。

✅価格は、Amazonで36,980円(税込)、楽天市場で36,980円(送料無料)、AliExpressで41,128円、です。

👉関連記事:POCO M8 5G 徹底レビュー!超明るい画面とAIが魅力の3万円台スマホ

Amazonで「POCO M8 5G」をチェックする

Xiaomi 15T

Xiaomiから発売された6.83インチの5Gスマートフォンです(2025年9月26日発売)。

Android 15 (Xiaomi HyperOS 2)、MediaTek Dimensity 8400-Ultra、12GBメモリ、2772×1280 pxの有機EL液晶、256GB / 512GBストレージ、最大13.19時間(連続使用時)駆動する5,500mAhバッテリー、背面50MP+50MP+12MPのライカ監修3眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能(Xiaomi HyperAI、AI文章生成、AI音声認識、AI通訳、AI検索、AIダイナミック壁紙、Google Gemini)、AIディスプレイ機能、リフレッシュレート:最大120Hz、カメラの新センサー「Light Fusion 800」、光学2倍ズーム、動画プロモード(Log撮影、LUTインポート対応)、ShootSteady(動画手ブレ補正)、Xiaomi 3D IceLoop冷却システムに対応しています。

また、67W急速充電、画面内指紋認証、AI顔認証、IP68防水防塵、NFC、X軸リニア振動モーター、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 6E、Bluetooth 6.0、GPS (L1+L5)にも対応しています。

✅価格は、Amazonで64,800円(税込)、楽天市場で64,980円(送料無料・15T)、ヤフーショッピングで64,800円、です。

👉関連記事:Xiaomi 15T 徹底レビュー!6万円台ライカ機のコスパを14T比較で評価

Amazonで「Xiaomi 15T」をチェックする

他のシャオミ スマホと比較

他にもシャオミのスマートフォンが販売されています。2025、2024モデルもあるのでぜひ比較してみてください。

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この記事を書いた人:秋葉原ぶらり

ガジェットブロガー / 動画クリエイター。2014年からブログを開始。以来、Android端末やWindowsデバイス、ゲーム製品、Apple製品、PC周辺機器などのレビューを発信し続けている。目標は東京「秋葉原」をぶらぶらと探索する楽しさを、そのままネット上で体験できるようにすること。趣味は、写真、プログラミング、読書、小説やエッセイの文筆、デザイン制作など多岐にわたる。最新の更新情報はX:旧Twitter(URL:https://x.com/akiba_burari)やThread(URL:https://www.threads.com/@akibaburari)、でも発信中。
動画はYouTubeで(https://www.youtube.com/@秋葉原ぶらり)公開中。